利用に問題が発生していたRazikoが22日、最新バージョンの1.0.18にアップデートされた。前バージョン時に比べて、利用できるようになるまでの手順や方法が簡素化されている。
Razikoは4月9日以降、radiko.jp for Androidの公式アプリがアップデートされたことに伴い、一般ユーザーが気軽に利用できるとは言い難い状況が続いていた。
バージョン1.0.17の時点では、root化した端末を用意するか、PCで「Chrome APK Download」というツールを用いて「radiko.jp for Android」のパッケージを入手する必要があるなど、利用までの手順や方法は複雑で敷居の高いものとなっている。
しかし今回のアップデートで、「radiko.jp Installer」を用いることにより、Android2.3以上の端末ではPC(Chrome APK Download)やroot化なしでRazikoを利用できるようになった。
Razikoアプリ、および「radiko.jp Installer」が提供されている開発者のサイトの指示に従って設定を行えば、比較的シンプルに完了できる。
設定の大まかな流れ
- 最新版「Raziko」と「radiko.jp for Android」をGoogle Playストアからインストールする
- Razikoを起動し、アプリの指示に従って開発者の提供するサイトへ飛び「radiko.jp Installer」をダウンロードする
- 「radiko.jp Installer」を実行し、Google Playストアから「radiko.jp for Android」のパッケージ(apk)をダウンロードする
- 上書きする形でパッケージをインストールし、再度Razikoを実行すれば利用できるようになる
詳細については、前述の開発者によるサイトに詳しく説明されているので、そちらを参照されたい。
radiko.jp Installerとは
「radiko.jp Installer」は、Chrome APK Downloaderと同様の手法で、Google Playストアから「radiko.jp for Android」アプリケーションをダウンロードする仕組み。Android端末で用いる。
したがって、実行(radiko.jp for Androidのダウンロード)にあたってはGoogleアカウントでのログインが必要となり、Googleアカウント名およびDevice IDを端末より取得し、パスワードも要求する。
開発者によれば、パスワードはGoogleサービスへのログインにのみ利用するものであるとのことで、ソースコードおよびバイナリも公開している。
また気になる人は、別途Googleアカウントを本ツールのためだけに取得して端末に登録し、そのアカウントで一度「radiko.jp for Android」をインストールしてから使う方法もある。
アップデートにより利用のハードルがかなり下がったといえるRazikoだが、いずれにせよ各自の責任・判断において利用する必要があるだろう。