「ドコモ・バイクシェア」は、NTTドコモの子会社が運営しているシェアサイクルサービスです。自転車台数は8400台、ポート数は840箇所と業界トップクラスのシェアを誇り、東京、埼玉、神奈川、札幌、静岡、名古屋、京都、大阪、福岡、沖縄などほぼ全国各地で利用できます。
東京都の場合は、都内11区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、江東区、品川区、大田区、渋谷区、目黒区、練馬区)の自治体と連携。練馬区以外の10区内であれば区をまたいでの貸し借りが可能なので、好きな場所で乗り捨てることができます(練馬区は練馬区内での貸し借りのみ)。
- 料金形態はニーズに合わせて3種類から選べる
- アプリを使えば利用可能台数や電動アシスト自転車の状況が一目で分かる
- 説明書付きで操作方法がわかりやすい
料金形態はニーズに合わせて3種類から選べる
千代田区の場合。他の地域でもほぼ同じ料金形態をしている Image:千代田区公式サイト
ほとんどのシェアリングサイクルは、基本的に数十分単位で料金が設定されています。しかし、ドコモ・バイクシェアの場合は、ニーズに合わせて3種類の料金形態から選べるのがポイントです。
ちょっと利用したい人向に数十分単位で利用できる「1回会員」、頻繁に利用する人向けの「月額会員」、観光などにオススメの「1日パス」などが用意されています。1日パスの場合は購入方法が2パターンあり、有人窓口購入では2000円(専用ICカード発行料500円含む)、無人登録機購入では1500円です。
アプリを使えば利用可能台数や電動アシスト自転車の状況が一目で分かる
地図から自転車の利用状況を確認できる
これまではブラウザから利用手続きをする必要がありましたが、2020年2月にリニューアル版の新しい専用アプリが提供され、より見やすく、わかりやすくなりました。自転車の利用可能台数や、電動アシスト付き自転車のバッテリーの残量などが地図から一目で分かるので、ポートを探すのが簡単です。
公表はされていませんが、ポートのもともとの設置台数と現在利用できる台数に余裕がある場合は数字の周りが水色になり、台数が減るごとに黄色、赤へと色が変化しているようです。自転車の利用可能台数などの利用状況は刻一刻と変化するので、リアルタイムに近い環境で確認することができます。
アプリの地図からポートを選んでタップすると、電動アシスト付き自転車のバッテリー残量もわかる。この画面から自転車を予約する
アプリからは電動アシスト付き自転車のバッテリーの残量を確認することもできます。自転車は利用開始の20分前から予約可能。ポートに行ってみたら自転車がなかった、という事態を防げるのもうれしい点です。また、自分のICカードを鍵として登録できるので、スマホを使わずにスムーズにレンタルできます。
説明書付きで操作方法がわかりやすい
左:バイクシェアのアカウントを作成するか、dアカウントで利用できる中:ログインしたら自分が利用する地域の「マイエリア」を選択右:氏名やメールアドレス、クレジットカードなどの個人情報を入力すれば登録は完了
ドコモ・バイクシェアはアプリから簡単に利用登録できます。dアカウントがあればすぐに利用開始可能です。
ポートへ向かう
バイクの番号を確認し、パスコードを入力する
自転車を予約したら指定したポートへ行き、アプリに表示された自転車番号を頼りに自転車を探して、自転車のサドルの下に設置してある機械にパスコードを入力すれば乗り始められます。
自転車の後輪のカバー部分に利用方法が書いてあるので操作方法がわかりやすい
利用開始時のパスコードの入力や返却の手続きはこの画面から行う
利用方法は自転車後輪のカバー部分に記載されているので、これを見ながら操作すればOKです。2014年から開始されているサービスのため、古い自転車もありますが非常に乗りやすく、操作方法も簡単。設置台数も多いので、一番利用しやすいサービスと言えるかもしれません。
iOS版アプリ(バージョン 1.2.1)で検証し、レビューしています。
構成・文:吉成早紀
編集:アプリオ編集部