Twitterには、投票形式の簡単なアンケートを作る機能があります。選択肢に迷った際、フォロワーに意見を聞きたいときに活用できそうです。ただ、アンケートをタイムラインで見かけたことはあっても、どうやって作るのか分からないユーザーも少なくないでしょう。
そこで、本記事ではTwitterのアンケート機能について、作成方法や投票方法など、基本的な使い方を紹介します。また、アンケートに参加した際に自身の回答内容がバレるのか、という点も合わせて解説します。
Twitterの「アンケート(投票)機能」とは?
Twitterでは簡単なアンケート機能をもったツイートの作成ができます。
アンケートは複数の回答から1つを選んで投票する形式で、選択肢は最大で4つまでとなっています。集計は自動でおこなってくれるので、簡単そのもの。アンケートの作成者や回答者は、途中の結果を確認できます。
アンケートは、フォロワーの意見を聞きたいときに役立ちます。例えば、着ていく服をどちらか迷ったときにTwitterでアンケートをとれば、客観的な意見を参考にできそうですね。
クイズ形式で楽しむことも
また、クイズにするなどして、コミュニケーションツールとしても使っても楽しいでしょう。普段はあまりコミュニケーションをとらない人から、リプライなどで反応が返ってくるかもしれません。
アンケート機能の使い方
アンケートの作成方法や投票、アンケート結果の確認方法といった基本的なアンケート機能の使い方を解説します。
アンケートツイートの作成方法
まずは、アンケートの作成手順を確認しておきましょう。
1アンケートの作成画面を開く
左:ツイート作成ボタンをタップ右:グラフ状のアイコンを選択する
通常のツイート作成と同じ手順で、画面右下にある羽マークのツイート作成ボタンをタップ。続いてツイートの入力画面で、キーボードの上部にあるグラフ型の投票追加アイコンを選択してください。
2質問事項を入力する
質問文を入力
グラフ型のアイコンを選択するとアンケートの選択肢が2つ表示されます。それと同時に、アンケートの質問文が入力できるようになるので、「ランチ何にしよう?」などの質問事項を入力します。質問文は、通常のツイートと同じく最大140文字まで入力が可能です。
3選択肢を作る
アンケートの選択肢を作成
「回答1」と「回答2」には、それぞれ〈ラーメン〉〈うどん〉などの選択肢となる言葉を入力します。選択肢の文字数の上限は25文字です。
左:選択肢入力欄の右側にある[+]をタップ右:選択肢は最大4つまで増やせる
選択肢を3つ以上に増やしたい場合は、「回答2」の右側にある[+]ボタンを押します。すると「回答3」が表示されるので、同じように文字を書き込んでください。4つ目を作成したい場合も、同じように「回答3」の横に表示される[+]ボタンをタップすればOKです。選択肢は最大で4つまで増やせます。
もし間違えて[+]アイコンを押してしまった場合には、追加された選択肢に何も入力せずにツイートしてOKです。何も入力していない選択肢は、消えるようになっています。
4投票期間を設定して公開する
左:「投票期間」の[∨]をタップ右:投票期間を設定したら[ツイートする]でアンケートをツイートする
初期設定では、投票期間が1日(24時間)となっています。投票期間を変更するには、「投票期間」欄にある[∨]をタップします。「日」、「時間」、「分」と細かく期間を設定できるようになります。期間は最短で5分、最長で7日です。すべての設定が完了したら、[ツイートする]ボタンで作成したアンケートを公開できます。
アンケートも、通常のツイートと同じく新しい投稿が増えるほど見られにくくなります。ユーザーの目に留まりやすくするには、「セルフリツイート」と「固定されたツイート」設定の2つの方法を試してみましょう。
左:アンケートツイートのリツイートボタンをタップする右:引用リツイートでコメントを追加するのも効果的
まず即時的な効果がある方法として、セルフリツイートがあります。アンケートツイートで「リツイート」アイコンをタップしてください。通常のリツイートでも再度タイムラインに浮上しますが、引用リツイートで「回答よろしく!」など、好きなメッセージを入力しても効果的かもしれません。
【Twitter】今さら聞けない「リプライ」と「リツイート」の違いとは?
