Instagramでは、新しくアカウント登録をする際に生年月日の入力が必要です。また最近では、インスタを使っていて突如「生年月日を追加」という入力を強制する画面が表示された、という声も耳にします。「生年月日を登録すると公開されて年齢が推測されてしまうのでは」と気になる人も多いでしょう。
インスタのストーリーでは、お祝いメッセージと過去にタグ付けした写真を組み合わせて「誕生日カード」を送れます。この機能でも「誕生日が他のユーザーにバレてしまうのではないか」という心配もあります。
そこで本記事では、インスタグラムに誕生日を登録すると当日フォロワーらに通知が届くのか、他ユーザーから見てどのように表示されるのかなど、気になる点を検証しました。
インスタのアカウント登録には誕生日入力が必須
Instagramでは、2019年12月からアカウントの登録時に生年月日の入力が求められるようになりました。これは犯罪防止を目的に、ほとんどの国で13歳未満の子どもにInstagramアカウント作成を禁止しているためです。

アカウント登録時は誕生日の設定が必要
生年月日を入力することにより、年齢に合ったサービスや安全なコンテンツを提供するという狙いもあります。例えば、20歳以下のユーザーには、アルコールやたばこなど、法律で禁止されている商品の広告は表示されないようになっています。
そのほか、若いユーザーを守ることを目的に、16歳未満が新規でアカウント作成するとデフォルトで非公開設定になったり、フォローしていない18歳未満のユーザーに対して成人がDMを送れないよう設定したりできます。
誕生日の登録が全ユーザーに義務化された(生年月日の追加を促す表示)
2019年12月以前からアカウントを持っているユーザーは、これまで生年月日の登録がなくても問題ありませんでした。しかし現在、若い人がより安全にインスタを利用できるようにするため、全ユーザーに誕生日の登録が義務化されています。

アプリを開くと生年月日を追加する画面が表示される。登録しないと元の画面に戻れないようになっている
具体的には、誕生日をまだ登録していないユーザーに対して、アプリを起動すると「生年月日を追加」という画面が表示されます。生年月日を登録するまで他のユーザーの投稿やストーリーを見ることができず、強制的に登録せざるを得なくなります。
また、偽りの誕生日を入力するユーザーへの対策として、インスタグラムはAIを利用した新しいシステムを開発しています。たとえば、友達からの「誕生日おめでとう」などの投稿から年齢を推定。将来的には、年齢が設定した誕生日と一致しないとAIシステムが判断した場合、そのユーザーに対して年齢確認のためのメニューを表示するようになります。
インスタで誕生日を設定・編集する方法
2019年以前にアカウント登録をしたユーザーの中には、生年月日が未入力のままという人もいるかもしれません。生年月日は個人情報の設定画面から追加できます。
誕生日を設定する


プロフィール画面から[プロフィールを編集]をタップし、画面下部の[個人の情報の設定]を押してください。


[誕生日]をタップし、自分の誕生日に数字を合わせたら右上の[完了]を押してください。
誕生日を変更する


誕生日を誤って登録してしまった場合などで生年月日を変更するには、「個人の情報」の画面で誕生日の日付をタップすれば設定し直せます。
InstagramとFacebookアカウントを連携している人は、[Facebookで更新]を押すと画面が切り替わるので、Facebook上で生年月日を変更しましょう。


Facebookアカウントにログインしたら、プロフィールの編集画面に移動します。正しい生年月日を設定し直し、画面を一番下にスクロールして[保存]をタップしてください。
誕生日を設定すると他のユーザーにバレる?
Twitterで誕生日の公開設定をオンにしておくと、プロフィール画面に誕生日が表示されます。誕生日の当日になるとプロフィール画面には風船のイラストが現れて、他のユーザーからもひと目で誕生日だと分かります。
Facebookでも自動的に誕生日を知らせる投稿がされます。ただし、TwitterもFacebookも誕生日を非公開にしておけば、誕生日を知られる心配はありません。では、インスタグラムではどうなるのか検証してみました。
生年月日はプロフィール画面に表示されない

プロフィール画面に誕生日は記載されない
インスタでは誕生日を公開する設定は存在しません。プロフィール画面にも生年月日は表示されないので、他のユーザーに誕生日や年齢がバレる心配もないでしょう。
誕生日当日も通知されない
誕生日当日になるとインスタにはどのような変化があるのか検証したところ、当日になっても自分や他のユーザーに誕生日であることを通知する機能はありませんでした。
つまり、インスタで誕生日を登録しても相手に知られる可能性はない、と言って差し支えないでしょう。
「誕生日カード」機能でも生年月日は表示されない

インスタのストーリーで作れる誕生日カード
インスタのストーリー機能には、お祝いメッセージと過去にタグ付けした投稿を組み合わせてストーリーを作成し、お祝いメッセージをシェアできる「誕生日カード」機能があります。このカードを友達が作成してストーリーに投稿したとしても、ストーリーに生年月日は表示されません。
ただし、友達がストーリー編集画面に直接テキストで生年月日や年齢を入力することもできるので、そこで第三者に年齢がバレてしまう可能性はあります。