昨日発表されたIPサイマルラジオradiko.jpの新サービス「radiko.jpプレミアム」の開始を受けて、Android向け人気ラジオアプリRazikoで聴取エリアが制限されることが明らかになった。Razikoは、radiko.jpなどを配信エリア外から聴取できるアプリとしてラジオユーザから人気を博してきたアプリ。
radiko.jpプレミアムは、月額350円でradiko.jpに参加しているラジオ局のほとんどを全国どこでも聴くことができるサービス。従来、聴取可能エリアを制限してきたradiko.jpだが、大部分のラジオ放送をエリアフリー化するというものだ。
これは、Razikoがこれまで提供してきたエリア設定機能と直接バッティングするサービス。そのため、radiko.jpとラジオユーザとの間で微妙な綱渡りをしてきたRaziko側が、機能を無効化することとなったようだ。
Razikoアプリを起動すると、次のようなお知らせが表示されるので、ユーザは確認しておく必要があるだろう。
radiko.jpはradiko.jpプレミアムを4月1日より開始し、有償にて配信エリアの枠を越え、日本全国で聴取可能になります。これにより、Razikoが提供していたエリア設定機能がradiko.jpが行う事業に影響を与える可能性が発生します。そのため、Razikoはエリア設定機能を無効化することに決定致しました。radiko.jpのエリアフリー聴取は有償ではありますが、インターネット上での都道府県の壁を無くす方針として望ましいものと考えます。
順次Razikoをご利用のユーザには最新版へのバージョンアップを行って頂き、エリア設定機能を無効にしていきますので御了承ください。無効化後は、聴取エリアの変更は出来なくなりますので、是非ともお忘れなくお住まいの地域を設定しておいて下さい。
エリア設定機能を最大のセールスポイントと受け取ってきたユーザにとっては、"Raziko終了"のお知らせとなってしまいそうだ。