Netflix(ネットフリックス)おすすめアニメ13選、映画ライターが見どころを紹介【2021年最新版】

今すぐ見るべき名作から最新トレンドアニメまで

Netflix(ネットフリックス)で配信中のアニメから名作・話題の新作を厳選。各種メディアで幅広く活躍する映画ライターの視点で見どころを深く紹介します。

Netflix独占配信作品のほか、漫画原作の超人気アニメや、胸が熱くなること間違いなしの名作アニメなど、是非見てほしいアニメを集めています。

東京リベンジャーズ

和久井健の漫画『東京卍リベンジャーズ』をTVアニメ化した作品。主題歌になっている「Cry Baby(Official髭男dism)」の相乗効果で人気が爆発し、実写映画化もされた話題作です。

中学時代には不良だった主人公、花垣武道(はながき たけみち)は、成人してからはうだつの上がらないフリーター。そんな彼が、突然タイムリープ能力を獲得します。中学時代の恋人が現世で殺されてしまう運命を変えるために、何度もタイムリープし、その元凶となった暴走族チームでのし上がっていきます。

ヤンキーものに、SF的なタイムリープ要素とサスペンス要素を加えた秀逸なアイデアで、主人公の成長を描いています。人生に後悔している主人公が、本当に大切なもののために努力する姿に共感を覚える人が続出。不良ヤンキー系アニメに新たな光を与えた作品として大人気となっています。

【原作】和久井健『東京卍リベンジャーズ』(講談社「週刊少年マガジン」連載)

【アニメーション制作】ライデンフィルム

【キャスト】花垣武道(タケミチ):新 祐樹、佐野万次郎(マイキー):林 勇、龍宮寺堅(ドラケン):鈴木達央、ほか

キングダム

原泰久の同名漫画をTVアニメ化した作品です。舞台は中国の春秋戦国時代末期、戦国七雄が争う時代。中国をはじめて統一した秦の始皇帝と、彼を支え、後に秦の大将軍となる「信(シン)」の活躍を壮大なスケール感で描く歴史大作です。

戦争孤児で粗野な少年、信が第31代秦王・嬴政(後の始皇帝)と出会い、咸陽の王都を奪還し、天下統一のために邁進していきます。実在した人物たちを登場人物として登場させ、史実の詳細なリサーチを重ねて作られており、漫画ならではのスケールアップやアレンジも見どころ。動乱の時代を見事に表現しています。

大人数による合戦シーンの迫力は随一で、大どんでん返しや胸が熱くなる展開で一気に引き込まれること間違いなし。実写映画化もされた本作は根強いファンも多く、歴史好きにはたまらないでしょう。

【原作】原 泰久『キングダム』(集英社「週刊ヤングジャンプ」連載)

【アニメーション制作】ぴえろ/スタジオ サインポスト

【キャスト】信:森田成一、嬴政:福山 潤、ほか

不滅のあなたへ

『不滅のあなたへ』は、大今良時の同名漫画を原作とした大河ファンタジーアニメ。主題歌「PINK BLOOD(宇多田ヒカル)」から始まるストーリーは、神秘的で切ない独特な雰囲気を持っています。

本作は、世界のあらゆるものを写し取り、変化することができる“球”が、狼や熊、人間たちとの接触と交流を通して、世界を記録し、成長してゆく物語。最初はただの石ころとして地上に降り立った「それ」が、狼、人間、熊の姿を写し取り、記録したものへと変化していきます。やがて「それ」は不死身であることから「フシ」と名付けられ、幾年もの旅を経て、言葉を覚え、人の生活を覚え、感情を知っていく……。

フシは世界を永遠に旅する存在。その役割は世界のすべてを記録すること。そこに「ノッカー」と呼ばれる記録を奪う存在との戦いなどが挟まれ、物語が進行します。動物や人間、文化や宗教、生と死──この世界の美しさや残酷さをまるごと描こうとするかのような本作は、涙なしでは見られません(2022年秋に第2シーズンの放送が決定)。

【原作】⼤今良時『不滅のあなたへ』(講談社「週刊少年マガジン」連載)

