Androidスマホで「テザリング」する方法と料金まとめ

2019-03-18 13:32
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Androidスマホでテザリングする方法

外出先などでパソコンやゲーム機器、デジカメなどをインターネットへ接続したいときに便利な「テザリング」機能。本記事では、Androidスマホを介してテザリングする場合の設定方法や注意点を解説します。

なお、iPhoneのテザリング方法については、下記の記事を参考にしてください。

iPhoneでテザリングする設定方法と料金、できない時の対処法など

テザリングとは?

テザリングとは、パソコンやゲーム機器、デジカメなどをインターネットへつなぐ時に、自分のスマホをアクセスポイント(親機)にして接続できる機能です。

自宅やオフィスでパソコンを使うときは通常、Wi-Fi(無線LAN)や有線LANでつないだルーターをアクセスポイントにしています。カフェや電車の中など通信機器がない場所ではインターネットを利用することはできませんが、テザリング機能を使えばスマホをルーター代わりにできます。

android スマホ テザリング

テザリングの仕組み。Wi-Fi、Bluetooth、USBの3種類がある。 出典:NTTドコモ

また、外出先でインターネットを利用するのに、モバイルルーターを持ち歩く必要がありません。テザリングならスマホがあればいいので、余計な荷物や追加費用が発生しないのも嬉しいところ。営業や出張が多いビジネスマンや、外でゲームやカメラを使って遊ぶことが多い人は、積極的に利用したい機能です。

テザリングを利用する時の注意点

外出先で便利なテザリングですが、注意しておきたい点もあります。

パケットの消費に注意

テザリングでインターネット接続をすると、契約しているスマホのパケット(通信量)を消費します。契約のデータ容量を使い切ってしまうと制限がかかり、スマホの通信速度が大幅に低下してしまいます。

テザリングをしている時に不要なファイルをダウンロードしたり、動画を見たりするのはおすすめしません。普通のウェブサイトでも、スマホ向けページよりPC向けのほうがデータ量は大きいため、余計なネットサーフィンなども控えたほうがいいでしょう。

また、Dropboxなどオンラインストレージの自動同期をオンにしている場合は、通信を始めた瞬間に同期処理がスタートしてパケット消費をする恐れがあるので、テザリングの前に設定をオフにしておきます。さらに、各機器のシステムアップデートも通信量が大きいため、自宅の回線を利用するなどしてテザリングでおこなうのは避けましょう。

android スマホ テザリング

Dropboxなどオンラインストレージの同期はオフにしておきたい

バッテリーを消費しやすい

テザリング通信を利用すると、スマホのバッテリーを消費しやすくなります。頻繁にテザリングを使いたい人は、モバイルバッテリーを持ち歩いたり、電源のあるカフェを利用したりするのがおすすめです。

テザリングが利用できないスマホもある

スマホの機種によっては、テザリングができないものもあります。自分が持っている端末がテザリングを使えるか、利用する前にチェックしましょう。以下ページで、キャリア別の対応機種がチェックできます。

NTTドコモ
au
ソフトバンク

テザリングの申し込みと料金

auやソフトバンクでテザリングを利用する場合

auとソフトバンクでテザリングを利用するには、各キャリアで通信契約とは別にオプション機能として申し込む必要があります。スマホを購入して契約をするときにテザリングオプションを付けた人もいると思いますが、未契約の場合は追加で申し込みましょう。料金は下記のとおりです。

auのテザリングオプション料金
データプラン 料金
auピタットプラン 月額500円
auフラットプラン20/30 月額500円
データ定額1/2/3/5 無料
シニアプラン 無料
ジュニアスマートフォンプラン 無料
データ定額1cp/3cp/5cp 無料
カケホ(ケータイ) 無料
スーパーカケホ(ケータイ) 無料
VKプラン 無料
VKプランS 無料
VKプランM 無料
LTEプランS 無料
データ定額20/30 月額1000円
上記以外の定額サービス 月額500円

テザリングオプション(au)

ソフトバンクのテザリングオプション料金
データプラン 料金
データ定額 20GB/30GB 月額500円
家族データシェア 50GB/100GB 月額500円
法人データシェアギガパック(50)/(100) 月額500円
データ定額ミニ 1GB/2GB 無料
データ定額 5GB 無料
データ定額S(4Gケータイ) 無料
上記以外の定額サービス 月額500円

テザリングオプション(ソフトバンク)

NTTドコモでテザリングを利用する場合

なおドコモでは、2016年4月以前に発売されたスマホで利用する場合、spモード契約が必要ですが、テザリング機能は無料で提供され、それ以外の機種は最初から利用できるようになっています。

格安SIMでテザリングを利用する場合

格安SIMによるテザリングにも注意が必要です。契約している格安SIMとスマホの組み合わせによっては利用できない場合もあるので、これから利用する場合は確認しておきましょう。格安SIMを提供している事業者の公式ページなどに記載されている動作確認済み端末の一覧からチェックできます。

たとえば、mineoや楽天モバイルの場合、以下の公式サイトのとおりです。

mineo(マイネオ)
楽天モバイル

android スマホ テザリング

mineoの動作確認済み端末リストの一部

3種類のテザリングとその違い

テザリングをする手段は大きく分けて、「Wi-Fi」「Bluetooth」「USB」の3種類があります。それぞれメリット・デメリットがあるので、状況に応じて使い分けましょう。

