iPhoneのバッテリー、交換時期が来るとiOS診断による警告を表示してくれる機能が追加

iOS 10.2.1以降を搭載したiPhoneでは、バッテリーの交換時期が迫っている場合、設定画面に「iPhoneのバッテリーの点検修理が必要になる可能性があります」というお知らせが表示されるようになりました。

iPhoneのバッテリー交換の目安、つまり電池寿命には充電サイクル回数などの使用環境や経年数といった様々な要因が影響します。それを確認する手がかりの一つとして、Appleが提供するiOS診断がありますが、それを受けるにはAppleサポートに問い合わせ(電話)なければなりませんでした。

iPhoneのバッテリー交換の現状(診断・費用)と、電池の劣化を抑え寿命を延ばすコツ

今回追加された新機能では、iPhoneのバッテリーの交換時期が来ている可能性があるとiOSが診断した場合、上記画像のようなお知らせが「設定」アプリ→[バッテリー]と進んだ画面の最上部に表示されます。

これは、バッテリー寿命が終わりに近づいており、充電容量や給電能力が衰えてきているという状態を示唆しています。またバッテリーの減りが早くなり、iPhoneの頻繁な充電を余儀なくされるほか、突然シャットダウンしたり、残量表示がおかしくなったりといった症状がみられることもあります。

ただ、この表示が出たからといって安全性にかかわる問題が生じているというわけではなく、バッテリーの交換が必要になるかもしれないということを知らせているすぎないとも説明されています。とはいえ、この表示が出てしまった場合にはバッテリーの性能が低下している可能性が高いので、iPhoneバッテリーを点検・修理に出したほうがよいでしょう。

iPhone 修理

iPhoneのバッテリー修理(交換)の窓口は、Apple Store(Genius Bar)やアップル正規サービスプロバイダへの持ち込み、Appleリペアセンターへの配送修理となります。また、一部のソフトバンクショップやauショップでも受け付けています。持ち込みは事前予約が必要ですが、基本的には即日修理をしてくれます。配送サービスを利用すると1週間ほどかかります。

バッテリー交換の費用は、購入1年以内、またはiPhone向け保証サービス「AppleCare+ for iPhone」の保証期間内なら無料(バッテリー能力が80%未満しか発揮できなくなった場合)。それ以外は通常7800円(税別)です。またアップルは、「iPhone 6s が突然シャットダウンする問題に対するプログラム」を提供しており、該当するシリアル番号のiPhone 6sなら無償でのバッテリー交換が受けられます。

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