2024年6月10日に登場した新しいポイ活アプリ、GeoQuest(ジオクエスト、通称:ジオクエ)。RPG(ロールプレイングゲーム)のような感覚で、写真を撮ってクエストをクリアするとポイントをもらうことができます。
今回そんなジオクエを実際に使ってみて、どれだけポイントを貯められるのか検証。クエストの進め方や、メリットや注意点なども紹介します。
ジオクエとは?
GeoQuest(ジオクエスト:以下、ジオクエ)は、歩数や移動距離でポイントが貯まるポイ活アプリ「トリマ」で有名なジオテクノロジーズ株式会社が提供している新しいポイ活アプリです。アプリ内で提示される「クエスト」の写真を撮影し、投稿することでマイル(ジオクエ上で獲得できるポイントのこと)をもらえます。

なぜポイントがもらえるのか、そう疑問に思う人もいるでしょう。実は、ジオテクノロジーズではデジタル地図制作事業をおこなっており、日本全国の地図を整備してきました。特にビル名やコインパーキング、飲食店の開店・閉店情報などは調査員が現地に行って写真撮影をするなど人力での調査が必要で、タイミングによっては地図に反映するまでに時間がかかってしまうことも。そこで、より詳細でフレッシュな地図を整備するためにユーザーから写真データを提供してもらい、そのお礼としてポイントを還元する仕組みになっています。
ジオクエの特徴は、「コインパーキングの写真を撮ろう」「郵便ポストを撮影しよう」といったさまざまなクエストから好きなものを選んで、写真を撮影するだけでポイントがもらえること。他のポイ活アプリでは広告を見たり、アンケートに回答したり、ゲームに参加するなど、ポイントを貯めるためにやるべき作業が多いですが、ジオクエは「クエストクリア」のみ。ポイントを獲得する手段は「指定されたクエストの写真を指示通りに撮影して投稿する」だけです。画面もシンプルで気が散りません。
ジオクエのメリット
ここではジオクエのメリットや、他のポイ活アプリとの違いについて紹介します。
ゲーム感覚で楽しんでマイル(ポイント)がもらえる

さまざまなクエストがある

撮影例や写真の必要枚数、期限なども確認できる
ジオクエには、さまざまな「クエスト」があります。街中にあるビルやコインパーキングといった施設や建造物、ポスト・モニュメントなどが写真を撮る対象(クエスト)として提示されているので、その中から選びます。
どんな写真を撮ればよいか、何枚撮影すればよいかなどはそのクエストをタップすれば詳細が書かれているので、指示通りに撮影すればOKです。
写真を撮って投稿するだけでマイル(ポイント)がもらえるので、まるでRPGのミッションをこなしているかのような感覚で、楽しんでポイ活ができます。
クエストによっては1件で数万マイルもらえることも

白枠のものが調査可能

グレーのものは調査が終了したもの
クエストの種類は、大きく分けて「位置指定型」と「ジャンル指定型」の2つがあります。内容によって報酬が3万マイルなど1件で大量のマイルを稼ぐことも可能です。
位置指定型 | 調査する場所が指定されたクエストです。ユーザーがその指定場所に行って写真を撮るとクエストクリアとなります。調査する場所が決まっていて写真撮影の難易度が比較的高いことから、高報酬なケースが多め。位置指定型のクエストには、クエストに【位置指定型】という表記が付いています。 |
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ジャンル指定型 | 郵便ポストや街灯など、街なかにある対象物を探して調査するクエストです。位置の指定がないため、調査したものをどこで見つけたかも含めて報告します。写真撮影の難易度は比較的簡単なケースが多いことから、位置指定型と比べると報酬は低めです。 |
上記以外にも特別なクエストが発生する場合があります。
特に緊急性の高いものには「緊急」と表示されます。期日が決められているものが多く、報酬額は高め。必要な投稿数が集まると終了してしまう“早い者勝ち”なクエストです。他にも「キャンペーン」や「限定」などがあり、こちらも高報酬であるケースが多くなっています。
獲得したマイルは30社以上の他社ポイントなどに交換できる



