ドコモの家族割から1人抜けるとどうなる? 損をしない基準や乗り換え先を解説

料金は「グループ内回線数」によって変わる
ドコモの家族割を1人抜けるとどうなる?

これまで家族全員でNTTドコモを利用していたものの、さまざまな事情で自分だけ他キャリアへ乗り換えたいという人もいるはずです。そんな時に気になるのが、家族で利用することで割引が適用される「家族割」の扱いです。

「自分が他キャリアへ乗り換えて家族割から1人抜けると、残る家族の料金が高くなってしまうのではないか」「乗り換えることで自分の通信費は節約できるのか」といったように、気になる点はたくさんあります。

本記事では、ドコモの家族割から1人抜けた時の変化や、乗り換えた時に損をしない料金の見極め方などを、家族の状況ごとに分けて詳しく解説します。

この記事でわかること
  • 自分を含めた家族が契約しているプランの家族割の扱い
  • 家族割から抜けても手数料や違約金はかからない
  • 自分が1人抜けた時に残る家族の料金がどう変動するか
  • 料金的に損をしにくいおすすめの乗り換え先

家族割グループから抜けずに通信費を節約

データ容量無制限がお得+専用アプリで国内通話が無料に

まずは自分と家族が契約中のプランを確認する

ドコモが定める三親等の定義
Image

ドコモが定める三親等の定義。配偶者は事実婚や同性パートナーを含む

ドコモの家族割(正式名称は「ファミリー割引」)は、主回線となる利用者から三親等以内の家族・親族で「ファミリー割引グループ」を構成し、グループ内の対象プラン利用者の料金が割引(みんなドコモ割)されたり、家族間通話が無料になったりするサービスです。

ドコモのファミリー割引グループ
Image

注意したいのが、「みんなドコモ割」の料金割引や家族間通話無料の対象になるプランとは別に、それらの恩恵は受けられないもののファミリー割引グループの人数(回線数)としてカウントされるプランがあるということです。また、ファミリー割引グループの人数によって割引対象となるプランの割引額が決まるため、自分の家族が何人でファミリー割引グループを構成しているかもチェックする必要があります。

以下に、ファミリー割引の対象となるプランと、グループ回線数にだけカウントされるプランをまとめて一覧化します。

プラン名

料金割引(みんなドコモ割)

家族間通話無料 グループ回線数カウント 割引額(2回線の場合)

割引額(3回線以上の場合)

ドコモ MAX

-550円 -1210円
ドコモ ポイ活 MAX -550円 -1210円
ドコモ ポイ活 20 -550円 -1210円
eximo -550円 -1100円
eximo ポイ活 -550円 -1100円
5Gギガホ プレミア -550円 -1100円
5Gギガホ -550円 -1100円
5Gギガライト -550円 -1100円
5Gデータプラス - -
ギガホ プレミア -550円 -1100円
ギガホ -550円 -1100円
ギガライト -550円 -1100円
ケータイプラン - -
データプラス - -
キッズケータイプラン - -
はじめてスマホプラン - -
U15はじめてスマホプラン - -
基本プラン ◯(※1) - -
Xi料金プラン - -
ドコモ mini ✕(※2) - -
irumo ✕(※2) ◯(※3) - -
ahamo ✕(※2) - -

(※1)キッズケータイプラス、データプラン、デバイスプラスを除く

(※2)同じファミリー割引グループ内の家族間通話無料の対象プラン契約者から「ドコモmini」「irumo」「ahamo」契約者への発信は無料、「ドコモmini」「irumo」「ahamo」契約者から家族間通話無料の対象プラン契約者への発信は有料

(※3)irumo(0.5GB)はカウント対象外

表を見るとわかるように、ファミリー割引の中でも月々の料金が割引される「みんなドコモ割」の対象となるのは2019年以降に提供された一部のプランで、それより前の古いプランは対象外になっています。また、「ドコモmini」「irumo」のように低容量・低料金のプランや、実質的なドコモのサブブランドである「ahamo」は、料金割引だけでなく家族間通話無料も対象外であり、ファミリー割引グループの回線数にのみカウントされます。

このように、自分の料金が割引されていても、他の家族は料金割引対象外のプランを契約しているということは普通に起こり得るため、ファミリー割引グループ内の家族がどのプランを契約しているのかは事前に確認しておきましょう。

