アマゾンのFire TV Stick(ファイヤーティービースティック)の購入にあたって、まず気になるのは「自宅のテレビで使えるか」という点でしょう。
Fire TV Stickはメーカーや製造年代問わず幅広い機器に対応していますが、どのテレビでも使えるわけではありません。あまりにも古いテレビだと、接続できない可能性があるので注意が必要です。「Fire TV Stickが届いた後で使えないことに気づいた」とならないように、必ず購入前に確認しておきましょう。
2025年3月28日(金)0時から4月1日(火)23時59分まで開催される「Amazonスマイルセール 新生活 FINAL」。その開催に先行して、Fire TVシリーズがそれぞれ以下のセール価格で販売されています。
機種名 | セール価格 | 通常価格からの割引き率 |
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Fire TV Stick HD | 4880円 | 30%オフ(通常価格6980円から2100円割引) |
Fire TV Stick 4K(第2世代) | 6980円 | 30%オフ(通常価格9980円から3000円割引) |
Fire TV Stick 4K Max(第2世代) | 9980円 | 23%オフ(通常価格1万2980円から3000円割引) |
Fire TV Cube(第3世代) | 1万5980円 | 20%オフ(通常価格1万9980円から4000円割引) |
「Fire TV Stick HD」が30%オフ、「Fire TV Stick 4K(第2世代)」が30%オフ、「Fire TV Stick 4K Max(第2世代)」が23%オフ、「Fire TV Cube(第3世代)」が20%オフで販売中です。購入を考えている人は、逃さずゲットしましょう。
Fire TV Stick対応のテレビを見分ける方法
自身のテレビがFire TV Stickに対応しているか確認するには、テレビの背面や側面をチェックします。

HDMIケーブルの挿込口
どこかに「HDMI入力」や「HDMI IN」などと書かれた挿し込み口があれば、そのテレビはFire TV Stickに対応していると判断できます。
HDMIの入力端子はここ12〜13年以内に購入したテレビであれば、ほぼすべてに搭載されているはず。よく探してみましょう。

Fire TVシリーズ本体は、いずれの世代のタイプも先端にHDMIの出力端子が搭載されています。これをテレビに挿し込んで動作させるため、テレビ側にも同じHDMIの挿し込み口が搭載されている必要があるのです。
ちなみに、上位モデルのFire TV Stick 4KやFire TV Cubeも、同じHDMIの入力端子さえあれば正常に動作します。4K映像対応のテレビでなくても、Fire TV Stick 4K自体の利用は可能というわけです(4K画質にできないだけで、コンテンツは普通に再生できます)。
Fire TV Stickが使えないテレビとは?
Fire TV Stickに対応していないテレビの特徴も把握しておきましょう。
赤白黄のRCA端子やD端子しかないテレビ
前述した「HDMI」端子が搭載されていない、RCA端子やD端子だけのテレビは原則としてFire TV Stick非対応となります。今ではほとんど見かけませんが、15〜20年前に購入した古いテレビを現役で使っている場合は当てはまるかもしれません。

HDMI端子が搭載されていないテレビのイメージ
HDMIに非対応のテレビであっても、変換アダプタやコンバーターなどのツールを経由すればFire TV Stickを接続できる可能性はあります。
しかし、利用はあまりおすすめできません。仕組み上、デジタル(HDMI)⇔アナログ(RCA端子やD端子)の変換はかなり難しく、さまざまな不具合が生じる可能性が高いからです。著作権保護(HDCP)などの関係で映像がまったく映らないこともありますし、映ったとしても画質が著しく悪かったり、動作が不安定だったりするかもしれません。
今は2〜3万あればテレビが手に入る時代です。一か八かのような賭けで変換アダプタを買うくらいなら、テレビを買い換えるほうがよっぽど合理的でしょう。

Fire TV StickはHDMI入力端子とWi-Fi環境さえあれば動作するので、映し出す対象は「テレビ」でなくても構いません。たとえば、スピーカー内蔵のプロジェクターやモニターなどを使うのもおすすめです。モノによりますが、テレビよりも安く1万円以内で手に入るケースもあるでしょう。
アナログテレビ
Fire TV Stick(第3世代)購入ページの「対応テレビ」の項目を見ると、以下の通り「1080pまたは720p、60/50Hzに対応したHDMI端子付HDテレビ」と記載があります。
「HDMI端子付」というのは前述しましたが、「1080pまたは720p」「60/50Hz」「HDテレビ」というのはそれぞれどういう意味なのでしょうか。
対応テレビ:1080pまたは720p、60/50Hzに対応したHDMI端子付HDテレビ
まず「1080pまたは720p」や「HDテレビ」といった条件に当てはまらないのは、大雑把にアナログテレビのことを指します。
画面の横と縦の長さの比が16:9(=横長のワイドテレビ)で、画面解像度が1080p(1920×1080)もしくは720p(1280×720) のテレビのことをHDテレビ(High Definition Television)と呼びます。一方、いまではほとんど見かけませんが、かつて主流だった「アナログテレビ」は画面の横と縦の長さの比が4:3で解像度は640×483です。

アナログテレビのイメージ
このアナログテレビの縦横比や解像度では、Fire TV Stickを経由して映像コンテンツをうまく映し出せない可能性がある、ということを言いたいわけです。
とはいえ、前述の「HDMI入力端子が付いているテレビ」という条件を満たしているのであれば、同時に「HDテレビ」や「1080pまたは720p」という条件もクリアしているはずなので、あまり難しく考える必要はありません。
ちなみに、「60/50Hz」は電源の周波数のこと。日本は地域によって「50Hz」と「60Hz」2種類の電源周波数が存在しています(おおまかに東日本が50Hz、西日本が60Hzです)。「60/50Hzに対応したテレビ」とは、どちらの周波数の地域でも使えるテレビという意味です。こちらも一般的に日本で販売されているHDテレビならクリアしているはずなので、特に気にする必要はありません。
入力切り替えが制限されているテレビ

Fire TV Stickを使って動画コンテンツなどを再生するには、テレビの電源を入れてリモコンにある「入力切替」ボタンからHDMI入力に切り替える必要があります。
この点、ホテルや旅館、カラオケなどに備え付けのテレビは、まれにこの「入力切替」ができないように設定されていることがあるようです。そのようなテレビでは、たとえHDMIの入力端子があってもFire TV Stickを使うことはできません。出先のテレビでFire TV Stickを使う場合は注意しましょう。