Amazon Musicでは「Amazon Music Unlimited」と「Amazon Music Standard」において、家族で音楽を楽しみたい人に向けてファミリープランを用意しています。
ファミリープランは、複数の端末で同時に再生できない個人プランと違って、最大6台の端末で音楽を再生可能です。家族で各々個人プランに加入するよりもかなり割安なため、料金的なメリットがあります。再生履歴などを家族に知られてしまう心配もありません。
本記事では、Amazon Musicの音楽を家族みんなで聴けるファミリープランの料金やメリット・注意点をまとめました。また、UnlimitedとStandardのファミリープランの違いは何なのか、どちらに加入すべきなのかについても解説します。
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Amazon Musicでファミリープランがあるのは「Unlimited」と「Standard」
Amazon Musicでは「Unlimited」「Standard」「Prime」「Free」という4つのサービスが展開されており、このうちファミリープランがあるのは「Unlimited」と「Standard」の2つです。
Amazon Music Unlimitedは、従来より提供されている1億曲以上が聴き放題となる音楽配信サブスク。Amazon Music Standardは、2026年2月に登場したUnlimitedの廉価版です。UnlimitedとStandardどちらにもファミリープランが提供されてます。
以下、Amazon Music UnlimitedとAmazon Music Standardのファミリープランの違いや共通点、選び方を解説します。
UnlimitedとStandardのファミリープランの料金
Unlimitedのファミリープランは月額1980円、Standardのファミリープランは月額1680円です。両者には月300円の差があります。またどちらもAmazonプライム会員だと2カ月分の料金がお得になる年額払いが可能で、Unlimitedなら年額1万9800円、Standardなら年額1万6800円です。
両者とも最大6人(代表者含む)まで登録でき、招待した家族の人数が多いほど1人あたりの料金が割安になります。
Unlimitedの場合、2人で使えば1人あたり月990円、3人で使えば1人あたり月660円で、6人なら1人あたり月330円。Standardだと、2人で使えば1人あたり月840円、3人で使えば1人あたり月560円で、6人なら1人あたり月280円という計算です。年額払いを選べば、年間コストはさらに下がります(詳細は後述)。
Unlimitedのファミリープランなら「Audible」が月1冊まで追加料金なし
料金はUnlimitedよりもStandardのほうが割安ですが、両者の違いは「Audible(オーディブル)」を追加料金なしで聴ける特典が付いているかどうかです。
Audibleは、小説・ビジネス書・自己啓発書・ライトノベルなどの書籍を日本の声優や俳優が朗読するAmazonのオーディオブックサービスです。Unlimitedのファミリープランの場合、代表者のみAmazon Musicアプリ内でAudibleの作品を月1冊まで追加料金なしで聴くことができます。StandardのファミリープランにはAudibleの特典は付きません。
プライバシー機能・音質・支払い方法などは同じ
UnlimitedとStandardのファミリープランの違いは、料金とAudible特典の有無です。それ以外のサービス内容はUnlimitedとStandardで共通しています。
ファミリープランを利用するうえで最も重要なのは、再生履歴やライブラリに登録した楽曲などを家族に知られないかというプライバシー面でしょう。UnlimitedもStandardも家族に再生履歴などを知られることはなく、プライバシーは守られます。
UnlimitedとStandardのファミリープランはどちらも「Ultra HD」と「HD」の2つのハイレゾロスレスオーディオに対応し、高音質な楽曲を楽しめます。広告無しの聴き放題、楽曲ダウンロードによるオフライン再生、スキップ回数の無制限など基本的な機能も備わっています。
また、UnlimitedとStandardのファミリープランには、初回登録者を対象に30日間の無料期間も設けられています。たとえば最初にUnlimitedに登録し、無料期間中にAudibleを聴かなければ途中からStandardに切り替えるという手もあります。
クレカやキャリア決済などさまざまな支払い方法に対応
UnlimitedとStandardのファミリープランは支払い方法も同じです。どちらもファミリープランに登録した人が代表者となり、一括して料金を支払います。ファミリープランの支払い方法は下記の通り。
- クレジットカード(Visa・Mastercard・American Express・Diners Club・JCB・銀聯カード)
- デビットカード
- キャリア決済(d払い・auかんたん決済・ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い)
- あと払い(Paidy)
- Amazonギフトカード
支払い方法の選択画面には、「利用可能な場合、常にAmazonギフトカードの残高を使用します」というオプションがあり、これを有効にしておくとAmazonポイントやAmazonギフトカード残高を支払いにあてることができます。
- 再生履歴やライブラリをほかの家族に知られない
- ハイレゾロスレスオーディオと空間オーディオに対応、高音質な楽曲を楽しめる
- 広告なしで1億曲以上が聴き放題
- ダウンロードした楽曲をオフラインで再生する
- スキップ回数は無制限
- 支払い方法
- 初回登録時には30日間の無料期間がある
どっちのファミリープランがおすすめ?
