おすすめのポイント
- Android4.0標準ホームを拡張したICS専用ホームアプリ
- 同種のホームアプリ「Nova Launcher」よりも多機能
- 特にドロワーの設定は非常に細かく行える
- メニューに表示する項目などまでカスタマイズ可能
- デザインは洗練されておりテーマ変更などもできる
Androidアプリ レビュー
ICS専用ホームではほぼ最強の機能を搭載する
機能面では申し分ない完成度の高さ
先日、Android4.0(ICS)標準ホームをベースにした拡張ホームアプリNova Launcherを紹介したが、それから数日もしないうちに、同種のホームアプリApex LauncherがGoogle Playストアに登場した。もともと優秀なNova Launcherよりもさらに機能が豊富なうえ、ICS搭載タブレットにも最適化されており、現時点では最強のICS専用ホームアプリといえそうだ。
多くの機能が拡張されているが、ICS標準ホームにはない主なものは以下の通り。設定はしっかり日本語化されているので、使い方でそんなに迷うことは少ないだろう。
- ホーム画面の行・列数のカスタム設定
- アプリなどを配置できる範囲調整(ホーム画面端マージンの設定)
- スクリーン数を最大9枚まで増やせる
- デフォルトスクリーンの設定が可能
- ホーム画面ロングタップによるアクション、ショートカット、ウィジェット、壁紙の追加
- 画面スクロールのアニメーションやループ機能
- アイコンのロングタップで編集やアプリ情報呼び出し、ウィジェットのリサイズができる
- ドロワー画面のスクロールアニメーション
- ドロワーのアプリ配置などのスタイルの変更
- ドロワー上部に表示するタブやアイテムの設定
- ドロワー内で特定のアプリを非表示にできる
- ドロワー内に並ぶアプリの順序をソートできる
- ドックのページ数や1つのドックバーに置けるアプリ数の設定
- ドック自体を非表示にできる
- フォルダ表示のカスタマイズ
- Googleのクイックサーチバーの消去(標準ホームでは削除不可)
- ジェスチャーによるアクションの設定
- 「Apexメニュー」に表示する項目の設定
Apex Launcherの特長
上記に挙げただけでも、GO ランチャー EXなどに匹敵するほど多機能なのがお分かりだろう。そんな中で特に便利だと感じたのが、ドロワー機能のカスタマイズ性の高さだ。まず、ドロワーの表示タブには[(すべての)アプリ][DL済み][ウィジェット]とあり、アプリはネーム順、インストールした順、よく使う順でソートできるため、目的のアプリを探しやすい。
ドロワー内にあるウィジェットをホーム画面に移動するにはroot権限が必要で残念だが、表示機能が生きているだけでもウィジェットの内容がプレビューで視覚化されるのでうれしい。こうした、ICS標準の機能をできる限り残している点はNova Launcherよりも評価できる。
また、ドロワー内のタブは増減が可能。タブごと、あるいは特定のアプリで必要ない(隠したい)ものは非表示にできる。また、ドロワー右上のボタンにはデフォルトで「メニュー」が配置されているが、それも「Google Playストア」や「指定アプリの起動」などに置き換えることもできる。
メニュー項目をカスタマイズできる
ホーム画面に追加できるアイコンや、ドロワー右上のボタンとしてApexメニューが利用できる。
このApexメニューに表示させる項目には、ホーム画面に追加、壁紙の選択、アプリの管理、クイック検索、通知バーの表示、Apex Launcherの設定、端末のシステム設定、スクリーンロック、ヘルプがあり、[Apex設定]→[高度な設定]→[メニューのカスタマイズ]から、ユーザーの使い勝手に応じて取捨選択できるようになっている。メニュー項目のカスタマイズという形は、他のホームアプリでもほとんど見かけない機能だろう。
Nova Launcherのレビューでも述べたことだが、ICSでもGO ランチャー EXなど多くの既存のホームアプリが動作し、機能面、デザイン面ともにカスタマイズ性はGOのほうが上だとした。今回、Apexについては、動作も軽快だし、少なくとも機能面ではGOに追いつき、追い越しつつあるという印象をもった。今後のアップデートに期待せざるを得ない。
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