この前提を踏まえたうえで、家族割から1人抜けることで本人や残る家族の料金がどのように変わるのかを解説します。

自分が家族割から抜けると残る家族の料金が高くなる可能性がある

ドコモの家族割から1人抜けた時に料金がどのように変動するかは、抜ける本人や残る家族が契約中のプランや、ファミリー割引グループの人数によって異なります。ただ、あえて要点を2つにまとめると以下のようになります。

  • 抜ける本人は今のプラン料金より安くなるなら乗り換えて損することはない
  • 残る家族は「グループ回線数」が減ることで今よりプラン料金が高くなる可能性がある

自分が家族割から抜けて他キャリアへ乗り換えるぶんには、基本的に今の自分のプラン料金と乗り換え先のプラン料金を比較するだけで損か得か判断できるため簡単です。一方、残る家族については、自分が家族割から抜けることが原因で何もしていないのに携帯料金が高くなる可能性があるため、損をしないようしっかり状況を確認すべきでしょう。

抜ける本人は今のプラン料金を基準にすればOK

家族割から抜けても追加費用はかからない

ドコモの家族割を抜ける際に、何らかの手数料がかかったり、違約金が発生したりすることはありません。また、ドコモから他キャリアへ乗り換える場合、乗り換える月の料金は満額請求されますが、解約と同時に家族割から抜けても、みんなドコモ割の割引は最後まで適用されます。

家族割から抜ける本人は、手続きに伴う違約金や手数料が発生しないため、家族割を抜けること自体で金銭的なデメリットはありません。そのため、現在の料金と乗り換え先の料金を比較し、安くなるのであればそのまま通信費の節約につながります。

ただ、1点注意したいのは通話料です。ドコモの家族割で家族間通話が無料になるプランに契約している場合、家族割から抜けて他キャリアへ乗り換えると通話料が発生するようになります。通常の国内通話料金はどのキャリアでも30秒につき22円(税込み)です。もし1カ月の家族間通話の合計時間が30分ほどある人は、通話料だけで1000円以上の料金がかかってしまうため、乗り換え先のキャリアにかけ放題のオプションがあるか、あるいは通話料が無料になるサービスがあるかどうかを確認することをおすすめします。

残る家族の料金は「グループ内回線数」が減ることで高くなるケースも

先述した通り、みんなドコモ割の割引額は対象のプランごとに異なり、またファミリー割引グループ内の回線数によっても変動します。自分が家族割から抜けることで残る家族の料金がどのように変わるかは、残る家族が利用しているプランと、自分が抜けた後のファミリー割引グループの回線数を両方確認することでわかります。

以下、料金が高くなる場合と高くならない場合に分けつつシチュエーションごとにまとめます。

料金が高くなるケース

グループ人数が2人から1人になる場合

自分を含め家族2人でファミリー割引グループを形成しており、残る家族が契約中のプランが「みんなドコモ割」対象プランの場合は、自分が家族割から抜けることで残る家族の料金が高くなります。

ファミリー割引グループの最小単位が2人であるため、そこから1人抜けるとそもそもファミリー割引グループが消滅します。当然、みんなドコモ割もなくなってしまうため、ファミリー割引グループが2回線の時に適用されていた550円/月の割引ぶん、残る家族の料金が高くなるわけです。

グループ人数が3人から2人になる場合

自分を含め家族3人でファミリー割引グループを形成していて、残る家族が契約中のプランの一部またはすべてが「みんなドコモ割」対象プランの場合は、自分が家族割から抜けることで残る家族の料金が高くなります。

グループ回線数が3回線以上だと、みんなドコモ割の割引額は最大1210円/月。一方、2回線の割引額は550円/月なので、グループ人数(回線数)が3人から2人に減ると残る家族の料金は1回線あたり最大660円/月が高くなる計算です。

たとえば、残る家族2人のプランがドコモ MAXとeximoだった場合、割引額は1210円/月→550円/月(ドコモ MAX)、1100円/月→550円/月(eximo)に変更され、家族全体では毎月1210円も通信費が高くなってしまいます。

自分が主回線のグループを抜ける場合

ドコモのファミリー割引グループは、1人の主回線に複数の副回線が連なる形で成り立っています。もし、自分がファミリー割引グループの主回線契約者である場合、そのまま抜けてしまうとグループが消滅し、全員の割引がなくなってしまうため注意が必要です。