Amazon Music UnlimitedとAmazon Music Standardのファミリープランの料金や違い、共通点を踏まえたうえで、どちらのファミリープランを選べばよいのでしょうか。
そのポイントは、「ファミリープランの代表者がAudibleを利用するかどうか」です。UnlimitedとStandardのファミリープランの最大の違いは、代表者がAudibleを月1冊まで追加料金なしで聴ける特典の有無で、料金は月300円(年額払いなら年3000円)の差があります。
ファミリープランの代表者(招待された家族は聴けない)が毎月300円多く払ってでもAudibleを月1冊聴きたいなら、Amazon Music Unlimitedが向いています。Audibleは聴かないので料金をとにかく安くしたい人は、Amazon Music Standardがおすすめです。
他社の音楽配信サブスクのファミリープランと比較
ファミリープランを提供しているのは、Amazon Musicだけではありません。その他の音楽配信サブスクでもファミリープランを提供しています。以下では、音楽サブスク各社のファミリープランを比較してみます。
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| Amazon Music Unlimited | Amazon Music Standard | LINE MUSIC | Apple Music | Spotify | YouTube Music | |
| 月額料金 | 月額1980円 | 月額1680円 | 月額1680円 | 月額1680円 | 月額1880円 | 月額1680円 |
| 年額料金 | 年額1万9800円(プライム会員のみ) | 年額1万6800円(プライム会員のみ) | 年額1万6800円 | ― | ― | ― |
| 登録者人数(代表者含む) | 最大6人 | 最大6人 | 最大6人 | 最大6人 | 最大6人 | 最大6人 |
| 無料期間 | 30日間 | 30日間 | 3カ月間(2026年3月31日まで) | 1カ月間 | なし | 1カ月間 |
Amazon Musicのファミリープランが他社より優れている点は音質です。どちらも「Ultra HD」と「HD」の2つのハイレゾロスレスオーディオをサポートしています。Ultra HDはCDの音質を超える最大24bit/192kHzの音源を楽しめます。3次元空間での音の広がりを再現する空間オーディオにも対応します。
Unlimitedのファミリープランは、Standardや他社の音楽配信サブスクと比べるとやや割高です。しかし高音質を楽しめる点や、Audibleを月1冊まで追加料金なしで聴ける点を考慮すれば妥当なコスパでしょう。Standardなら他社の音楽配信サブスクと比べても割高感はありません。
UnlimitedもStandardも、プライム会員ならお得な年額払いを選べます。Standard・Unlimited以外にファミリープランで年額払いを提供する主要な音楽配信サブスクはLINE MUSICだけです。LINE MUSICのファミリープランは、招待された家族もLINEスタンプ使い放題などの特典を使えます。
ファミリープランを選ぶ際は、料金面のほか音質や特典なども参考にしながら選ぶとよいでしょう。
Amazon Music ファミリープランのメリット
Amazon Musicのファミリープランは、6人までアカウントを招待できて、最大6台の端末で同時再生できるのが特徴。複数人で個人プランに加入するよりも割安で済みます。再生履歴は他のメンバーに共有・公開されないのでプライバシー面でも安心です。
最大6人のアカウントで共有可能
登録者が家族を招待する方法(Unlimitedの場合)
Amazon Music UnlimitedとAmazon Music Standardのファミリープランは、最大6人のメンバーでを楽しめるプランです。
ファミリープランを利用するには、誰か1人が登録者(管理者)となってファミリープランを登録し、残りの5人のメンバーを招待します。メンバーとなるユーザーは、日本国内に住んでいて、それぞれAmazonのアカウントを持っている必要があります。
「ホーム」タブの設定ボタン→[設定]と進み、[ファミリープラン家族会員の管理]を選択。[共有して家族を招待する]をタップし、招待用URLをLINEなどで送れば家族を招待できます。
招待された側の操作
