イー・アクセスが2012年3月から高速データ通信サービスLTEの提供を開始する。
イー・アクセスは2012年3月からLTEのサービス提供を開始する。実現すれば、既にXi(クロッシィ)というサービス名でLTEサービスを提供中のドコモに次いで2社目のLTE対応ということになる。
イー・アクセスは、現行の通信に利用している周波数1.7GHz帯を一部LTE用に振り分ける。基地局の新設置は必要なく、既存設備の改良で対応できるとのこと。来年3月に都内等でサービス提供を開始し、12年度末にも人口カバー率70%を目指す。
なお、11月1日から首都圏で試験運用を開始している。
注目は通信速度。イー・アクセスのLTEは対応エリア全域で最大スループット75Mbpsという高速通信を実現する。ドコモのXiは、現時点では、最大スループット75Mbpsで利用可能なエリアは羽田空港などの一部屋内エリアに限られており、ほとんどの対応エリアでは37.5Mbpsにとどまる。
ドコモは2日に2012年度中にLTEの通信速度を100Mbpsまで引き上げると発表し、ソフトバンクも同日にLTE参入を発表するなど、LTEに関する動きが各社活発になっている。