Twitter(ツイッター)では、自身のアカウントを鍵付き(鍵垢)にすることでツイートを非公開にできます。鍵付きアカウントにした場合、フォローリクエストを承認したアカウントにしかツイートを見られなくなるため、自身のツイートが不特定多数のユーザーの目に触れることはありません。
本記事では、Twitterの鍵垢とはどんなものなのか、公開アカウントと比較しつつその特徴や注意点を解説。その上で、アカウントを鍵付きにして非公開化する方法を解説します。
- Twitterのメニューを開く
- を選択
- を選択(この後に に進む場合も)
- 「ツイートを非公開にする」をオンにする
- 非公開アカウントに設定完了
Twitterの非公開アカウント(鍵垢)とは?

Twitterアカウントには、公開アカウントと非公開アカウントがあります。
公開アカウントは「鍵なしアカウント」とも呼ばれ、非公開アカウントは「鍵付きアカウント」「鍵垢(かぎあか)」とも呼ばれています。また、Twitterのアカウントを非公開にすることは鍵をかけると呼ばれています。非公開設定にするとアカウントに鍵マークが表示されることから、「鍵なし」「鍵付き」と表現されているのだと思われます。
公開アカウントが投稿したツイートは、Twitterアカウントを持っていても持っていなくても、相手をフォローしていてもフォローしていなくても、誰でも見られます。初期設定では公開アカウントの状態です。
たとえば、ヤフーのリアルタイム検索などで検索した場合に様々なユーザーのツイートを閲覧できますが、それらのユーザーは公開アカウントの設定でツイートしています。
一方で、非公開アカウントが投稿したツイートは、相手にフォローすることを許可されたフォロワーだけが見ることができます。フォローを許可されていないユーザーは、非公開アカウントのツイートを見ることができません。
公開アカウントと非公開アカウント(鍵垢)の違い
公開アカウントと非公開アカウント(鍵垢)では、どのような違いがあるのでしょうか。主な違いをまとめています。
公開アカウント | 非公開アカウント | |
---|---|---|
プロフィールの閲覧 | ○ |
○ |
検索 | アカウント、ツイートの検索いずれも可能 | アカウントの検索は可能、ツイートの検索はフォローリクエストを承認されたアカウントのみ |
フォロー | 誰でも可能 | フォローリクエストを承認されたアカウントのみ |
リツイート | ○ | × |
いいね | ○ | フォローリクエストを承認されたアカウントのみ |
リプライ | ○ | ○ (ただしリプライツイートを見られるのはフォローリクエストを承認したアカウントのみ) |
DM | 相手の設定次第 | 相手の設定次第 |
以下、いくつかのポイントをピックアップして詳しく解説します。
鍵垢のフォローにはリクエストの承認が必要
非公開アカウントをフォローする場合、相手に「フォローリクエスト」と呼ばれる申請を承認してもらう必要があります。承認を得られなければ、非公開アカウントをフォローしたりツイートを見たりすることはできません。

[フォローする]をタップしてフォローリクエストを送信

ステータスが「フォロー許可待ち」になる
フォローする側は、非公開アカウントのプロフィール画面から
をタップすると「フォロー許可待ち」と表示され、相手にフォローリクエストが送られます。

フォローリクエストを受け取った側の画面。リクエストを承認または拒否を選択できる
フォローされる側(非公開アカウント)は、メニューから
を選択すると、自身にフォローリクエストを送っているユーザーを確認できます。チェックボタンをタップすればリクエストを承認、
ボタンをタップすればリクエストを拒否します。鍵垢はリツイートできない(いいねやリプは可能)

非公開アカウントが投稿したツイートは、お互いにフォローしていてもリツイートできません(引用リツイート含む)。
なお、非公開アカウントに対するいいねやリプライは可能です。ただし非公開アカウントによるリプライツイートを見られるのは、フォローリクエストを承認されたアカウントのみです。
鍵垢でも検索やプロフィールの閲覧は可能


アカウントに鍵が付いているか付いていないかにかかわらず、アカウントを検索することは可能です。
また、プロフィールも閲覧できますが、ツイートおよびフォローリストは非公開のため閲覧できません。フォローリクエストが承認された場合のみツイートやフォローリストの閲覧が可能となります。
Twitterアカウントを鍵垢(鍵付き)にする方法
スマホアプリおよびPCブラウザで、Twitterアカウントを非公開(鍵垢)にするやり方を解説します。
スマホアプリ(iOS/Android版)で鍵垢にする
スマホアプリ(iOS/Android版)でアカウントを非公開(鍵付き)にする手順は以下の通りです。iOS版アプリで解説していますが、Android版アプリでも操作手順は同様です。
一部のiOS版およびAndroid版アプリユーザーは、アカウントを非公開(鍵垢)にする方法が異なる場合があります。Twitterは設定画面のUIを順次変更していることから、いずれすべてのアカウントが以下の設定方法に変更されるものと思われます。