ファミリープランに招待された側
ファミリープランに招待された側は、まず共有された招待用URLを開きます。[サインインして承諾]をタップし、Amazonアカウントにログイン(Amazonアカウントを持っていなければ作成する)。[今すぐ始める]をタップするだけです。
Unlimitedの場合
すでに個人プランを利用している場合は、AmazonのWebサイトからファミリープランにアップデートします。またはAmazonの「メンバーシップおよび購読」ページから[Amazon Musicの設定]を開いてファミリープランへと切り替えます。
最大6台の端末で同時再生が可能になる
個人プランの場合、複数端末で同時に再生すると注意画面が都度表示されてしまう
個人プランの場合、複数の端末で同時に音楽を再生すると注意画面が表示されます。「続ける」を押せば再生できるものの、曲が変わるたびに表示されることがあり、正直かなり面倒です。
ファミリープランに登録すると、最大6台までの端末でストリーミング再生できるようになります。同時再生しても注意画面が表示されなくなるので、快適度が上がります。
ちなみに端末は家族の誰かに紐付いていればよく、端末ごとに違うアカウントを用意する必要はありません。音楽ライブラリを分けたいときだけ、端末とアカウントを紐付けすれば済みます。
人数が増えるほど一人あたりの料金が安くなる
家族でファミリープランを使ったときの1人あたりの金額
ファミリープランは、家族メンバーが多いほど1人あたりの料金は安くなります。
たとえば2人家族でUnlimitedのファミリープラン(月額)を使うと1人あたり月990円で、6人なら1人あたり月330円です。年額払いならさらに割安になり、2人なら1人あたり年9900円(月825円)、3人なら年6600円(月550円)で、6人だと年3300円(月275円)となります。
Standardだと1人あたりの料金はさらに安くなります。家族2人だと1人あたり月840円なので、Unlimitedより月150円割安です。
なおファミリープランの年額プランを利用するには、登録者がプライム会員である必要がありますが、招待する家族のメンバーはプライム会員でなくても構いません。
自分だけの音楽ライブラリを持てる
アカウントごとにライブラリを持てる
1台の端末を使って複数のメンバーで音楽を聴くと、お気に入りの曲や再生履歴が混ざってしまいます。
UnlimitedとStandardには、再生した曲の傾向などから「よく聴く音楽」や「あなたにおすすめの注目の楽曲」といったプレイリストを自動で作る機能があります。しかし、1台の端末を共有していると全く好みでない楽曲がプレイリストに登録されてしまいます。
ファミリープランは、聴いている楽曲をそれぞれのアカウントで管理したいという人に向いています。招待されたメンバーは、自分のプロフィールを持てるので、お気に入りやプレイリストを自分の好みにカスタマイズできるようになります。
プライバシーが守られる
家族とはいえ、どんな音楽を聴いているか他人に知られるのは少し恥ずかしいと思う人は多いでしょう。ファミリープランに招待されたメンバーが使っている端末の情報や再生状況などは、ほかのメンバーに一切公開されません。
このあたりの使い勝手は個人プランとまったく同じで、ライブラリに登録した楽曲やチャンネル、再生履歴などがほかのメンバーと共有されることはありません。
音楽の再生時間や再生した楽曲、お気に入りの楽曲などは、たとえファミリープランの登録者であっても他メンバーの情報は確認できず、プライバシーは完全に守られます。
13歳以上から利用できる
UnlimitedとStandardに年齢制限はありませんが、サービスに登録するためのAmazonアカウントを作るには18歳以上である必要があります。つまり未成年は、保護者のアカウントを通じてAmazon Music Unlimitedを利用できても、アカウントを個別に持つことができないのです。
ファミリープランはこの点を解消します。保護者の同意は必要ですが、ファミリーへ招待する際にアカウントを作成すれば、13歳以上のユーザーを追加できます。
未成年の家族に自分のライブラリを持たせて音楽を楽しませてあげたいという場合、ファミリープランを選べば問題ありません。
Audibleの作品を月1冊まで追加料金なしで聴ける(Unlimitedのみ)