Wi-Fiテザリング

Wi-Fiテザリングは最も一般的なテザリング方法です。USB端子やBluetoothを持たないゲーム機器やデジカメなどは、Wi-Fiで利用することになります。Bluetoothテザリングよりも通信速度は速めで、複数デバイスから同時につなぐのにも適しています。ただし、スマホのバッテリーの消費は大きいので注意しましょう。

なお、Wi-Fiテザリングではパスワードを入力して接続します。パスワードを悪意のある他人に解読されると、不正に利用されてしまう恐れがあるので、必要ない時はテザリングをオフにしておきましょう。

Bluetoothテザリング

android スマホ テザリング

Bluetoothテザリングのイメージ

Bluetoothテザリングは、Wi-Fiテザリングに比べてバッテリー消費が少ないのが特徴です。スマホのバッテリー残量が気になる時に利用を検討しましょう。

なお、Bluetooth通信は接続する機器を認証するペアリングをおこなうので、知らないうちに不正利用される心配はありません。

USBテザリング

パソコンとスマホをケーブルで直接つなぐUSBテザリングは、無線のWi-FiやBluetoothに比べて接続や通信速度が安定しています。また、テザリングと同時にスマホの充電ができるのもメリット。当然パソコンのバッテリーは消費しやすくなるため、パソコンとスマホ、お互いの機器のバッテリー残量をチェックしながら利用しましょう。

また、USBケーブルには充電専用と充電・通信対応の2種類があります。充電専用のケーブルだとテザリングはできないので、注意してください。

テザリングをする手順

紹介したテザリングの種類ごとに実際の手順を紹介します。

ここでは、Xperia XZs(Android 7.0)とWindows 10パソコンを利用した手順例となります

Wi-Fiテザリング

スマホの設定

まず、スマホ側の本体設定をおこないます。

android スマホ テザリング

端末本体の設定を開いて、[テザリング]の項目を選択してください(メニューはデバイスにより異なりますが、[接続]や[無線とネットワーク]などの項目内に含まれることが多いです)。

android スマホ テザリング

テザリングの設定画面には、Wi-Fi、Bluetooth、USBテザリングのオン/オフが表示されています。ここでは[Wi-Fiテザリング]を有効にします。

これでスマホ側の設定は完了です。なお、テザリングにはパスワード(セキュリティキー)の入力が必要です(後述)。

パソコンの設定

android スマホ テザリング

続いて、パソコン側の操作をおこないます。

デスクトップなどから、ネットワークアイコンをクリックして接続先一覧を開いてください。先ほどWi-Fiテザリングをオンにしたスマホの機種名が表示されているので、クリックして[接続]を選択します。

なお、接続先として表示されるまで数分がかかることもあります。少し待っても表示されないときは、スマホ側のテザリング設定画面の[Wi-Fiテザリング]を一旦オフにしてから再度オンにしてみましょう。

android スマホ テザリング

ネットワークセキュリティキーを入力して、[次へ]をクリックしてください。

android スマホ テザリング

セキュリティキーは、スマホの「Wi-Fiテザリング設定」画面から確認することができます。

android スマホ テザリング

接続が完了すると機種名の下に「接続済み」と表示され、インターネットを利用できるようになります。

Bluetoothテザリング

Bluetoothテザリングをする時は、パソコンとスマホ双方で「ペアリング」という設定をおこないます。

スマホの設定

android スマホ テザリング

まず最初に、スマホ側の本体設定から[テザリング]の項目を選択して(メニューはデバイスにより異なりますが[接続]や[無線とネットワーク]などの項目内に含まれることが多いです)、[Bluetoothテザリング]をオンにしてください。

パソコンの設定

その後、パソコン側の設定で機器を検出します。

android スマホ テザリング

「設定」画面で[デバイス]と進んで、[Bluetoothとその他のデバイス]のタブで[Bluetooth]をオンにします。

その上で[Bluetoothまたはその他のデバイスを追加する]の[+]ボタンをクリックしてください。

android スマホ テザリング
android スマホ テザリング

「デバイスを追加する」画面の[Bluetooth]をクリックすると、テザリングするスマホを検出してくれます。

検出されたスマホの部分をクリックしてください。

android スマホ テザリング

パソコンとスマホの画面に、ペアであることを表すコード番号が表示されます。

一致していることを確認して[接続]します。

android スマホ テザリング

スマホ側でもコード番号を確認の上、[ペア設定する]をタップします。

android スマホ テザリング

接続が完了したら、Bluetoothテザリングによりインターネットを利用できるようになります。

USBテザリング

USBテザリングは最も手軽に接続できます。

android スマホ テザリング

スマホの本体設定で「USBテザリング」をオンにした状態で、スマホとパソコンをUSBケーブルで接続します。

android スマホ テザリング

すぐにパソコン側で自動的に機器(スマホ)を検出してくれて、セットアップが始まります。

android スマホ テザリング

接続が完了すると「デバイスの準備ができました」と表示され、インターネットに接続できるようになります。

Wi-FiやBluetoothのテザリングと比べて、接続が切れてしまう心配もありません。

構成・文:藤原達矢

編集:アプリオ編集部