【アニメーション制作】ブレインズ・ベース

【制作】NHKエンタープライズ

【キャスト】フシ:川島零士、観察者:津田健次郎、ほか

僕のヒーローアカデミア

集英社「週刊少年ジャンプ」で連載中の、堀越耕平の同名漫画をアニメ化した作品。人口の8割が特殊能力「個性」を発現させるようになった世界を舞台に、無個性だった少年、緑谷出久(みどりやいずく)がヒーローを目指す物語です。

あらゆる人が個性を持つこの世界では、みだりに個性を使うことは法律で禁じられています。そのため、ヒーローは免許制。個性を生かしてヒーローを養成する学校も存在します。無個性だった主人公の緑谷出久こと“デク”は、No.1ヒーロー「オールマイト」から彼の個性を受け継ぐことに。果たして、デクはオールマイトの個性「ワン・フォー・オール」を使ってヒーローになれるのか──。

現在の社会を窮屈だと感じ反発する敵「ヴィラン」との戦いを中心にデクが成長していく姿が印象的で、ヒーローとは何なのかを問いかける作品です。

【原作】堀越耕平『僕のヒーローアカデミア』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)

【アニメーション制作】ボンズ

【キャスト】緑谷出久:山下大輝、爆豪勝己:岡本信彦、オールマイト:三宅健太、ほか

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…

山口悟の同名ライトノベルを原作にした、異世界ファンタジーラブコメ。“悪役の負けヒロイン”に転生してしまうという、一風変わった転生設定が話題の作品です。

わがままな公爵家の一人娘で主人公の「カタリナ・クラエス」は、頭をぶつけてしまった拍子に、自分の前世が女子高生で、今いる場所が生前プレイしていた乙女ゲームの世界であることに気づきます。乙女ゲーム上の「カタリナ・クラエス」は、悪役令嬢の負けヒロインキャラ。自分がその負けヒロインに転生してしまったことを悟り、破滅フラグが立たないように奮闘する姿を面白おかしく描いています。

引き立て役、しかも悪役なはずのカタリナは、どうやって破滅フラグを回避していくのか。乙女ゲームのテンプレを逆利用した展開がユニークな内容になっています。

【原作】山口 悟『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』(一迅社「一迅社文庫アイリス」刊)

【アニメーション制作】SILVER LINK.

【キャスト】カタリナ・クラエス:内田真礼、マリア・キャンベル:早見沙織、ほか

攻殻機動隊 SAC_2045【Netflix独占配信】

士郎正宗の同名漫画を原作にし、2045年を舞台にオリジナルな物語を紡いだ攻殻機動隊シリーズの最新作。脳以外の全身を義体化し、脳に直接デバイスを接続する電脳化技術が一般的となった世界で戦う公安9課の活躍を描いています。

計画的に経済を回すための戦争「サスティナブル・ウォー」が実行された時代に、草薙素子少佐たちが新たな脅威「ポスト・ヒューマン」に立ち向かいます。現実にもAIが人知を超えるシンギュラリティが起きると言われる2045年ですが、『攻殻機動隊』シリーズならではの解釈で、人間のあり方を問う深淵かつ迫力あるSFアクション大作となっています。シリーズ初のフル3DCGで制作されたことも話題にのぼっています。

Netflixでは、攻殻機動隊シリーズ『攻殻機動隊STAND ALONE COMPLEX』『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX Solid State Society』も公開されているので、まずはこの2作を見た上で『攻殻機動隊 SAC_2045』へと進むのがおすすめです。

【原作】士郎正宗『攻殻機動隊』(講談社「KCデラックス」刊)

【監督】神山健治、荒牧伸志

【キャスト】草薙素子:田中敦子、荒巻大輔:阪 脩、ほか

バキ【Netflix独占配信】

板垣恵介の大人気格闘漫画『グラップラー刃牙』から始まる「バキ」シリーズの第二部、『バキ』をアニメ化。世界各国の凶悪な死刑囚が東京に集い、刃牙(バキ)たちに死闘を挑む様を、ケレン味あふれる格闘描写で描いています。

