アプリ「Nova Launcher」Android4.0(ICS)標準ホームを使いやすくしたホームアプリ #Android

おすすめのポイント

  • Android4.0(ICS)標準ホームの機能を拡張したホームアプリ
  • デスクトップやドロワー、ドック、フォルダ表示などを細かくカスタマイズ可能
  • 画面スクロールのアニメーションやジェスチャーなどの設定もできる
  • 最新OSへの対応が速く、アップデートで安定したパフォーマンスを提供

Androidアプリ レビュー

android-Nova Launcher
ポップアップメニューも使える
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「ホーム画面に追加」が使える

ICS標準ホームを強化したICS以上専用ホームアプリ

最近、Android4.0(ICS)専用のアプリが多く登場しているが、Nova Launcherもそんなホームアプリの1つだ。ICS標準ホームをベースにしつつ、使いにくい部分をうまくカバーするような拡張を行っており、機能がかなり充実している。

拡張されている主な機能をざっと挙げると、ホーム画面の行・列数のカスタム設定、アプリなどを配置できる画面の範囲の微調整(画面端マージンの設定)、スクロールのアニメーションやループ機能、ドロワー画面のスクロールアニメーションや1ページあたりのアプリ配置数の設定、ドックのページ数や1つのドックバーに置けるアプリ数の設定、Googleのクイックサーチバーの消去(標準ホームでは削除不可)などなど。

また、標準ではホーム画面を長押しで壁紙設定しか行えなかったものが、[Novaアクション][アプリ][ショートカット][ウィジェット][壁紙]をホーム画面に追加できるようになっている(ただし、これはAndroid2.Xの形式に戻ったともいえる)。特にNovaアクションは、ドロワーやスクリーンの全体プレビューの表示、通知バーの開閉など、様々な動作が行えるアイコンを設置することができ重宝する。

一部で喪失した機能も

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設定には豊富なカスタマイズメニューが並ぶ
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ドロワー内でウィジェットはプレビュー表示されない

そのほか、ホームボタンをタップした時の動作を設定できたり、ホーム画面上のポップアップメニューからアプリの削除や編集、ウィジェットのリサイズなどが行えるなど、便利なカスタマイズ機能が多く搭載されている。フォルダの見た目を[フォルダプレビュー]から変えられるのも目に楽しい。

と、ここまで、ICS標準ホームに比べて拡張され使いやすくなった機能を駆け足で述べてきた。が、気になったのはウィジェットの選択画面についてだ。ICS標準ではドロワーに[ウィジェット]のタブがあり、その中にウィジェットがプレビュー表示されている。しかし本アプリでは、ウィジェットリストがAndroid2.Xの時と同じく、一覧表示形式に戻っているのだ(ウィジェットをドロワーにプレビュー表示させるにはroot権限が必要)。

ドロワーでのウィジェットのプレビュー表示は、ICSの標準ホームならではの機能であり、一覧性では劣るもののウィジェットを置く際にイメージが湧きやすいといったメリットもある。この機能が失われているのは、仕方がないが少々残念に感じた部分である。

アップデートが迅速でJBにも対応【2012/11/17追記】

Nova Launcherは、Android4.1、4.2(Jelly Bean:JB)のリリースのたびに、それらへの最適化にいちばん速く対応しているホームアプリだ。そのほか、新機能の追加、操作性改善などのアップデートも丁寧かつ有益で、非常に安定したパフォーマンスを発揮している。

主な更新履歴は以下の通り。

最近では、ICS以上対応のホームアプリで最強ともいわれた「Apex Launcher」を凌ぐクオリティになってきており、アップデートを重ねて熟成する“長く付き合いたい”アプリだといえる。ジェスチャー機能を中心に拡張された有料版「Nova Launcher Prime」も導入して損はないだろう。

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