貯まったマイルは買い物券やギフトカードなどへの交換、寄付ができる
貯まったマイルは「トリマ」を経由してお買い物券やAmazonギフトカード、PayPayマネーライトなどに交換できます。2024年9月現在で交換できるのは、ポイントが38社、商品引換券が9種と豊富。交換レートは交換先によって変わりますが、100マイル=1円相当となっています。
ポイントやデジタルギフトだけでなく、寄付をすることも可能です。ジオテクノロジーズのデジタル ディレクター 庄司隆弘さんによると、現在取り扱っている2団体への寄付が2022年1月から2024年3月末までの約2年間で1055万円集まったそうです。
ジオクエの注意点
ここではジオクエを利用するうえで気をつけておきたい注意点について説明します。
ポイントを交換するには「トリマ」との連携が必須

[トリマと連携]をタップ

[交換]をタップし[トリマを開く]をタップ
ジオクエでは、「マイル」を貯めることで、さまざまなポイントやデジタルギフトに交換ができます。ただし、ジオクエ単体ではマイルをポイントへ交換することはできません。ジオクエでマイルを貯めるには、あらかじめ「トリマ」との連携が必要となります。「トリマ」と連携されていないと、マイルを貯められないので注意してください。
トリマとの連携が完了している場合は、クエスト一覧の左上にトリマのアイコンが表示されるようになります。なお、貯めたマイルの交換レートは、上述のとおり100マイル=1円相当です(ポイント交換先によって異なる)。
投稿は1日5回までしかできない

投稿は1日5回までと上限が決められている
クエストの1日の投稿数には上限があり、5回までとなっています。1日に6回以上は投稿できないので注意してください。
より多くのマイルを稼ぎたいなら、なるべく報酬額の多いクエストを優先して投稿するなど工夫が必要かもしれません。

投稿画面で[一時保存する]をタップ

ホーム画面の「未投稿の調査」で一時保存した件数を確認できる

最大20件まで保存可能
1日の投稿制限はありますが、ジオクエには「一時保存」という機能があり、最大20投稿まで保存できます。つまり、「撮りだめ」ができるというわけです。
撮影できるものがたくさんある日や時間があるときに撮りだめしておき、別日に投稿することが可能です。ただし、一時保存した投稿はクエストの期限や募集数に到達すると自動で削除されてしまうので、投稿期間には気をつけなくてはなりません。
指示通りに撮影しないとポイントはもらえない


撮影するポイントや写真の必要枚数の指示通りに撮影・投稿しよう
挑戦したいクエストを開くと、どんな写真を撮影すればよいかの指示が細かく記載されており、この通りに撮影しないとポイントがもらえません。
テキストだけでなく写真例も掲載されているので、よく読んで撮影ポイントや写真の枚数に注意して撮影するようにしましょう。
ジオクエの実際の利用方法
それでは、実際にどうやって投稿すればよいのか、利用手順を詳しく説明していきます。
アプリをダウンロードする



カメラのアクセスと位置情報の許可は、いずれも必ず[許可]を選択する
まずは、アプリをダウンロードします。アプリの説明が表示されるので、[次へ]をタップしながら画面に従って進んでいけばOKです。
進めていくと、カメラへのアクセス許可と位置情報の利用の許可を求められます。ジオクエで投稿するにはカメラの使用と位置情報が必要になるので、両方とも必ず[許可]を選択してください。
トリマと連携する



トリマとの連携は後からでも可能。アプリ内メニューの「設定」から手続きができる
利用規約を確認して[同意して次に進む]をタップすると、[トリマと連携]という項目が青くなるので、こちらをタップして「トリマ」と連携しましょう。上述のとおり、マイルを貯めるためにはまずトリマとの連携が必要です。そのため、事前にトリマアプリをインストールしてログインをしておくとスムーズです。
そのあとチュートリアルが始まるので、やり方を詳しく知りたい人はチュートリアルクエストに挑戦してみてください。チュートリアルはスキップをすることも可能です。これでジオクエを利用する準備は整いました。
実際にクエストをやってみる

今回はポストの写真を撮るクエストに参加

内容を確認して[新しく調査を始める]をタップ
では、実際にクエストをやってみます。クエストの一覧から挑戦したいクエストをタップします。今回は、「ポスト(キャンペーン)の写真を撮ろう」を選びました。クエストの内容を確認し、[新しく調査を始める]をタップします。