壮絶な人体破壊を含むバイオレンス、人間の限界を超えた肉体の描写が特徴。地上波TVで放送された際には過激なシーンは黒塗りで隠されていましたが、Netflixでは全てが観られるように。作品の魅力を余すところなく伝えています。

現在第3シーズンまで配信されており、刃牙の父親「勇次郎」との決着を描く『範馬刃牙』の制作も決定しています(2021年秋にNetflixで全世界独占配信)。

【原作】板垣恵介『グラップラー刃牙』(秋田書店「週刊少年チャンピオン」連載)

【アニメーション制作】トムス・エンタテインメント

【キャスト】範馬刃牙:島﨑信長、範馬勇次郎:大塚明夫、ほか

ヴァイオレット・エヴァーガーデン【Netflix独占配信】

暁佳奈の小説を原作にした、京都アニメーションのオリジナルアニメ『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』。戦場で感情を知らぬままに育った少女が、「自動手記人形」と呼ばれる手紙の代筆業を通して、「愛してる」の意味を知っていく物語です。

戦火で自分を育ててくれたギルベルト少佐を失い、生きる意味を探していた少女ヴァイオレット・エヴァーガーデン。本作では、彼女が他者の想いを汲み取り、美しい手紙を書いていく様子が大変美しいアニメーションで表現されています。

無表情で口数が少ないヴァイオレットがひとつずつ感情を覚えていき、立派な代筆屋に成長していく姿。言葉の大切さ、想いを伝えることの尊さがあらゆるエピソードから溢れ、涙なくしては観られない傑作です。

【原作】暁佳奈『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』(KAエスマ文庫/京都アニメーション)

【アニメーション制作】京都アニメーション

【キャスト】ヴァイオレット・エヴァーガーデン:石川由依、クラウディア・ホッジンズ:子安武人、ほか

呪術廻戦

『呪術廻戦』は、週刊少年ジャンプで連載中の芥見下々による同名漫画をTVアニメ化した作品。人の負の感情から生まれる呪霊を祓う呪術師たちの戦いを描く、ダーク・ファンタジーです。

主人公の虎杖悠仁(いたどりゆうじ)は、呪霊に苦しむ人々を救うために戦いに身を投じ、自身に特級呪物の両面宿儺(りょうめんすくな)を宿してしまいます。

呪霊の王のような存在である宿儺と共存することで、驚異的な力を発揮する主人公の両面性が魅力。スタイリッシュで迫力のあるバトルシーンは、アニメファンの間でも大きな話題となりました。「正しく死ぬため」という主人公の戦う動機が、本作に独特の魅力を与えています。

【原作】芥見下々『呪術廻戦』(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)

【アニメーション制作】MAPPA

【キャスト】虎杖悠仁:榎木淳弥、伏黒 恵:内田雄馬、両面宿儺:諏訪部順一、ほか

ハイキュー!!

週刊少年ジャンプで連載された、古舘春一の同名漫画をTVアニメ化した作品。少年漫画原作の作品としては珍しく、バレーボールを題材にしています。

バレーボールでは、“背の低い”プレーヤーは不利。しかし、小学生時代にテレビでみた背の低いエース「小さな巨人」に憧れ、身長約164cmの主人公「日向翔陽(ひなたしょうよう)」は、バレーボール選手として奮闘します。

バレーボール選手の中では背が圧倒的に低い主人公は、その小柄な体型を生かした抜群のスピードと、ジャンプ力が持ち味。古豪の高校バレー部に入学し、天才セッター影山飛雄(かげやまとびお)らとともにその才能を開花させ、全国大会を目指します。

原作者がバレー経験者であるため、ディテールがリアルなのが特徴。初心者にも競技の魅力がわかるように描かれています。男子高校生の青春ものとしても秀逸で、チームメイトやライバルたちと織りなすファインプレーや悔しい場面では思わず声を上げてしまう、そんな熱い作品となっています。

【原作】古舘春一『ハイキュー!!』(集英社「ジャンプ コミックス」刊)