たとえば、自分が主回線で家族3人のファミリー割引グループを形成していて、自分以外の2人がドコモ MAXとeximoを契約中の場合、自分がグループから抜けてしまうと残る家族に適用されていた1210円/月(ドコモ MAX)と1100円/月(eximo)がどちらも完全になくなり、家族全体の通信費が2310円/月も高くなってしまいます。

ただ、ファミリー割引グループの主回線契約者は、別の家族に引き継ぐことができます。「My docomo」にログインし、「ファミリー割引グループ代表回線変更」から手続きを進められるので、自分が主回線契約者で家族割から抜ける場合は、必ずこの手続きを済ませてから乗り換え契約をするようにしましょう。

料金が高くならないケース

家族のプランがみんなドコモ割対象外の場合

ファミリー割引グループ内にいる自分以外の家族全員が、「みんなドコモ割」の対象ではないプラン(ahamo、ドコモminiなど)を契約中の場合、自分が家族割から抜けたとしても残る家族の料金は高くなりません。もともとプラン料金の割引がない状態であるため、回線数の増減による割引額の変動などは関係がないのです。

ただし、「はじめてスマホプラン」のように料金割引が対象外で、家族間通話無料は対象となっているプランに契約中の家族がいる場合、自分が家族割から抜けることでこれまで無料だった通話料金(22円/30秒)が発生するようになるため、その点は注意が必要です。

グループ人数が4人以上から1人減る場合

自分を含めて4人以上でファミリー割引グループを形成している場合は、自分が家族割から抜けても残る家族の料金は高くなりません。

「みんなドコモ割」の割引額は、2回線か3回線以上かによって変動します。そのため、現在のファミリー割引グループの人数が4人以上いる場合、自分が抜けたとしても「3回線以上」を維持するため割引額は変動しないのです。

ただし先述の通り、自分がファミリー割引グループの主回線契約者だと、主回線契約を他の家族に引き継がずに抜けた時にファミリー割引グループ自体が消滅して残る家族の割引もなくなってしまうため、十分に注意しましょう。
 

損をしにくい乗り換え先はどこ?

ドコモの家族割を利用中で乗り換えを検討しているなら、損をしにくい乗り換え先として「ahamo」か「楽天モバイル」をおすすめします。

ahamoはドコモとキャリアが変わらないため、乗り換え後も同じ家族割グループに残ることができ、家族の割引額に影響を与えることなく自分の通信費を安くできます。

楽天モバイルは、通信容量無制限のプラン料金としてはドコモより大幅に安く、家族割から抜けることによる家族全体の割引額減少を考慮してもなお、乗り換え後のほうが通信費が安くなる可能性があります。専用アプリによって国内通話料金が無料になるのもお得です。

家族の料金を変えずに自分の通信費を安くするならahamo

ahamoのメリット
  ドコモ MAX ドコモ mini ahamo
基本料金

従量制

  • 〜1GB:5698円
  • 〜3GB:6798円
  • 無制限:8448円

選択制

  • 4GB:2750円
  • 10GB:3850円
2970円
最安料金

従量制

  • 〜1GB:2398円
  • 〜3GB:3498円
  • 無制限:5148円

選択制

  • 4GB:880円
  • 10GB:1980円
2970円
データ容量 無制限 4GB or 10GB 30GB
回線 ドコモ ドコモ ドコモ
通話料

家族間通話無料(※1)

それ以外は22円/30秒

22円/30秒

国内通話1回5分まで無料

超過後は22円/30秒

価格はすべて税込表示
※1:同じファミリー割引グループに所属している対象プランの契約者同士に限る

ahamoは、ドコモがサブブランド的に展開している料金プランであり、ドコモからahamoへの契約変更は「乗り換え」というよりは「切り替え」に近いです。乗り換えの場合は「キャリア(回線)が変わることで通信品質が悪くならないか」という不安が生じるものですが、ahamoなら今までと同じドコモ回線なので安心感があります。

本人がahamoへ切り替える場合

ahamo切り替えの最大のメリットは、現在所属しているファミリー割引グループから抜けなくて済むという点です。先述の通り、ahamoは「みんなドコモ割」の対象ではないですが、ファミリー割引グループの回線数にはカウントされます。そのため、自分自身がahamoへ切り替えたことで割引対象から外れたとしても、「回線数の増減」を理由にグループ内の他の家族の割引が減ったりなくなったりすることはありません。

ahamoの料金は「データ容量30GBで月額2970円」と一律で、同じデータ容量で比較するとドコモの料金プランより大幅に安くなります。たとえばドコモ MAXを契約中で、月のデータ利用量が30GBの場合、「みんなドコモ割」や「ドコモ光セット割」などすべての割引を適用したとしても最安料金は月額5148円。ahamoのほうが2000円以上も安くなるためおすすめです。

