「聴く日経」はどこで聴ける? 配信しているサービスと使い方を解説

audiobook.jpなどで本編が聴ける

ラジオNIKKEIが制作・配信する音声ニュース番組「聴く日経」。通勤中や移動中、家事の最中などスキマ時間に経済ニュースの要点をつかめる、人気の音声コンテンツです。

現在、聴く日経は「audiobook.jp」または公式の「聴く日経アプリ」から利用でき、どちらも有料のサブスクリプション登録が必要です。2025年4月時点で本編を完全に無料で聴く手段は提供されていませんが、audiobook.jpの無料体験を活用したり、他の経済ニュース配信番組をうまく使ったっりすれば、実質的に無料で経済情報を手軽にチェックする手段もあります。

本記事では、聴く日経を配信しているアプリ・サービスを詳しく解説。聴く日経を無料で聴くおすすめの方法もあわせて紹介します。

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「聴く日経」はどこで聴ける? 配信しているサービス一覧

「聴く日経」とは、日本経済新聞の朝刊から厳選された記事を音声で配信している、耳で聴くニュースです。

聴く日経 アプリ
Image

日本経済新聞の約16本の記事から主要なニュースを20分で簡潔にまとめているので、ラジオ感覚で効率よくニュースを把握したい人に適しています。

配信スケジュールは​月曜日〜金曜日(祝日を除く)の毎朝6時です。新聞休刊日には配信はありません。​2025年3月31日~6月30日の期間中は試験的に夕方18時の配信(夕刊分)もおこなっています。

「聴く日経」を利用できるサービス・アプリ一覧
サービス・アプリ名 プラン 月額料金 本編の利用可否 無料サンプル版(ヘッドライン)の利用可否 再生可能なアーカイブ配信 他のオーディオブックの視聴可否 再生可能なデバイス 再生機能
audiobook.jp 聴き放題プラン 1330円 過去1週間分まで
  • iOS端末
  • Android端末
  • ストリーミング再生
  • オフライン再生(audiobook.jpアプリ)
  • 再生速度変更(1・1.2・1.5・2倍)
  • 車載モード
有料購読 550円 過去1週間分まで
聴く日経アプリ 定期購読 600円 過去10日間分まで ×
  • iPhone
  • iPod touch
  • オフライン再生
  • 再生速度変更(1・2倍)
ラジオNIKKEI(ブラウザ) - 無料 × 過去配信分すべて ×
  • iOS端末
  • Android端末
  • PC(Windows・Mac)
  • ストリーミング再生
  • 再生速度変更(0.5・0.75・1・1.25・1.5倍)
Apple Podcasts - 無料 × 過去配信分すべて
  • iOS端末
  • PC(Windows・Mac)など
  • ストリーミング再生
  • 再生速度変更(0.75・1・1.25・1.5・2倍)
Spotify - 無料 × 過去配信分すべて
  • iOS端
  • Android端末
  • PC(Windows・Mac)など
  • ストリーミング再生
  • 再生速度変更(0.5・0.8・1、1.2・1.5・2・3倍)

「聴く日経」の本編が聴けるのは、「audiobook.jp」と公式の「聴く日経アプリ」の2つに限られます。その他のサービスやアプリでは、冒頭の2〜3分間のみ聴けるヘッドライン版の提供にとどまっています。

以下では、本編の視聴が可能なアプリ・サービスについて紹介します。

audiobook.jp

audiobook.jp 聴く日経

株式会社オトバンクが運営するオーディオブックサービス「audiobook.jp」では、月額1330円(年額9990円)の聴き放題プラン、もしくは月額550円の「聴く日経」の有料購読に登録すると聴く日経を利用できます。いずれのプランでも過去約1週間分まで聴取可能です。

聴き放題プランは、対象となる多数のオーディオブックが定額で楽しめる人気のプランです。一方の有料購読とは、audiobook.jpで「聴く日経」のポッドキャスト単体を購読契約するプランを指します。

聴き放題プランは通常14日間の無料体験期間ですが、下記のリンクからの登録で30日間試すことが可能です。聴く日経の有料購読には初回30日間の無料体験が提供されています。

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メリット

audiobook.jp 無料体験

audiobook.jpでは「聴き放題プラン」もしくは聴く日経の「有料購読」に登録することで、聴く日経を視聴できます。どちらのプランも初回登録時には最大30日間の無料体験が付いており、期間内に解約すれば料金は発生しません。つまり、最初の1カ月間は費用をかけずにaudiobook.jpのサービスをお試し利用できるというわけです。

一方、「聴く日経」アプリではこのような無料体験のキャンペーンは実施されていません。事前に内容を試せるaudiobook.jpのほうがサービスの雰囲気をつかみやすい点はメリットといえるでしょう。特に、audiobook.jpの「聴き放題プラン」に加入すれば、業界でも屈指のラインナップを誇る1万5000点以上ものaudiobook.jpの対象作品を、初めの1カ月間は無料で楽しめます。