「位置を指定してください」というポップアップが表示される

ピンを指で移動させてポストのある位置に合わせる

カメラマークをタップすると写真が撮れる
「位置を指定してください」というポップアップが表示されるので、ピンを指で移動させて現在地(ポストのある位置)に合わせます。位置を指定できたら、[位置を確定する]をタップします。
カメラが立ち上がったら、カメラマークの青いボタンをタップして対象物を撮影します。夜間でも投稿はできますが、撮影対象がはっきり確認できなければ意味がないので、撮影する際は明るさにも気をつけてください。

指示通りに写真を撮る

撮影が終わったら[投稿画面へ進む]をタップ
指示通りに、ポストの全体・斜めから、郵便物の収集時間の3カットを撮影しました。写真は、1投稿につき5枚まで撮影できます。多く撮影したほうが親切なように思えますが、必要な情報がきちんと撮影されていれば、必要枚数だけでOKです。
撮影が済んだら、[投稿画面へ進む]をタップします。再度、確認のポップアップが表示されるので、写真の撮り直しや追加などが必要なければ[投稿画面へ進む]をタップしましょう。

説明欄には任意で記入もできる

投稿準備が整ったら[投稿する]をタップ

クエストの投稿が終わると即時マイルがもらえる
任意入力の説明欄があるので、書き入れたいことがあれば記入します。
「“1枚目の写真はどこから撮影した”と撮影した場所の補足説明を入れてくれる人や、閉店・開店情報の場合は、“○○店が何月何日に閉店”と書き込んでくれる人もいて、投稿内容を精査する過程で補足情報は大変参考になります」(庄司さん)
投稿してよければ、[投稿する]をタップします。一時保存したい場合は、ここで[一時保存する]をタップしてください。[投稿する]を押すと再度ポップアップで投稿確認をされるので[投稿する]をタップします。投稿が完了すれば、「クエストクリア」のポップアップが表示されます。
投稿が終わると、即時マイルというものが付与されます。即時マイルは全体に付与されるマイルの1%ほどで、投稿後すぐに獲得できます。投稿した内容の審査が終わり、問題がなければ3営業日ほどで最終マイルとして残りの約99%が付与される仕組みです。
つまり、間違った写真を撮って投稿してしまったとしても、即時マイルだけはかならずもらえるというわけです。後から即時マイルをはく奪されることはないので安心してください。
募集数に到達すると投稿できないケースも

青いピンの箇所は調査可能

ピンの色の説明もクエストの詳細ページから確認できる

自分で調査したものには「あなたが調査」と表記される
位置指定型のクエストの場合、調査可能の状態のマークのあるところしか調査・投稿ができません。青いピンが立っていれば調査が可能です。ただし、ピンがグレーで「済」となっているところは、調査できないので注意してください。
また、位置指定型・ジャンル指定型問わず、自分で調査済みの場所を複数回にわたって何度も調査・投稿できない場合があります。投稿しようと思っても、自分が過去に調査した場所には「済」の下に「あなたが調査」と記載されたピンが地図上に表示されるようになります。


調査が終わった場所には「済」と書かれたグレーのピンが付き、追加調査はできない
自分が過去に投稿した以外でも、他の人によってクエストの調査可能数上限に達してしまった場合はピンを立てられず、投稿することはできません。
クエストの成功・失敗はどこでわかる?

ホーム画面右上のメニューボタン
をタップ
[投稿履歴]をタップ

「審査中」の場合はまだマイルの付与がされていない
投稿したクエストは、クエスト一覧画面右上にあるメニューボタン
をタップした[投稿履歴]から確認することができます。「審査中」のマークがあるものは、審査中です。およそ3営業日が過ぎると、審査が終了します。時期によっては審査に時間がかかり、マイルがなかなか付与されない場合があります。投稿履歴で黄色の「審査中」のマークが出ていれば、審査をしている証拠なので安心してください。

クエストの成功・失敗はマークで確認可能

失敗したクエストをタップすれば、失敗理由が確認できる
クエストが成功したかどうかも、この投稿履歴から確認することができます。
緑の丸が付いている場合は、クエストがクリアしたという印です。赤い三角が付いている場合は、クエストに失敗していることを表しています。クエストをタップすると、失敗した理由が記載されているので、次回投稿するときの参考にしてください。
獲得したポイントを確認する

