芳根京子演じる"クラゲオタク女子"のドタバタ変身コメディ──ドラマ『海月姫』

2018-04-01 12:04

芳根京子演じる"クラゲオタク女子"のドタバタ変身コメディ──ドラマ『海月姫』

ドラマ『海月姫』は、東村アキコの大ヒットコミックが原作の笑って泣けるシンデレラストーリー。夢を追って上京した「クラゲオタク女子」が、ひょんなことから名家の美男子兄弟と三角関係に陥り、恋に仕事にファッションに、自分史上未曾有の経験を重ねて成長していくハートフルコメディです。

予想外の出会いが月海のルックスや生き方を変えていく

海月姫 動画配信 見逃し

主人公の倉下月海(芳根京子)は、寝ても覚めてもクラゲに夢中な「クラゲオタク女子」。クラゲのイラストレーターになることを夢見て転がり込んだ下宿先は「天水館」。自分たちを「尼~ず」と呼ぶ、筋金入りのオタク女子達が暮らす男子禁制の館です。

ある朝、ふと目が覚めた月海の横にはなんと、上半身裸で横たわるイケメンの姿が。恐れおののく月海でしたが、よくよく思い出してみれば昨夜泊めたのは女性だったはず。

月海が泊めたのは、実は女装男子の鯉淵蔵之介(瀬戸康史)。昨晩、近所の熱帯魚店で偶然出会った絶世の美女・蔵之介が月海の憧れの「タコクラゲ」を買い取ってくれ、なんとそのまま「天水館」に泊まっていったのでした。

男子禁制、オタクだらけの妙な住民に興味を抱く蔵之介。その日以来、女に扮しては事あるごとに「天水館」に出入りを繰り返します。蔵之介の父親は、与党の最大派閥を率いる大物国会議員・鯉淵慶一郎(北大路欣也)。自由奔放でファッションが大好きな蔵之介とは違い、父の秘書を務める超真面目な弟・修(工藤阿須加)は、訳あって父に反抗する腹違いの兄を何かと気遣う優しい性格の持ち主です。

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たまたま蔵之介の家を知った月海は、見たことのないような豪邸に驚き、さらに偶然出くわした「アマクサクラゲ」似の修に強烈に惹きつけられます。

一方、月海の純粋な魅力に次第に惹かれていく蔵之介。ある日、いつも自信なさげな月海がもどかしくなった蔵之介は、「せっかく女に生まれてきたのに、かわいいメイクしておしゃれな服着て、恋したいって思わないの?ちょっと来い」と月海を自宅に招きます。

広々とした一室に広がるまばゆい程の衣装やメイク道具。蔵之介の手であっという間に美少女に変身するも、「私みたいなのがこんなことしても、ただ、おかしいだけであり……」と部屋を飛び出してしまう月海。廊下でばったり出会った修は、そんな月海の可憐な容姿に一目惚れしてしまうのですが……。

かわい過ぎる瀬戸康史と尼〜ずの怪演に注目

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天水地区駅前再開発事業の一環で、売却の危機に瀕した「天水館」を守るため、世間との関わりを必死に避けてきた月海も変化を強いられます。

月海の成長と「天水館」ライフを盛り上げるのが、とにかく強烈な「尼~ず」の面々。どう見てもアフロの天然パーマで、楳図かずお的風貌の鉄道オタク、とにかくダイナミックな動きで周囲の人を三国志の登場人物になぞらえて表現する三国志オタク、市松人形に囲まれて暮らす和ものオタク、必要以上に喋らず、いざという時に頼りになる枯れ専(枯れたおじさん好き)。瀬戸康史の完璧な女装も見事ですが、松井玲奈や内田理央といった人気タレントの演技にも注目。

ギャグ要素がふんだんに盛り込まれる中で、月海や蔵之介の悲しい過去、実は童貞の修が抱えるトラウマや気になる恋の行方など、ちょっと切ないエピソードにほろっとくる場面も。さらに、月海のクラゲ愛とデッサンの才能が思わぬところで実を結ぶシーンは、臆病な女の子が生まれ変わる大きな転換点です。

大好きだったお母さんの「女の子は大きくなったらみんなみんな、きれいかお姫様になれるんだよ」という言葉が最初から最後まで月海を支え続ける、女の子の永遠のテーマをコミカルながらも真剣に捉えた注目作品です。

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