左:アンケートツイートのメニューから[プロフィールに固定(表示)する]を選択右:自身のプロフィールの一番上に表示されるようになった
もう一つの方法は、「固定されたツイート」への設定です。アンケートツイートの右上にある[…]または[∨]ボタンからメニューを表示し、[プロフィールに固定(表示)する]を選択します。するとそのツイートが「固定されたツイート」に設定され、自身のプロフィール画面の最上部に常に表示されるようになります。
ただし「固定されたツイート」は、自身のプロフィール内のみで固定されるためタイムライン上への影響はなく、他のユーザーが自身のプロフィールを開いたときでないと効果を発揮しません。
アンケートツイートを削除する方法
左:[…]または[∨]ボタンをタップする右:[ツイートを削除]を選択
投稿したアンケートを削除する方法は、通常のツイートの削除と同じです。アンケートツイートの右上にある[…]または[∨]ボタンをタップするとメニューが表示されます。メニューから[ツイートを削除]を選択し、確認メッセージでも[削除]を選択すればアンケートの削除は完了です。
【Twitter】複数のツイートを一括削除(全消し)する方法まとめ
アンケートに投票(回答)する方法
左:アンケートに回答する前の画面右:回答後の画面。「うどん」に投票すると、チェックマークがついた
アンケートに回答する方法はかんたん、どれかひとつの選択肢をタップするだけです。自分の回答にはチェックマークがつき、それまでの集計結果を見られるようになります。
アンケート結果の確認方法
アンケート作成者には通知が届く
作成者は、アンケートの最終結果を通知で受け取れます。以前は投票者も通知を受け取れたようですが、現在はアンケート作成者のみとなっています。最終結果を知りたいアンケートは、いいねやブックマークをしておいて、あとから確認できるようにしておくとよいでしょう。
アンケートに投票するとバレる?
Twitterのアンケート機能での投票は匿名です。誰がどの項目に投票したのかは、作成者も含め誰にもわからないようになっています。今回は作成者側と回答者側、それぞれの視点で検証してみました。
作成者側のアンケート投稿画面
こちらが作成者側のアンケート画面です。結果は確認できても、誰が投票したかはわからないようになっています。
回答者側のアンケート投稿画面
回答者側からも検証してみます。こちらも、選択肢それぞれの票数をパーセンテージで確認できますが、誰がどの選択肢に投票したのかはまったくわかりません。
Twitterのアンケート機能の注意点
Twitterのアンケート機能を利用する上で注意しておきたい点をいくつかまとめました。
作成者は投票(回答)できない
アンケートの作成者は、自身の作成したアンケートへの回答はできません。その一方で、投票結果は常に確認することができます。
アンケートツイートに画像は追加できない
アンケートに画像を追加したい場合は、リプライで写真を追加する
アンケートの作成画面では、画像を追加できません。選択肢を画像で表現したいなど、どうしても画像を追加したい場合には、投稿にリプライを送ります。
投票(回答)のキャンセルや変更はできない
アンケートに一度回答をしたら、取り消しや変更はできません。前述の通り、アンケートへの回答内容は自分以外誰にもわからないようになってはいますが、正確性など気になる人は回答内容を慎重に選びましょう。
途中で投票を締め切ることはできない
いったんアンケートツイートを投稿してしまうと、設けた投票期間を過ぎるまで回答は募集され続けます。途中で締め切ることはできません。アンケートツイートを削除すれば、アンケートの募集を終わらせられますが、それまでの投票結果も同時に削除されてしまいます。
検証したTwitterのバージョン:iOS版8.45、Android版8.75.0