パノラマからHDR、連写、物消し、無音まで、撮影モード全部入りのカメラアプリ「A Better Camera」 #Android

A Better Camera

HDR Camera」「Night Camera」「HD Panorama」など様々なカメラアプリをリリースしてきたベンダーが、それらをまとめた全部入り「A Better Camera」を投入した。11もの撮影モードや無音機能などを備え、とりあえず入れておきたい総合力の高いものに仕上がっている。

多機能だがシンプルなUIで使いやすい

A Better Camera

左が撮影画面。タテ位置では、右下に撮影モード切替ボタンが配置され、上部のメニューバーを下におろすと各種設定メニューを表示できる。いずれもすっきりとしたインターフェイスで、多機能ながらやりたいことが探しやすいのも魅力だ。

撮影モードは多彩で、連写やパノラマ、ノイズの少ないナイトモード、HDR(ハイダイナミックレンジ合成)のほか、シャッターを切る直前も撮れるプレショット、動きのある写真を撮るシーケンス、タップした不要物を消せるオブジェクト削除などが用意されている。ただし、一部の撮影モードは有料となっている。

詳細設定では、画像サイズや保存先などの設定が行えるだけでなく、「消音」設定でシャッター音を鳴らないようにすることも可能。無音化しても「Camera ICS」のように画質は保たれるため、様々な場面で重宝するはずだ。

手軽なパノラマ撮影モード

A Better Camera

今回は、パノラマ撮影やHDR撮影を試してみた。パノラマ機能は最大360度まで撮影可能で、雄大な自然風景を撮影したり、大人数での撮影に最適だろう。

デバイスをタテに持ちシャッターを押して撮影を開始する。すると画面に赤い枠が表示されるので、そのまま赤枠が画面いっぱいに収まるように横へ動かしていくと、自動的に枠が緑になって隣の部分が撮影される。同じ要領で、必要な風景枠を順に押さえていく感じだ。

A Better Camera

中心、右側、左側といった具合に撮影していっても、自分で写真をつなげ合わせるといった作業は不要で、アプリが自動で結合してくれるのも手軽だ。

鮮やかな写真が撮れるHDRモード

A Better Camera

「A Better Camera」は、HDRにも対応している。明暗の違う同じ写真を複数枚撮影し、それを合成することにより、明暗がはっきりした鮮やかな写真になる。つまり、日光で白とびしたり、一部だけ暗すぎるといったことを防いでくれるのだ。もちろん合成はアプリが自動で処理してくれる。

左の画像が通常撮影、右がHDRでの撮影だ。通常に撮影した写真は手前のビルの窓ガラスに日光が反射して不鮮明な部分があり、極端に暗くなってしまっている部分もあるが、右側のHDR撮影した写真では窓枠もはっきりと見え、メリハリのある写真に仕上がっている。

まとめ

最近では、端末にプリインストールされているカメラが高機能化しており、あえてサードパーティ製カメラアプリを導入する動機も乏しくなってきた。しかし、これだけの機能を備えた「A Better Camera」なら、入れておくと役に立つ場面が少なくないのではないだろうか。