Unlimitedのファミリープラン(および個人プラン)のユーザーは、追加料金なしで90万以上の「Audible」全作品の中から月1冊まで聴くことができます。Audibleは小説・ビジネス書・自己啓発書・ライトノベル・児童書・洋書などの書籍を日本の声優や俳優が朗読するAmazonのオーディオブックサービスです。
聴きたい作品はトップ画面上部の[audible]をタップして新着作品・おすすめ作品から探すか、「見つける」タブから作品名を検索して探します。作品画面で[オーディオブックを選択]→[選択する]→[再生する]の順に操作すると作品が再生されます。
なおファミリープランの場合、Audibleの作品を聴けるのはプラン契約者のみです。ファミリーアカウントに招待された家族はAudibleの作品を聴けません。
Amazon Music ファミリープランの注意点
Amazon Music UnlimitedとAmazon Music Standardのファミリープランに加入する際の注意点についてまとめています。ファミリープランを利用するうえで気になるのは、「家族」の定義でしょう。血縁・婚姻関係にある親族以外も招待できるのかについても解説します。
未成年のアカウントは中学生以上(13歳以上)に限定
ファミリープランでは、登録者のユーザーがファミリーグループを作成し、そこへメンバーを招待して利用します。招待するユーザーは、Amazonのアカウントを持っている必要があります。
注意したいのは、未成年者を招待する場合です。Amazon Music UnlimitedおよびStandardを利用できるのは13歳以上からですが、親権者もしくは後見人が招待するか、または親権者か後見人の同意を得た場合に限られます。
小学生はアカウントを持つことができません。中学生になってから招待を考えるとよいでしょう。
「家族」はどこまで含まれる?
ファミリープランで招待できる「家族」は、どこまでを指すのでしょうか。一般的な定義では、家族は血族(親兄弟)や婚姻関係(配偶者と子供)にある親族をいいます。
Amazonはファミリープランに登録できる家族について、「保護者がAmazonアカウントを作成し、ご家族と共有することを許可できます。登録されるご家族は、日本国内にお住まいである必要があります」とだけ案内しています。
13歳以上のアカウントを作成するには親権者または後見人が関わる必要があるため、家族は血族や婚姻関係にある親族を指していると考えられます。
Amazon Musicの利用規約にも家族に関する定義付けはされていない
同居については問われていません。プライム特典の共有では「同居家族」と案内しているのに対し、ファミリープランでは日本国内に居住する親族であれば別居していても家族として招待可能です。
なお実際には、親族かどうかをAmazonが確認するステップはないため、ファミリーグループへの招待は家族でなくてもできてしまいます(契約トラブルに発展する可能性もあるため非推奨)。
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まとめ:ファミリープランはどんな人におすすめ?
ファミリープランは、6台の端末で同時に再生できるプランです。アカウントごとに独立して使えるため、最初に招待を受けて使い始めるという点以外、個人プランと比べて違和感がまったくありません。自分だけのライブラリやおすすめを持てます。また、未成年でも13歳以上から使えるので、中学校へ通い始めるあたりで音楽配信サービスを使わせるのにちょうどよさそうです。
Amazon MusicにはUnlimitedとStandardにそれぞれファミリープランがあるため、どちらを選ぶべきか迷ったら下記を参考に検討してみてください。
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Amazonのオーディオブック「Audible」の作品を月1冊まで追加料金なしで聴きたい人におすすめ
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「Audible」は聴かないので、とにかく料金を安くしたい人におすすめ
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どちらのファミリープランにも初回30日間の無料体験が用意されています。無料体験期間でも実際に家族を招待し、複数の端末で同時に再生できます。ファミリープランを検討しているならぜひ試してみてください。
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