Amazonでは、プライム会員であったり3500円以上の買い物をしたりすると配送料が無料になります。これらの条件を満たしていない場合、注文金額や届け先の住所に応じて異なる配送料金が発生します。
本記事では、Amazonにおける注文で配送料を無料にする方法をまとめました。また、配送料が無料にならないときに考えられる原因と対処法もあわせて解説します。
Amazonで配送料を無料にする方法
Amazonで配送料を無料にするには、Amazon.co.jpが発送する商品を3500円以上購入する必要があります。定期おトク便や初回購入キャンペーンを活用する、Amazonプライムに会員登録するなどの方法でも配送料を無料にできます。
また、Amazon.co.jpが発送する書籍、もしくはAmazonギフトカードの購入も配送料が無料です。
Amazon.co.jpが発送する商品を3500円以上購入する
注文金額の合計が3500円に満たないと、配送料は有料(届け先により金額は異なるものの410円〜450円ほど発生)になります。
届け先が、離島を除く本州・四国 | 届け先が、北海道・九州・沖縄・離島 | |
---|---|---|
注文金額が3500円以上の場合 | 無料 | |
注文金額が3500円に満たない場合 | 410円 | 450円 |
以前は2000円以上の注文で配送料が無料になっていたものの、2024年3月29日に通常配送の配送料が無料になる基準が3500円以上に引き上げられました。そのため、配送料を無料にしたいなら、注文金額が3500円以上になるよう商品をまとめて注文するようにしましょう。
なお、通常配送の配送料が無料になる基準に満たない場合、届け先により配送料は異なります。

注文金額(小計)が3500円未満だと配送料がかかる

注文金額(小計)が3500円以上では配送料が無料に
注文金額とは、手数料を除く商品の小計です。商品の小計が3500円以上では、カートの画面で「通常配送無料」と表示されるようになっています。
「お急ぎ便」「お届け日時指定便」「当日お届け日時指定便」などの配送オプションを付けると、購入金額にかかわらず別途配送料が発生するので注意してください。

注文金額の合計が3500円に満たない場合は、「まとめトク」でちょっとした商品を選んでみるのがおすすめです。
Amazonで商品を購入する場合、「複数パックのまとめ売り」や「大容量サイズ」で販売されている商品が多くあります。ただし、カート内の金額が配送料無料になる基準である3500円を少しばかり下回る場合は、「少し買い足したいだけなのに高く付いてしまう」と困ることもあるでしょう。

この点、Amazonで展開している「まとめトク」では、あと1点足りないときに重宝するスナック菓子などの食品やドラッグストアなどでみられる日用品が取り扱われています。
ここでは「まとめトク」でおすすめのちょい足し品をいくつか紹介します。
Amazon.co.jpが発送する書籍やAmazonギフト券を購入する

Amazon.co.jpが発送するコミック・雑誌・書籍類は購入金額にかかわらず、送料が無料になります。もちろん、Kindle版(電子書籍)も配送料はかかりません。

Amazon.co.jpが発送する書籍の商品詳細ページへ遷移すると、価格のすぐ下に「無料配送」と表示されているのが分かります。
ただし、発送元がAmazon以外の場合は、出品者によって送料がかかります(マーケットプレイス出品者による配送料については後述)。

Amazonギフト ボックスタイプの注文画面

Amazonギフト 封筒タイプの注文画面
また、Amazonギフト券も配送料がかかりません。Eメールで送付できるようなデジタルタイプはもちろん、包装やデザインが選べる「ボックスタイプ」や「封筒タイプ」であっても配送料は無料です。
定期おトク便を利用する

Amazon「定期おトク便」は、日用品やドリンクなど定期的に必要になる商品を割引価格で自動的に購入できるサービスです。定期おトク便では、定期購入する商品価格が割引になるだけでなく、通常配送が無料になる特典が適用されます。

商品詳細ページで「定期おトク便」を選択すると、価格の下に「無料配送」と表示されます。
Amazonで定期的に購入している商品がある人は、定期おトク便に切り替えて配送料をカットするのがおすすめです。
30日間無料体験を利用してAmazonプライム会員になる

Amazonプライムに登録すると、注文金額にかかわらず「通常配送」「お急ぎ便」「お届け日時指定便」「当日お届け日時指定便」の配送料が一律無料になります。
価格は月額600円(税込)の月間プランと年額5900円(税込)の年間プランの2種類。通常配送でも月に2回以上利用すれば元が取れる計算です。「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」も使いたい放題と、Amazonを頻繁に利用する人は入会したほうが断然おトクなプランです。