【アニメーション制作】Production I.G

【キャスト】日向翔陽:村瀬歩、影山飛雄:石川界人、ほか

ジョジョの奇妙な冒険

荒木飛呂彦の大人気長編漫画『ジョジョの奇妙な冒険』を完全TVアニメ化。現在までに第5部までが映像化されており、第6部も今後アニメ化が予定されています。

『ジョジョの奇妙な冒険』は、独特のセリフ使いに立ちポーズ、スタイリッシュでクールなデザインとケレン味あふれる描写で世界中にファンがいる作品です。吸血鬼となったディオとの宿命関係にあるジョースター一族との戦いを中心に、波紋やスタンドなどの特殊能力を駆使する戦いと生きる希望を描いています。

効果音の「ドドドド」などを文字にしている漫画表現をそのままアニメにも落とし込むなど、原作漫画の独特さを見事に映像化し、高く評価されています。

【原作】荒木飛呂彦『ジョジョの奇妙な冒険』(集英社「ジャンプ コミックス」刊)

【アニメーション制作】david production

【キャスト】ジョルノ・ジョバァーナ:小野賢章、ブローノ・ブチャラティ:中村悠一、ほか

焼きたて!! ジャぱん

橋口たかしの同名漫画をTVアニメ化した作品。米どころの新潟に生まれながら、幼い頃にパンの魅力に目覚めた少年、東和馬(あずまかずま)が日本独自のパン「じゃパン」を作るために、プロのパン職人を目指す物語です。

血行が盛んで手が温かい「太陽の手」を持つ主人公が、様々な苦労を重ねながら理想のパン作りに邁進していく姿をコミカルに描いた本作。美味しいパンを食べた時の審査員のリアクションが非常にオーバーかつコミカルに描かれているのが特徴です。

作中、パン作りの工程や専門知識なども豊富に登場し、パン好きならば確実に楽しめる一本です。エンディングに起用された楽曲「To All Tha Dreamers(SOUL'd OUT)」も話題になりました。

【原作】橋口たかし『焼きたて!!ジャぱん』(小学館「週刊少年サンデー」刊)

【アニメーション制作】サンライズ

【キャスト】東和馬:小林由美子、河内恭介:阪口周平、ほか

花より男子

神尾葉子の同名漫画をアニメ化した『花より男子』は、日本や韓国、台湾などでも実写ドラマ化・映画化された名作の一つ。金持ちが通う名門高校に入学した貧乏な少女「牧野つくし」と、大金持ちの男子グループ「F4」が織りなす青春ラブコメディです。

親の権力によって学園を支配する4人の男子は、花の四人組(Flower Four)、通称「F4」と呼ばれており、学園の崇拝と憧れの的。そんな「F4」に目をつけられた生徒は、“赤札”と呼ばれるいじめ宣告の印がつけられ、全校生徒による集団いじめにより学園を追われる運命となってしまいます。

貧乏人の牧野つくしは、あるときF4から赤札をつけれてしまい、たちまち全校生徒からいじめられることに。しかし正義感の強いつくしは雑草のように何度も立ち上がり、F4へ挑んでいくのです。やがて、そんなつくしに恋愛感情が芽生えていくF4のリーダー道明寺(どうみょうじ)。二人の運命の行方から目が離せません。

格差によるいじめなども盛り込みながらギャグ要素の強めな作風で人気を博した本作は、何度見ても勇気が湧いてきます。主要キャラクターの声の出演には、持田真樹や宮下直紀、山本耕史などの俳優が起用されている点にも注目です。

【原作】神尾葉子『花より男子』(集英社「マーガレット」刊)

【アニメーション制作】東映アニメーション

【キャスト】牧野つくし:持田真樹、道明寺司:宮下直紀、花沢類:山本耕史、ほか

著者:杉本穂高(映画ライター・ブロガー)

本厚木のミニシアター「アミューあつぎ映画.comシネマ(現あつぎのえいがかんkiki)」の元支配人。ハフポスト、リアルサウンド、映画.comなど各種メディアにて連載中。自身のブログ「Film Goes with Net」では監督や俳優陣へのインタビューのほか、映画ニュース・レビューを日々更新中。

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BOTAN