また、audiobook.jpの聴く日経の有料購読は月額550円と、「聴く日経」アプリ(600円/月)よりも50円安く利用できるのもポイントです。

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デメリット

大きな欠点というほどではありませんが、audiobook.jpで利用できる決済手段が「クレジットカード」と「キャリア決済(d払い・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い)」に限られている点はやや使いづらさを感じるかもしれません。

一方、聴く日経アプリではApp Storeに連携された決済方法が使えるので、クレジットカードやキャリア決済に加えて、Appleギフトカード残高やPayPayなど、選べる支払い手段が豊富です。

利用方法

以下では、audiobook.jpの「聴き放題プラン」と、聴く日経の有料購読に登録する方法をそれぞれ解説します。

聴き放題プランに登録する方法

聴く日経は、audiobook.jpの聴き放題プランでも利用できます。下記リンク(ボタン)から登録すれば、30日間は無料で試すことが可能です。聴き放題プランでは、1万5000点を超える作品が対象となっており、聴く日経以外にもさまざまなコンテンツを楽しめます。

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聴き放題で聴く
聴き放題プラン

audiobook.jpの登録画面にアクセスしたら、月額払いまたは年額払いのどちらかを選択し、支払い方法を設定します。

手続きが完了すると、すぐにプランの利用がスタートします。

再生時はトラックタブから再生ボタンをタップ
再生時はトラックタブから再生ボタンをタップ

登録を済ませてaudiobook.jpアプリをインストールしたら、聴く日経視聴ページを開きます。聴きたい項目の再生ボタンをタップすれば再生されます。

再生速度は1倍〜2倍までで選択できるようになっています。

聴く日経の有料購読に登録する方法

聴く日経のポッドキャストは、月額550円の有料プランに登録することで利用可能です。初めて登録する場合は、最初の30日間は無料で試せます。

月額550円 有料購読
月額550円 有料購読

まずはaudiobook.jpのホーム画面で「聴く日経」と入力して検索します。検索結果に月額550円のプランが表示されるので、詳細ページ購読手続きへの順にタップして進みます。

支払い情報の登録
支払い情報の登録
支払い情報の登録

特設サイトに進むので商品情報を見るをタップします。

すると、支払い情報の登録画面に遷移するので、お支払い情報の登録を押し、好きな支払い方法を選択して登録してください。これで登録は完了です。

再生方法は前述の聴き放題プランの登録時と同様です。

audiobook.jpの概要
運営 株式会社オトバンク
配信作品数 非公開
(聴き放題プランでは1万5000点以上が対象作品)
プラン料金
  • 聴き放題プラン:月額1330円、年額9990円(月832.5円換算)
  • 聴く日経の有料購読:月額550円
無料期間
オフライン再生 可能

「聴く日経」アプリ(iPhoneのみ)

アプリ「聴く日経」をダウンロード

ラジオNIKKEIが提供する公式アプリ「聴く日経」では月額600円で聴く日経が視聴できます。なお、聴く日経アプリはApp Storeのみで配信しており、Android用アプリは提供されていません。

無料体験などは提供されておらず、支払いが完了するとサービスを利用できる仕組みです。サブスクリプションは自動更新なので、課金日はあらかじめ把握しておくことをおすすめします。

メリット

聴く日経アプリ
聴く日経アプリ

聴く日経アプリの操作画面

聴く日経アプリは、非常にシンプルな操作画面が大きな特徴。機能は「聴く日経」を聴くことに特化しているため、操作に迷うことが少なく、普段あまりアプリやデジタルサービスに慣れていない人でも扱いやすい構成です。

デメリット

iPhoneやiPad、iPod touchにしか対応していないため、Android端末で利用できない点はデメリットと言えます。

一方、audiobook.jpは対応デバイスが非常に幅広く、iPhone・iPad・iPod・MacといったApple製デバイスに加えて、AndroidスマホやタブレットといったAndroid端末、Windows PC、さらにはGoogle Homeのようなスマートデバイスでも再生可能です。

また、メリットとして挙げたシンプルなUIも、多機能な操作やカスタマイズを求めるユーザーにとっては物足りなく感じられ、デメリットと受け取られる場合もあります。アプリのアップデートも2018年を最後に途絶えており、UIの古さが気になってしまう人もいるかもしれません。

利用方法

アプリ「聴く日経」をダウンロード

上のボタンから聴く日経アプリをスマホにインストールしましょう。聴く日経アプリはiOS 5.1.1以降のiPhoneとiPad、iPod touchに対応しています。

