Apple Pencilは、iPadに手書きができる優れた製品です。ところが、最近の価格改定で2万円近くとなり、高価なのでなかなか手を出せない人も少なくないでしょう。
一昔前までは、100円ショップで売っているようなタッチペンを利用している人もよくみかけました。これらのタッチペンはあくまでも指の代用品なので、ペン先が太い物が多く、精密な文字や図を描くのには向きません。他にも、手などが触れると線が描かれてしまうなど欠点も多かったのです。
一方で、最近登場してきたApple Pencilの互換ペンは、細いペン先で快適に書けます。価格も2000円台からと手ごろで、購入しやすいのも特徴です。この記事では、2000〜4000円台のApple Pencilの互換製品となる3つのスタイラスペンを紹介します。
2000〜4000円台の手ごろなペンを紹介
今回は、Apple Pencil互換ペンでおすすめの人気3製品を取り上げてポイントを解説します。
手元のiPadが対応機種に入っていれば問題なく利用できるので、互換ペン購入に際しては必ず確認してください。基本的には2018年以降のモデルに対応しているケースがほとんどです。当然ですが、Apple Pencilに非対応の古いiPadでは利用できません。また、Surfaceなど他のデバイスにも非対応です。
なお、iPadが対応しているApple Pencilの世代は気にしなくても構いません。

KINGONE スタイラスペン
「KINGONE スタイラスペン」はかなり古くから販売されており、Apple Pencileの互換ペンの中では定番的な製品です。2000円台と手頃な価格の一方で、スイッチのオン・オフが分かりづらいという欠点があります。電源のオン・オフは、ペンの頭の部分を軽くタップして切り替えます。
書いているときに手のひらで誤動作しないパームリジェクションと、傾き検知への対応が特徴です。本体には交換用のペン先が3本付属します。

JAMJAKE スタイラスペン
「JAMJAKE スタイラスペン」は、2000円台の価格帯である点や、デザイン、使い方を含め「KINGONE スタイラスペン」とかなり類似する製品です。この製品も本体に交換用のペン先が3本付属します。
Apple Pencil互換ペンには、OEMと思われる類似製品が多数あります。ただし、細かな性能は異なる場合があるため、自身の求める機能で比較するのがよいでしょう。

エレコム アクティブタッチペン
「エレコム アクティブタッチペン」は、国内メーカーのエレコム製なので安心して購入できるでしょう。
ただし、価格は4000円台と他の製品に比べてやや高い価格設定となっています。また、傾き検知には非対応で、交換用のペン先も付いていません。
USB-Cで充電するタイプがおすすめ
Apple Pencil互換ペンは、充電して使う製品が主流で、乾電池を入れるモデルは見かけません。充電方法にはいくつかのタイプがありますが、おすすめはUSB Type-Cケーブルを接続する製品です。これには「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」が該当します。
次点は、Micro USBケーブルを利用するタイプで、「エレコム アクティブタッチペン」が該当します。残念ながら、Micro USBケーブルは対応製品が減っているので、ペンを充電するためだけに持ち歩くのはナンセンスです。USB Type-Cケーブルなら、スマホを充電するために持ち歩いているモバイルバッテリーなどでそのまま使えます。
一部のApple Pencil互換ペンは、専用のケーブルを磁石でくっつけて充電します。このタイプはおすすめしません。専用のケーブルを忘れたら充電ができない上、万が一断線したらペンごと使えなくなってしまいます。
今後は、iPadに磁石で取り付けるだけで充電できる製品が増えてくるでしょう。「JAMJAKE スタイラスペン」と「KINGONE スタイラスペン」は磁石でiPadに取り付けられますが、残念ながら充電はできません。持ち運びの際に付けられるだけです。


「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」は、USB Type-C端子で充電できる


「エレコム アクティブタッチペン」はMicro USB端子での充電だ

今回は登場しないが、このように専用のケーブルで充電する製品はおすすめしない

「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」はiPadに磁石で取り付けられる。ただし充電はできない
電源の切り替え方法にも注目
「KINGONE スタイラスペン」は、ペンの頭の部分を軽くタップすると電源が入ります。5分間操作しないとスリープ状態になり、30分操作がないと電源が切れます。「JAMJAKE スタイラスペン」もほぼ同様です。この手のタイプは、電源が入っているかどうかが分かりづらいのが欠点です。
「エレコム アクティブタッチペン」は、ボタン式のスイッチなのでとても分かりやすく使えます。

「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」は、頭の部分をタップすると電源がオン・オフできるが分かりにくい

「エレコム アクティブタッチペン」は、ボタンで電源が入るので分かりやすい
書き味と筆圧・傾き検知をチェック
今回取り上げたApple Pencil互換ペンは、どれもとても書きやすく、筆記の遅れなどもほとんど感じられません。普通に使うならほぼ満足できるはずです。
ただし、本家Apple Pencilは筆圧と傾きが検知できます。筆圧は、少し力を入れて描くと線が太く濃くなります。傾き検知は、ペンを斜めにすることで太い線で塗りつぶすことができます。ちょうど鉛筆と同じように使えるわけです。広い面を消しゴムで消す際も、ペンを傾けるととても便利です。
Apple Pencil互換ペンは、このあたりの機能が弱いのが欠点です。筆圧検知ができるペンはおそらくまだないでしょう。傾き検知ができるペンは増えてきており、「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」が対応します。「エレコム アクティブタッチペン」は、残念ながらどちらにも対応しません。

「KINGONE スタイラスペン」はとても書きやすい

「JAMJAKE スタイラスペン」も快適に筆記できる

「エレコム アクティブタッチペン」はペン先が細く緻密な線が描ける

Apple Pencilは、筆圧検知をするので線に強弱がつけられる。また、ペン先を斜めにすると太い線が描ける

「KINGONE スタイラスペン」と「JAMJAKE スタイラスペン」は筆圧検知に対応しないが、傾きは検知する

「エレコム アクティブタッチペン」は筆圧も傾きも検知しない
まとめ
Apple Pencil互換ペンは、Apple Pencilに比べると機能が少なく充電もケーブルをつなぐ必要があるなど、見劣りする点があるのは否めません。とはいえ、Apple Pencil(第2世代)は1万9880円もします。1/4以下の価格で買えることを考えると大満足でしょう。
また、Apple Pencilを持っている人が、予備や別の場所で使うためにApple Pencil互換ペンを買うのもおすすめです。ただし、Apple Pencil利用後にApple Pencil互換ペンを使おうとするとうまく反応しないことがあります。こんな時には、一度iPadのBluetoothをオフにしてみてください。Apple PencilとApple Pencil互換ペンを同時に2本利用するような使い方は、うまくいかないケースがほとんどなのです。もちろん、会社と自宅などで使う場合にはあまり困らないでしょう。