トップページ左上のトリマのアイコンをタップ

[トリマを開く]をタップすればマイル履歴が確認できる
獲得したマイルの総数は、クエスト一覧の左上に表示されるトリマのアイコンの横で確認できます。ただし、このマイル数は、トリマで得たマイル獲得数も含まれているため、ジオクエでいくらマイルを獲得できたかを確認するには、トリマを開くことで確認できます。

マイル履歴では日別の獲得数が確認可能

タップすれば何で獲得できたか詳細もわかる
マイル履歴では、日別に獲得したマイルの総数を確認できます。日にちをタップすると、何でマイルが貯まったのかがわかるようになっており、ジオクエで獲得したマイル数には「GeoQuest」と書かれています。
10日間利用してみてどれだけポイントが貯まった?

筆者は実際に、通勤の合間を使って無理のない範囲で10日間ジオクエを利用してみました。超高報酬の位置指定型は近隣に調査できるところがなかったため挑戦できませんでしたが、少々高額なキャンペーンや比較的難易度の低いジャンル指定型を中心に1日平均3~4投稿をして、10日で3万8000マイルを貯めることができました。つまり、1カ月で約11万4000マイル貯められるという計算になります。金額にすると1カ月で約1200円分です。1年で1万円以上ポイント獲得が可能と考えれば、かなり貯まりやすいポイ活アプリなのではないかと思います。
また、今回は挑戦しませんでしたが、1件数万マイル獲得できる高報酬のクエストに成功していれば、より多くのマイルが貯まっていたでしょう。庄司さんは、2024年6月10日〜7月末の約1カ月半で100万マイル(日本円にして約1万円)を貯められたそうです。
「多くのマイルを貯めるコツはやはり、うまく高報酬のクエストをクリアすることです」(庄司さん)。登山の分岐名称や登山注意箇所など、高額報酬が狙える非日常的なクエストがまれに登場します。そんなときは図書館に行って登山の本を借りてきて東京近郊の山の情報を調べて、比較的行きやすい登山道を探してクエストに挑戦しているそうです。
ジオクエは電波がないと投稿ができないため、初心者でも登れるような軽い登山道でOK。「登山」というとなかなか腰が重いかもしれませんが、ハイキング感覚で山を登り、かつポイントも貯められると考えると、「ちょっとやってみようかな」という気になります。また、「ジオクエでポイントを稼いでいるという話を家族にしたところ、娘が興味を持って、ポイントを稼ぎたくて一緒に登山に行きました」と庄司さん。健康につながるだけでなく、家族交流のきっかけづくりにも一役買ってくれそうです。
まとめ:1年で1万円以上貯めることも可能、今後のアップデートに期待
実際にジオクエをやってみて、いつもの通勤・通学や散歩などに簡単かつ気軽にポイ活ができるアプリだと感じました。普段通る道はもちろん、1本外れていつもと違う道を歩いてみるだけでも、投稿の幅が広がります。
改めて気付かされたのが、普段あまり周囲をよく見ていなかったことです。「街灯」のクエストをしているとき、いつも通っている道に街灯がないか探すわけですが、いつも通る道でも少し角を曲がるだけで街灯の照明の形が違っていて、「こんな形をしていたんだ」とハッとしました。普段まったく気にもしていなかったのだと驚くと同時に、自分の住んでいる街について解像度が上がったような気がして、非常に新鮮な気持ちになりました。
位置情報を許可して投稿するためプライバシーが心配ですが、庄司さんによると「投稿した写真や位置情報は他のユーザーからは見えない仕組みで、万が一顔が写り込んでも地図整備の段階で顔にモザイク処理をしてプライバシーを守っている」とのこと。また、ジオクエでは個人情報を取得しないため、安心して利用できます。
今後の展開を庄司さんに尋ねたところ、ユーザーランキング制度といったゲーム要素を盛り込んだり、最上位ランカーにアンバサダーのような地位を設けたりするなど、さまざまなアイデアを考案中とのこと。ほかにも、ジオクエを副業として成り立たせる仕組みを構想しており、頑張った人が稼げるようにマイルを付与する仕組みづくりを考えているとか。
ちゃんと努力してくれている人や、高品質な画像を送り続けてくれている人などに、しっかり還元できる仕組みも作りたいとのことなので、今後が楽しみなポイ活アプリです。