おすすめのポイント
- Android4.0標準カメラに機能を拡充するカメラアプリ
- カラーエフェクト機能が追加される
- シャッター音やフォーカス音をオフにできる
- 写真画質の設定が4段階から行える
- 動画のビットレート設定ができる(4.0のみ)
- 動画撮影の手振れ補正のON/OFFが可能に
- ズームおよびパノラマ撮影機能が追加(2.2、2.3、3.X向け)
Androidアプリ レビュー
Android4.0標準カメラアプリの隙をなくす
標準カメラの設定項目が賑やかに
Camera ICSは、Android 4.0(Ice Cream Sandwich)の標準カメラの機能を拡張するサードパーティ製のカメラアプリだ。したがって、使い方やインターフェイスは標準カメラアプリと同じで、設定項目に様々な拡張機能が追加される形となる。ICSだけでなく、Android2.2以上の端末にも対応する。
Android4.0の標準カメラアプリを初めて使った時、正直これまで2.0系の端末で利用していたカメラアプリと比べものにならない使い勝手のよさを感じた。レリーズタイムラグ(シャッターを切ってから画像化までの時間)の速さ、ズーム機能やパノラマ撮影機能などが充実し、普通に撮影をするだけなら十分すぎる出来だったからだ。
今回、このCamera ICSで無音機能やエフェクトなどまで加わるわけで、かなり凝った撮影を望まない限り、ICSの標準カメラアプリにはほぼ隙がなくなったといえそうだ。
特に無音機能が優秀
追加される機能は写真モードにおいて、エフェクトの5種選択(セピア・モノトーン・ネガ反転・ソラライズ・アクア)、シャッター・フォーカス音のON/OFF切り替え(サイレントモード)、4段階の画質設定(low・midium・high・ultra)。また動画モードで、ビットレートの設定(ノーマル・2倍)や手振れ補正のON/OFF切り替えなどが行えるようになる。
各モードの設定を開くと上記の拡張機能に関する項目が増えているので、該当する機能を選ぶだけでOKだ。例えば無音機能を利用するには、右上の画像のように[Silemt mode]のタブをONにする。無音機能というと、動画の最高画質をキャプチャといった形式となり通常撮影に比べて必然的に画質が劣ることが多い。しかし、本アプリでは画質が損なわれることなくシャッター音、フォーカス音を消して撮影することができ、root化してシャッター音をOFFにする必要もない。
関連記事:結局、どの無音カメラアプリがベストなのか
なお、無料版では広告がけっこう邪魔なので、鬱陶しいと思う方は有料ながら広告なしのCamera ICS+をどうぞ。