ただ、ドコモ MAXは従量制の料金システムで、月のデータ利用量が1GBまでなら月額2398円、1GB〜3GBの範囲なら月額3498円で利用できます。データ利用量1GBまでの最安料金はahamoより安くなるので、普段からネットやSNSをほとんど利用せずデータ利用量が1GB以内に収まるという人は、ahamoへの切り替えても通信費が安くなりません。ahamoのデータ容量は30GBと上限があり、それを超過すると通信速度制限がかかります。月のデータ利用量が毎回30GBを超えるようなヘビーユーザーも、ahamoよりデータ利用量無制限のドコモ MAXのほうが恩恵を受けやすいかもしれません。

また、ドコモminiのような低容量プランは最安料金がそもそもahamoより安いため、今のデータ容量に満足しているなら切り替える必要はないでしょう。一方、「容量を増やしたいけどドコモ MAXは高い」と思っている人にとってはahamoがぴったりです。

ドコモ→ahamoの切り替えがおすすめな人
  • 自分以外の家族の料金(割引額)に影響を与えたくない人
  • 月のデータ利用量が3〜30GBの範囲でドコモ MAXを利用中の人
  • ドコモ miniなど低容量プランを利用中で、なるべく安く容量を増やしたい人

楽天モバイルなら料金を安くしつつ通話も無料に

楽天モバイルのメリット

開催中のキャンペーン一覧

  ドコモ MAX ドコモ mini 楽天モバイル
基本料金

従量制

  • 〜1GB:5698円
  • 〜3GB:6798円
  • 無制限:8448円

選択制

  • 4GB:2750円
  • 10GB:3850円

従量制

  • 〜3GB:968円
  • 〜20GB:2068円
  • 無制限:3160円
最安料金

従量制

  • 〜1GB:2398円
  • 〜3GB:3498円
  • 無制限:5148円

選択制

  • 4GB:880円
  • 10GB:1980円

従量制

  • 〜3GB:968円
  • 〜20GB:2068円
  • 無制限:3160円
データ容量 無制限 4GB or 10GB 無制限
回線 ドコモ ドコモ 楽天モバイル
通話料

家族間通話無料(※1)

それ以外は22円/30秒

22円/30秒

楽天リンク利用で

国内通話無料

価格はすべて税込み表示
※1:同じファミリー割引グループに所属している対象プランの契約者同士に限る

通信費の節約という観点では、楽天モバイルも乗り換え先としておすすめです。

楽天モバイルは従量制の料金システムで、同じく従量制のドコモ MAXの最安料金と比較すると、データ利用量が多くても少なくても楽天モバイルのほうが圧倒的に安くなります。20GBを超えて無制限に通信する場合は約2000円、3GB〜20GBの範囲で通信する場合は3000円以上も楽天モバイルのほうが安く、乗り換えることで大幅な通信費の節約につながります。しかも、楽天モバイルの料金はデータ利用量ごとに一定で、割引条件を満たすために追加の契約などをしなくて良い点もわかりやすく便利です。

また楽天モバイルには、プラン契約者だけが利用できる「Rakuten Link(楽天リンク)」という通話アプリがあります。

この楽天リンクを活用することで、国内通話は誰とでも無料でかけ放題になります(一部の特殊な番号を除く)。普通、家族割から抜けて他キャリアへ乗り換えると、家族間通話無料がなくなり通話料がかかるようになってしまうのですが、楽天モバイルなら家族だけでなく誰とでも無料で通話できるのです。楽天リンクには他にも、SMSを無料で送信できるなど便利な機能が備わっています。

楽天モバイルは、他キャリアから乗り換え(MNP)で契約するとお得なキャンペーンを数多く開催しています。

キャンペーンによっては複数併用することも可能で、なかには楽天ポイントを3万6000ポイント獲得できる組み合わせもあるため、乗り換え先として楽天モバイルを検討している人は申し込み前に必ずチェックしておきましょう。

ドコモ→楽天モバイルの乗り換えがおすすめな人
  • データ容量無制限のままで通信費を安くしたい人
  • 家族割から抜けても通話料金無料を維持したい人
  • キャンペーン適用でできるだけお得に乗り換えたい人

開催中のキャンペーン一覧

EDITED BY
TANPOPO