iPhoneのバッテリーを置き方ひとつで長持ちさせる方法──通知によるディスプレイの電池消費をゼロにする

2016-04-05 9:40
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iPhone 6s フェイスダウン検知

iOS 9を搭載したiPhone 5s以降のiPhoneでは、机などに置く際に画面を下向きにしておくだけでバッテリー消費を抑えられることを知っていますか?

iPhone 6s/6s PlusとiOS 9がリリースされてからしばらく経ちました。しかし、iOS 9で新たに導入されたバッテリーを長持ちさせられる省電力機能のひとつ「フェイスダウン検知(Facedown detection)」を意図して活用できているユーザーは、それほど多くないかもしれません。新機能のうち「低電力モード」や「バッテリー使用状況の確認」などは設定アプリから確かめられるので存在に気が付きやすいのに対して、フェイスダウン検知機能はiOS 9の新機能をしっかり確認しておかないと見落としてしまいかねないからです。

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無意識に電池を節約できるフェイスダウン検知機能

フェイスダウン検知とは、iPhoneの画面を下向きにして置いておくと、それを画面の上に配置されているセンサーが感知して、通知が来ても画面をオンにしない機能です。ディスプレイの消費電力を抑えることはバッテリーを長持ちさせる上で重要。通知が頻繁に来るなら、その度に画面をオンにせずに済むのでそれなりの省電力効果を期待できます。

iPhone 6s 環境光センサー/近接センサー

画面は消灯したままですがバイブレーションは作動します。通知ではなく電話がかかってきた場合は、フェイスダウン検知は働きません。

また、iPhoneをほんの少し傾ければ、画面がオンになります。つまり、裏返しにして置いてあるiPhoneを取り上げる際、画面を表向きにする前に自動的に点灯してしまうということ。この機能の存在に気が付きづらい所以です。

iOS 9の新機能を紹介するApple公式サイトでは「環境光センサーと近接センサーにより、画面を下にしてテーブルに置くとiPhoneがそれを認識するため、通知を受け取っても画面がオンになることはありません」とされており、iOS 9.0のリリースノートでも「バッテリー駆動時間の向上」の箇所で「未使用時に画面を下に向けて置くと自動的にディスプレイオフ」と説明されています。

iOS9 フェイスダウン検知

机などに下向きに置いてあるiPhoneの画面をオンにしても、机に向かって通知を表示させる意味はなく、無駄にバッテリーを消費させてしまいます。そこでiOS 9では、環境光センサーと近接センサーなどを活用することで、不要なバッテリー消費を抑える仕組みを取り入れたわけです。

したがって、iOS 9を搭載するiPhoneを使っている場合、iPhoneを置く際はできるだけ画面を下向きに置く癖をつけておけば、意識せずに電池を節約できるようになっています。塵も積もれば山となる、です。ただし、画面が下になって置かれている状態を認識できるのはiPhone 5s以降であるため、フェイスダウン検知機能の恩恵を享受できるのもiPhone 5s以降のiPhone端末(iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus)に限られる点に注意が必要してください。

ガラステーブルでも使えるか?

机に置くと動作するとなると気になるのは、ガラステーブルでもフェイスダウン検知は機能するのかという点です。

結論から言えば、ガラステーブルでも機能します。この結論が指し示すのは、下向きで置いてあれば明るくてもフェイスダウン検知が動作するということです。

実は置いていなくても動作する

しかもフェイスダウン検知機能は、机などに置かずに空中で下向きにしていても動作します。したがって、単純に光センサーや近接センサーだけで状況を把握しているわけではなさそうです。

空中でもフェイスダウン検知

ちなみに、ディスプレイの上に配置されているセンサー類を指で覆ってしまえば、iPhoneの向きに関係なく通知が来ても画面がオンになりません。iPhoneを動かしても画面はオフのままです。服のポケットやカバンの中などでiPhoneが他の物体と密着していれば、フェイスダウン検知以上の省電力効果があるということでしょう。

フェイスダウン検知機能は無効化できるのか?

フェイスダウン検知機能をオフにする設定は提供されていません。つまり、基本的に常にオンの状態になっています。そもそも無効化したいというニーズが存在しないとAppleは判断したのかもしれません。

それでも無効にしたい場合は、「設定」アプリ→[プライバシー]→[モーションとフィットネス]→[フィットネス・トラッキング]をオフにするという方法が残されています。

iOS9 フィットネス・トラッキング

ただし、フィットネス・トラッキングをオフにすると、フィットネス・ヘルスケア関連アプリの利用に支障をきたすことに注意してください。