アプリ「カカオトーク」無料コミュニケーションアプリの先駆け #Android

おすすめのポイント

  • Android随一の多機能メッセンジャーアプリ
  • チャットはもちろん無料音声通話機能も実装
  • 人数無制限のグループトークもできる
  • 日本語対応で登録認証方法も難しくない
  • 写真、動画、ボイスメッセージ、連絡先などもやりとりできる
  • 動く絵文字などデコ素材も豊富で楽しい

Androidアプリ レビュー

多機能な無料通話・チャットアプリ

android-LINE
トーク(チャット)ルーム
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マルチメディア情報のやりとりが可能

愛用者の多いメッセンジャーアプリ

世界216カ国、3700万人が利用する、世界最大級の無料メッセンジャーアプリのカカオトーク KakaoTalk。今回、Android版向けアプリに無料通話機能が先行導入され、古参のアプリながら改めて脚光を浴びている。

カカオトークとは、KakaoTalkアプリをインストールしたAndroid、iPhone、BlackBerryのスマホ利用者間で、無料通話(ボイストークと呼ばれる)・メッセージ送受信が行えるVoIP系アプリだ。ViberLINEなどと同様に、3G回線でもWi-Fi回線でも利用可能。日本語化されており登録認証もLINEと同じくらい簡単だ。

スマホの連絡先に登録している友人がカカオトークを使っている場合は自動的にその人が友だちリストに並ぶので、手軽に通話料無料で家族や友人、恋人と音声通話やチャットを始められる(パケット代はかかる)。ID検索などから、知らない人とのやりとりもできる。

2012年2月5日現在、無料音声通話機能はAndroid版のみに先行して実装されているが、近くiPhoneにも導入される予定。すぐにiPhoneユーザーとも無料で通話ができるようになるだろう。メッセンジャーアプリとしてかなり前から親しまれており、世界的にはLINEよりも愛用者を抱えていると思われる。

マルチメディアチャットが魅力

LINEやViber、Skypeなどの無料通話・チャットアプリと比べ、カカオトークが優れているのは特に以下の点だろう。

①画像、動画、ボイスメッセージ、連絡先、動く絵文字などもチャットでやりとりできる
②グループチャットの人数に制限がない
③多言語に対応しているので海外ユーザーともつながりやすい

チャットというとテキストを思い浮かべるが、カカオトークでは①で挙げたようなマルチメディア情報を簡単にチャット上で共有することが可能だ。右上の画像のように、チャットに追加できるものの多さが特徴となっている。チャットにおけるツールの充実度は随一だ。

また②の点では、LINEやSkypeではグループチャットの最大参加人数が決まっているのに対し、カカオトークには制限がない。それもあってか(③にも関連する)時折、海外の見知らぬユーザーなどからグループチャットへのお誘いをもらったりするなんてこともある。これもチャットアプリならでは魅力だろう。

ただし、カカオトークのAndroidマーケットのレビュー欄には自分のIDを表示する書き込みが散見され、LINEなどと同様、一部で出会い系化しつつある側面がみられることも事実だ。

ボイストークの品質

新たに搭載されたボイストークだが、端末や環境によって異なるものの、現状ではLINEやViber、Skypeのほうが品質が上回っている印象を受ける。特に、通話がつながる(相手に着信が通知される)までかなりタイムラグがあったり、チャットルームの中からしか相手に発信できないのが気になった。

ただ、通話機能はまだ実装されたばかりなので、これからどんどん改善が進むだろう。一方、チャットに関してはおそらく最も充実しているアプリであり、現時点ではメッセンジャーアプリの一機能として通話ができるようになった、という理解が妥当なのかもしれない。

※本アプリは、連絡先情報の読み取りなどをKakao側に許可しなければなりません。個人情報の取り扱いを中心に、利用規約をよく読んで同意したうえで自己責任において使用してください(2012年2月5日現在)。