Amazon.co.jpは2019年4月12日、有料会員サービス「Amazonプライム」の国内向け料金を初めて値上げしました。年間プランで従来の3900円から4900円に、月間プランで400円から500円に引き上げられています(いずれも税込、以下同)。
米国のAmazonプライムは過去、2014年に年会費を79ドルから99ドル、2018年に99ドルから119ドルに値上げ。月会費も2018年に10.99ドルから12.99ドルに値上げしています。いっぽう、日本ではサービス開始当初から3900円の年会費で提供されており、値上げは一度も実施されていませんでした。
Amazonプライムでは「お急ぎ便」「お届け日時指定便」が無料で何度でも使える配送特典をはじめ、動画配信サービスの「プライム・ビデオ」や音楽配信サービスの「Prime Music」、電子書籍の読み放題「Prime Reading」などを追加料金なしで利用できます。
ほかにも、プライム会員になればセールなどの優遇でより安く商品を購入できるようになったり、「Prime Now」「Amazonフレッシュ」「Amazonパントリー」といった販売サービスを使えたりします。
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こうした多彩な特典が受けられる上、前述の米国Amazonプライム会員費である年額119ドル(約1万3300円)、月額12.99ドル(約1450円)と比べれば、日本のプライム料金は抑えられている現状があります。今回、年額1000円(月額実質約83円)の値上げは残念ですが、Amazonサービスを多用する人にとってはまだコスパは悪くないといえそうです。
なお、従来からのプライム会員が同じ支払いプランで年度更新する場合は、2019年5月17日以降の請求から値上げ後の新料金が適用されます。支払いプランを変更する場合は、その時点で値上げ後の新料金が適用されます。また、学生向けに半額でプライム会員のサービスが使える「Prime Student」でも、年会費1900円→2450円、月会費200円→250円に値上げされています。