メニュー画面から[設定とプライバシー]→[プライバシーとセキュリティ]→[オーディエンスとタグ付け]と進みます。

iOS版アプリ

Android版アプリ
「ツイートを非公開にする」をオンにすれば、アカウントが非公開となります。
-
メニューから「設定とプライバシー」を選択
メニュー画面から
を選択します。 -
「プライバシーとセキュリティ」を選択
「設定とプライバシー」から
を選択します。 -
「ツイートを非公開にする」をオンにする
「ツイートを非公開にする」をオンにすれば鍵付きアカウントになる
「ツイートを非公開にする」をオンにしてください。オフにするとアカウントは公開(鍵なし)となります。これで設定は完了です。
-
アカウントに鍵がかかる
メニュー画面やプロフィール画面に鍵マークが付いているか確認
これでアカウントに鍵がかかりました。メニュー画面やプロフィール画面で鍵マークがついているかどうかを確認してみてください。
PC(パソコン)ブラウザで鍵垢にする
PCブラウザでアカウントを非公開(鍵付き)にする手順を紹介します。まずは、以下のリンクよりTwitterにログインしてください。
-
「設定とプライバシー」を選択
画面右側のメニューから
→ と進みます。 -
「ツイートを非公開にする」にチェックを入れる
→ の順に進みます。
「ツイートを非公開にする」にチェックを入れ、確認画面で
をクリック。これで設定完了です。 -
アカウントに鍵がかかる
これでアカウントに鍵がかかりました。メニュー画面やプロフィール画面で鍵マークがついているかどうかを確認してみてください。
非公開アカウント(鍵垢)に関するよくある疑問と答え
Twitterの非公開アカウント(鍵垢)について、よく挙がる疑問点とその答えをまとめています。
鍵垢のツイートを見ることはできる?
フォローリクエストを承認されていない非公開アカウントのツイートを見る手段はありません。
非公開アカウントのツイートを見るには、相手にフォローリクエストを承認され、フォローできた場合のみです。フォローせず非公開アカウントのツイートを見ることはできません。
鍵垢で相手にいいねすると特定・通知される?
非公開アカウントでいいねしても、相手とフォロー関係になければ、通知されたり特定されたりすることはありません。

こちらが非公開アカウントで、相手が公開アカウント(鍵なしアカウント)だった場合、相手のツイートをいいねすることは可能です。


投稿主から見たツイート画面
このとき、いいねが1つカウントされることになりますが、投稿主側(公開アカウント側)から見ても、誰からいいねされたのかはわかりません。リプライやリツイートも同様に数字のみが表示されるだけで、誰から送られたものなのかは確認できません。
なお、非公開アカウント側は、相手からのフォローリクエストを承認していたら(相手にフォローされていたら)、いいね・リプライ・リツイートしたことを相手に知られることになります。
鍵垢にDMは送れる?
ダイレクトメッセージ(DM)を送れるか否かは、相手の設定次第です。相手のアカウントに鍵が付いているかどうかではなく、DMを開放しているかなどの条件に左右されます。


DMが開放されていれば、フォローリクエストを承認されていない非公開アカウントにもDMを送ることができます。反対に、DMが開放されていなければ公開アカウントでもDMは送れません。

iOS版Twitterアプリの場合

Android版Twitterアプリの場合
DMを開放する方法は以下の通りです。
- iOS版アプリの場合:メニューを開く→ → → をオンにする
- Android版アプリの場合:メニューを開く→ → → → にする
- PCブラウザの場合: → → にチェックを入れる
鍵垢なのにツイートを見られている?
非公開アカウントなのに「ツイートアクティビティ」でインプレッションがフォロワー数よりも多い場合、1人のユーザーが複数回ツイートを見ているのが要因と考えられます。


自身のツイートは、「ツイートアクティビティ」から何回見られたか(=インプレッション)をチェックできます。たとえば、フォロワーが10人の非公開アカウントなのにインプレッションが10回以上あったとしたら、自分を含めて誰かがツイートを複数回見ている可能性があります。