Amazonプライムはそのほかにも、プライムデーなどのプライム会員限定セールや、プライム・ビデオ、Amazon Music Primeなどの特典が使えるようになります。
プライム会員に初めて登録する人は、30日間の会費が無料になる「無料体験」を申し込むことが可能です。
初回購入キャンペーンを利用する

初めてAmazonで商品を注文すると、注文した金額にかかわらず一度だけ配送料が無料になります。
初回購入時の配送料無料は通常配送のみに適用されます。「お急ぎ便」や「お届け日時指定便」などの配送オプションには適用されません。


Amazonアカウントを新規作成したら、Amazon.co.jpが配送する商品をカートに追加します。すると「初回のご注文の場合、無料配送を選択できます」と表示が出ます。
レジに進み、通常配送で「初回配送 無料」を選択したうえで
をタップすると、請求額から配送料分が差し引かれます。配送料が無料にならないときに考えられる原因と対処法
無料のはずの配送料が有料になってしまう原因はさまざまです。Amazonの配送料が無料の条件を満たしているはずなのに有料になるときに考えられる理由や、どうすれば配送料を無料にできるのか詳しく解説します。
「できる限りまとめて発送」にしている
複数の商品を注文する際に「できる限りまとめて発送」を選択すると、注文金額にかかわらず510円の配送・手数料が発生してしまいます。

「できる限りまとめて発送」を選択すると配送料が有料になる
以前まで、Amazonの配送画面では「まとめて発送」と「準備ができた商品から順に発送」という2つの選択肢が提供されており、複数の注文をまとめて配送する「まとめて発送」が配送料を抑える選択肢でした(複数の商品を注文する場合に「準備ができた商品から順に発送」を選択すると、それぞれに送料・手数料がかかってしまうため)。
しかし、現在では「準備ができた商品から順に発送」を選択できなくなっているため、「できる限りまとめて発送」を選択すると510円の配送・手数料がかかってしまいます。
複数の商品を注文する場合には、「通常配送」を選択するようにしましょう。
「お急ぎ便」などの配送オプションをつけている

通常配送(410円)+お急ぎ便(610円)の配送料がかかる
「お急ぎ便」「お届け日時指定便」「当日お届け日時指定便」などの配送オプションをつけると、オプション料金がかかってしまいます。
配送オプション | 届け先が、本州・四国 | 届け先が、北海道・九州 | 届け先が、沖縄 |
---|---|---|---|
お急ぎ便 | 510円 | 550円 | 550円 |
当日お急ぎ便 | 610円 | 650円 | - |
お届け日時指定便 | 510円 | 550円 | 610円 |
当日お届け日時指定便 | 610円 | - | - |
※いずれも届け先で離島は除く
配送オプションの料金は、届け先の場所により異なるものの、大体510円〜610円ほどが発生すると考えてよいでしょう。また、注文金額の合計が3500円未満の場合は、さらに410円〜がかかってしまいます。配送料をなるべく抑えたいなら、配送オプションはつけずに注文するのがおすすめです。
またAmazonプライムに入会すると、送料無料だけでなく、お急ぎ便などの配送オプションも無料で利用可能です。早めに商品を受け取りたい場合、プライム会員になることも検討してみましょう。
マーケットプレイス出品者から注文している
マーケットプレイス出品者による出荷・販売の場合、出品者が配送料を設定します。そのため、購入金額やプライム会員の有無にかかわらず、配送料が発生してしまいます。
プライム会員なのに配送料が発生しているというときは、購入した販売店がマーケットプレイスである可能性があります。

マーケットプレイスによる出荷・販売の場合

Amazonによる出荷・販売の場合
マーケットプレイスとは、Amazon以外の販売者が新品または中古品を提供するAmazonのプラットフォームのことです。商品詳細ページで「出荷元」や「販売元」にAmazon.co.jp以外の情報が表示される商品は、マーケットプレイス経由の販売です。


マーケットプレイスの配送料については、商品詳細ページの
ボタンの上に「配送料 ¥〇〇」と表示されています。またはその下にある をタップすると、出品者が設定した配送料の詳細を確認できます。マーケットプレイス出品者から購入する場合、購入前に配送料がいくら発生するのか確認しておくことが大切です。なかには商品1点ごとに配送料が発生することもあるので注意してください。