『埋もれた心』は韓国ドラマお得意の極上の復讐劇、『埋もれた心』ディズニープラスで独占配信中

『埋もれた心』は韓国ドラマお得意の極上の復讐劇、ディズニープラスで独占配信中

続きが気になる要素満載のサスペンスドラマ

韓国ドラマには様々な作品がありますが、人気の高いジャンルの一つに「復讐もの」が挙げられます。権力闘争の果ての殺し合いや、愛の奪い合いで人間関係が複雑に絡み合い、立場の弱い主人公が逆転していく様を描くのは韓国の得意とするところ。韓国ドラマの王道と言えるジャンルです。

そんな王道中の王道の大型ドラマ『埋もれた心』が、ディズニープラスで独占配信しています。とある大企業と影のブローカーとの間で勃発した権力闘争に巻き込まれる男の復讐劇と愛の行方をスリリングに描く作品です。

裏切られたドンジュは復讐を決意

韓国の大手エネルギー会社であるデサングループの秘書をしているソ・ドンジュ(パク・ヒョンシク)。彼は様々な裏工作を仕掛けており、チャ・ガンチョン会長の右腕として高い評価を得ています。そんなドンジュには、会長の孫娘と結婚しないかという話が持ちかけられるのですが、彼にはヨ・ウンナム(ホン・ファヨン)という愛する女性がいました。

デサングループでは現在、副会長の座を狙っての権力闘争が起きています。会長の長女の婿養子であるホ・ヨルドは、影の権力ブローカーともいうべきヨム・ジャンソン(ホ・ジュノ)らの助力を得て、その野望を叶えようとしています。ドンジュもまた、デサングループのトップに立ちたいという野心を持っているのですが、今はウンナムのほうが大事。しかし、ここでドンジュの予想を裏切る展開が起きてしまいます。これを機にドンジュは、デサングループでのし上がることを決意するようになっていきます。そして、この“予想を裏切る展開”を画策した者がいました。その画策者はデソングループを掌握するという野望のために仕組んだのです。しかし、現会長はこれを面白く思っていません。現会長はドンジュを利用価値があると考えてある計画を打ち明け、ドンジュも復讐のために同意するのです。

こうして、ドンジュは画策者と対立することになります。画策者は邪魔者のドンジュを始末しようとします。ドンジュは何者かに襲われ、その背景を知ると、ドンジュは新たな仕掛けをしようと動くのです。

様々な思惑が交錯する序盤の展開。ドンジュがこの先、どのように復讐を遂げていくのか。二転三転の展開が待ち受けていそうです。

ガラリと印象を変えたパク・ヒョンシク

本作の主人公ドンジュを演じるのは、『ドクター・スランプ』や『サウンドトラック#1』といったラブロマンス作品で知られるパク・ヒョンシク。本作と同じくディズニープラス独占配信だった『サウンドトラック#1』では、19年間親友だった女性に片思いを続けている一途な男性をさわやかに演じていましたが、本作ではイメージをがらりと変えて、野心と復讐に燃える男をクールに演じています。

影の権力ブローカーともいうべきヨム・ジャンソン役は、ベテランのホ・ジュノ。その渋い風貌で悪の帝王たる男を堂々と演じており、貫禄を感じさせます。

ヒロインのウンナム役に抜擢されたのは、ホン・ファヨン。1998年生まれの27歳である彼女が見せる複雑な表情は女性の悲哀を存分に体現していて、見ごたえがあります。非常に高い競争率のオーディションを勝ち抜き、この役を得たそうですが、今後要注目の女優でしょう。

野心と愛、家族の愛情と権力闘争と大金が乱れ飛ぶ、韓国ドラマらしさが存分に堪能できる一本です。続きが気になる要素満載のジェットコースターのようなサスペンスドラマです。

『埋もれた心』を見る(ディズニープラスで配信中)

『埋もれた心』のストーリー

生き残りをかけて、1人の男が2兆ウォンもの政治資金の裏金口座をハッキングする。“陰の権力者”はハッキングされたことに気づかないままその男を殺害し、2兆ウォンを失ってしまう。しかし、男は死の淵を乗り越えて奇跡的に生き延びる。陰の権力者は男の生還を喜ぶが、その2兆ウォンの持ち主は記憶喪失に陥っていた。

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