キャッスレス決済サービス「メルペイ」の利用者数は、開始7カ月で400万人を突破しており、来年2020年には1000万人突破を見込んでいます。そんなメルペイの新たな事業の発表が、2019年9月18日「MERPAY CPMONFERENCE 2019」でおこなわれました。
メルペイあと払い、2020年初頭に「分割」支払い機能をリリース
メルペイカンファレンス2019にて。メルペイの利用者数は現在(2019年9月時点)で400万人を突破
メルカリでの買い物をまとめて後から支払える利便性から、利用者数が拡大してきた「メルペイあと払い」ですが、さらなるサービス拡張策として、「分割支払い」機能が2020年初頭にリリースされる予定です。
分割機能は返済期限や回数も自由に設定できる
メルペイあと払いの「分割払い機能」ではユーザー自身が利用上限金額を設定できます。他にも支払い期間や回数、毎月の支払い金額などの設定も可能です。また、分割金額を繰り越し返済することもでき、期限より早く返済を完了すれば、メルカリポイントを受け取れるメリットもあります。
支払い方法がより柔軟化されたことで、これまで手に届かなかった商品を必要なタイミングで購入できるようになると見込んでいます。なお、分割手数料や、分割払いの与信枠などに関しては現段階では検討中のようです。
購入商品や支払い状況が見える化される
メルカリの購入履歴や商品ごとの支払い状況は一覧で管理されており、アプリの管理画面からすぐに確認可能。あと払いや分割払いなどを同時に複数利用するような場合でも、ユーザー自身が利用と支払いを管理できるようポートされています。
メルペイ決済が使えるECサイトが増加、ふるさとチョイスにも適用
メルペイはこれまで実店舗でのiD決済やメルペイコード払いが中心でした。今後は、50を超えるECサイトでメルペイが使えるようになります。
ECサイトは「ANAP」や「earth music&ecology」などのファッション領域がメイン。2020年には、メルペイを利用して購入したアパレルなどの商品履歴のデータが、メルカリに連携されるようになる予定です。たとえば、その商品が要らなくなった場合に、メルペイで購入したときの商品情報を利用して、メルカリ出品する際の金額設定や商品説明をスムーズにおこなう機能が追加されます。
また、メルペイ決済導入ECサイトには「ふるさとチョイス」も加わります。メルカリでの売上金(メルペイ残高)を使って自治体への寄付ができるというわけです。