購読要求で購読をタップ
購読要求で購読をタップ
購読要求で購読をタップ

聴く日経アプリを起動して購読に進みます。「ニュース本編の購読」を一読し、問題なければ本編の購読をタップ。

App Storeでサブスクリプションに登録を押して支払いが完了すると、すぐに利用がスタートします。

聴く日経 アプリ利用
聴く日経 アプリ利用

支払いが完了すると、「ニュース本編」タブにアーカイブ配信分が表示されます。聴きたいニュースのダウンロードボタン​をタップするとすぐにダウンロードが開始されます。

再生速度は1倍と2倍から選択可能。ただし、全体的なUI・操作はやや古めに感じられます。

アプリ「聴く日経」をダウンロード
「聴く日経」アプリの概要
運営 ラジオNIKKEI
配信作品数 16本前後(2025年4月22日時点では4月14日〜22日分まで配信)
プラン料金
  • 月額600円(聴く日経 本編)
  • 無料(聴く日経特別版、本編のヘッドライン)
ダウンロード

可能(アーカイブは各配信日を含めて10日間まで)

オフライン再生 可能

「聴く日経」を無料で聴く方法は?

「聴く日経」の本編は基本的に有料プランに登録しなければ聴けません。主要記事の見出しだけであれば、聴く日経のヘッドライン版としてSpotifyやラジオNIKKEIのWebサイトなどで無料配信していますが、情報収集としてはやや心もとない印象です。

結論として、聴く日経の本編を無料で聴くにはaudiobook.jpの無料体験を利用する必要があります。なお、ラジオNIKKEIでは聴く日経の類似サービスとして「ながら日経」と「ヤング日経」の2番組を無料配信しています。代替手段となってしまいますが、経済情報を無料で集めるにはこれらのサービスを利用してみるのもひとつの手です。

audiobook.jpの無料体験を利用する

30日間の無料体験 聴き放題プラン

聴き放題プランの30日間無料体験キャンペーン表示例

オーディオブック配信サービス「audiobook.jp」では、初回登録時に最大30日間の無料体験を提供しています。

聴く日経の本編は無料で配信されていないため、費用をかけずに聴くにはaudiobook.jpの無料体験を利用する必要があります。無料のお試し期間で聴く日経の内容を吟味し、有料で継続するかどうかの判断をするのがよいでしょう。

なお、下記のリンクよりaudiobook.jpの聴き放題プランに登録すると、通常14日間の無料体験期間が30日間に延長されます。聴く日経だけでなく、audiobook.jpのコンテンツも楽しみたい人におすすめです。

アプリオ経由なら無料体験14日→30日に

「聴く日経」のヘッドライン版を聴く

聴く日経 ヘッドライン版

聴く日経のヘッドライン版はSpotifyやAmazon Musicなどでも配信している

聴く日経には、誰でも無料で聴けるヘッドライン版があります。ヘッドライン版は、日経新聞朝刊の主要記事から見出しのみを抜粋した番組です。2〜3分程度で主要ニュースの見出しのみが読み上げられるため、サクッと経済ニュースをさらうのには適しています。聴く日経のヘッドライン版は、audiobook.jpや「聴く日経」アプリだけでなく、SpotifyやAmazon Music、Apple Podcastsなどのサービスで聴くことができます。

一方で、ニュースの内容や解説は一切言及されません。見出しのみでニュースの全容を把握するのは非常に困難であり、経済情報の収集ツールとして使うのは難しいでしょう。経済情勢に精通した人などがキャッチアップとして利用するといった使い方が想定されます。

日経新聞のニュースについて内容を含めてしっかり聴きたいのであれば、聴く日経の本編を聴くか、後述の「ながら日経」や「ヤング日経」といった無料番組を聴くのがおすすめです。

「ながら日経」「ヤング日経」を聴く

ながら日経 ヤング日経

日経新聞のニュースを配信する番組は、聴く日経以外にも「ながら日経」と「ヤング日経」があります。「ながら日経」は日経電子版から主要ニュースを厳選し10分前後でまとめた番組で、「ヤング日経」は若い世代に向けた注目ニュースを届ける番組です。どちらも無料で聴けます。

いずれも「聴く日経」(約20分)と比べると情報量はやや少ないものの、取り上げたニュースの内容は厚めになっているため、聴く日経のヘッドライン版よりも充実した経済情報を収集できます。また各番組の切り口も異なり、2番組を聴けばあらゆる側面からの経済ニュースに触れられます。経済情報を集めるのにお金を出すことにためらいがある人や、まず経済番組を毎日聴く習慣をつけたいという人におすすめです。

さらに、これらの番組は、SpotifyやAmazon Musicといった音楽配信サービスや、Apple Podcastなどのポッドキャストサービスから聴取できます。そのほか、YouTubeの「テレ東BIZ」チャンネルでも配信しており、自身の好きなサービス・アプリから聴きやすいのが特長です。

EDITED BY
ASAGI