天性のスター、グレース・ヴァンダーウォールが送る青春映画『ハリウッド・スターガール』はディズニープラスで配信中

あの声がハリウッドで再び蘇る

青春時代、誰しもが思い描く将来の夢。ディズニープラスで配信中の映画『ハリウッド・スターガール』は、美しい歌声を持つ主人公が仲間たちと真っ直ぐに夢を追いかける青春ストーリーです。

2020年にディズニープラスで配信された『スターガール』の続編となる本作では、主人公のスターガールが新天地でさまざまな人たちと出会い、刺激を受けながら自身の新たな可能性を切り開いていきます。何かを志す気持ちや前に進もうという気持ちを、力強く応援してくれる物語です。

ハリウッドを夢見る若者たちがとにかく清々しい

前作『スターガール』では、母親の仕事の都合でアリゾナ州の小さな町に引っ越したスターガールでしたが、今度は映画の都・ロサンゼルスに移り住みます。

相変わらず歌うことが大好きなスターガールは、新しいアパートで隣の家に住む少年・エヴァンと意気投合します。兄のテレルと自主映画を制作しているエヴァンは、スターガールの歌声を聴き、ぜひ自分の映画に出演してほしいと頼みます。

エヴァン、テレルと共に映画の世界に足を踏み入れるスターガール。続いて音楽制作も担当することになります。そんな折、憧れの歌手・ロクサーヌ・マーテルがテレルのお店の常連だとわかり、さっそく彼女に曲の使用依頼をしますが、長いこと音楽から遠ざかっていた彼女はなかなか首を縦には振らず……。

若者たちが夢を追いかける姿を、とても爽やかに描いた作品。時代設定は現代ですが、映像全体にどこか懐かしい雰囲気が漂い、大人なら誰もが自分の青春時代を思い出すことでしょう。

いわゆる「悪役」がまったく登場しないのもこの作品の美点です。偏屈な隣人やふて腐れた雰囲気の歌手・ロクサーヌも、ストーリーの流れを追うごとにその人となりが見えてきます。「友達になりたいな」と思わされる、チャーミングな魅力が満載の登場人物達に注目です。

新星グレース・ヴァンダーウォールの魅力とは

本作の魅力は、なんといっても主演を務めるグレース・ヴァンダーウォールの存在感にあります。彼女は、2016年に放送されたオーディション番組「アメリカズ・ゴット・タレント」に弱冠12歳で優勝し、その後に全米でミュージシャンデビューしました。そして2020年に前作『スターガール』で俳優デビューを果たしています。

主人公であるスターガール・キャラウェイのキャラクター自体にヴァンダーウォールのパーソナリティが大きく反映されています。彼女は先のオーディション番組でウクレレを弾きながらオリジナルソングを披露し、優勝しましたが、その特技が映画の中でも存分に活かされています。

ヴァンダーウォール演じるスターガールなら、人が「夢物語」と思うようなことでも実現してしまうのかもしれない。観ている人をそんな気持ちにさせるスター性を感じます。

夢を追うことの素晴らしさと、純粋な気持ちを取り戻させてくれる温かい作品。若い世代はもちろん、少し疲れた大人の心も癒してくれる作品です。

『ハリウッド・スターガール』を見る(ディズニープラスで配信中)

『ハリウッド・スターガール』のストーリー

2020年にディズニープラスで配信された『スターガール』の続編。

映画の都、ロサンゼルスに移り住むことになったスターガールは、近所に住む少年・エヴァンと出会う。エヴァンに自主制作映画への出演を依頼されたスターガールは、憧れの歌手ロクサーヌ・マーテルに協力を求めるが...。

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SORA