おすすめはどれ? Xperiaスマホの「SDカード」選び方・使い方ガイド

Xperiaスマホに最適な容量、必要なスペックは?

この記事では、Xperiaスマホを使っている人向けに、最適なSDカードの選び方とおすすめ製品を紹介。その上で、SDカードへデータを移行する方法や、SDカードに保存した写真の見方など、基本的な使い方を解説します。

Xperiaスマホ向けSDカード、おすすめの1枚はコレ

Xperiaスマホに最適なSDカードの選び方は後述しますが、手っ取り早く「これを買っておけば大丈夫」という製品が知りたい人には、Transcend(トランセンド)300Sシリーズ 128GBタイプをおすすめします。

Transcend(トランセンド)300Sシリーズ 128GBタイプ

Transcend microSDカード 128GB TS128GUSD300S

Transcend(トランセンド)は、価格と機能性、信頼性を両立している高コスパなブランドです。

抜群の安さでありながら、防水、耐衝撃、耐温度、耐静電気、耐X線、約1万回の抜き挿しサイクルなどが保証されているので、安心して長く使用できます。加えて、正規品には5年保証が付いており、期間内に壊れた場合は無償で交換してくれます(保証条件 - トランセンド)。

また、この価格帯でありながらビデオスピードクラス30が保証されているのも、Transcend 300Sシリーズをおすすめする理由のひとつ。

データの書き込み速度が早いので、Xperiaシリーズ特有の高性能カメラによる動画撮影や高速連写なども問題なくこなせます。筆者も実際に手持ちのXperia 5で利用していますが、コマ落ち強制停止などのトラブルは一切起きていません。

AmazonのTranscend 300Sシリーズの購入画面。8GB〜512GBまで容量を選択できる

Amazonでは8GB〜最大512GBまで7タイプが販売されていますが、おすすめの容量は128GBです。一般的なスマホの利用範囲なら、内部ストレージ+128GBあれば大抵の用途で不足することはなく、値段も2000円程度と手頃です。

上図は、筆者が実際にAmazonで購入した正規品のTranscend 300SのSDカード(128GB)です。ネットで販売されているSDカードにはニセモノや偽造品が紛れ込んでいると心配する人も多いかもしれませんが、筆者の手元には保証書付きの正規品がちゃんと届きました。

なお、Amazonで購入すれば無料で「変換アダプタ」が付いてきます。SDカードスロットがあるデバイス(パソコンなど)にデータを転送する際に便利です。

Transcend microSDカード 128GB TS128GUSD300S

Xperiaスマホ用SDカード選ぶ際の7つのポイント

ここからは、Xperiaスマホ用のSDカードを買うときに知っておきたいポイントを、初心者向けにわかりやすく解説します。

ポイント1:必ず「microSDカード」を選ぶこと

SDカードは、その大きさ(サイズ)から主に「SDカード」「microSDカード」の2種類に分けられます。

Xperiaシリーズを含め、スマートフォンに適応するのは、小さいサイズの「microSD」カードです。大きいサイズの「SDカード」はスマホのSDカードスロットに入りません。購入する際は、必ず「microSDカード」と記載された商品を買ってください。

ポイント2:SDカードの容量制限が設けられていないか

2019年以前に発売されたXperiaスマホは、使用できるSDカードの容量が制限されている場合があります。

少し古めのXperiaスマホ用にSDカードを購入する際は、あらかじめ公式サイトなどで仕様書を確認するのがおすすめです。

Xperia 5の仕様書

Xperia 5 Ⅱの仕様書

例えば、2020年に発売されたXperia 5Ⅱは、最大1TB(1テラバイト)までのSDカードを使用できますが、2019年発売のXperia 5は最大512GBまでしか対応していません。

対応していない規格のSDカードを入れると、認識されなかったり、正常に動作しなかったりする恐れがあるので、注意が必要です。

ポイント3:容量は最低でも64GB以上がおすすめ

前述したように、手元の機種が対応している範囲であれば自身のニーズに合わせて自由に容量を選んでOKです。ただ、せっかくXperiaスマホで使うなら、最低でも64GB以上のものを選ぶことをおすすめします。

保存できる写真・動画の目安
  1000万画素 1800万画素の写真 4K動画
8GB(SD) 2375枚 1200枚 14分
16GB(SDHC) 4750枚 2400枚 19分
32GB(SDHC) 9510枚 4810枚 39分
64GB(SDXC) 1万9020枚 9620枚 1時間18分
128GB(SDXC) 3万8050枚 1万9250枚 2時間37分
258GB(SDXC) 7万6100枚 3万8510枚 5時間14分
512GB(SDXC) 15万2210枚 7万7030枚 10時間29分

キオクシアのSDカード紹介ページより引用

最大の理由は、Xperiaシリーズのカメラが高性能だからです。特にハイエンドモデルの「Xperia 1シリーズ」「Xperia 5シリーズ」「Xperia Proシリーズ」は、デジカメにも劣らない性能のカメラを備えており、高画質の写真や動画を撮影できます。

写真や動画の画質が上がるにつれ1ファイルあたり消費する容量も大きくなるので、16GBや32GB程度ではすぐに埋まってしまう可能性が高いです。

SDカードの容量と価格の目安
容量 平均価格
16GB 1248円
32GB 1550円
64GB 1246円
128GB 1978円
256GB 4360円
512GB 9110円
1TB 2万4560円

Amazonで販売されている「SanDisk」「Transcend」「キオクシア」「Samsung」のSDカードの価格を参考に編集部で算出SDカードの容量と価格の目安

もうひとつの理由は、大容量のSDカードが手頃になっていること。ここ数年でSDカードの値段が大幅に下がり、かつては1万円以上した128GBのSDカードも、現在は2000円程度で購入できるようになっています。

スマホのストレージ容量を圧迫しないためにも、あらかじめ大きめの容量を購入するほうが賢明でしょう。

ポイント4:ハイエンドモデルの場合はビデオスピードクラス30以上が望ましい

容量以外でSDカードを選ぶ指標となるのが、書き込み速度・読み込み速度といったスピード面です。

SDカードの読み書き速度は、表面の「C」や「U」に囲まれた数字、「V」「A」横の数字、またローマ数字(Ⅰ〜Ⅲ)で示されます。大まかに、記載されている数字が大きいほどデータの保存や読み込みが素早くできる、と考えてもらえればよいでしょう。

目安として、Xperia 10シリーズやXperia 8シリーズ、Xperia ACEシリーズで使うなら最低限上記3つのマーク(SDスピードクラス10・UHSスピードクラス1・UHS規格)が確認できれば十分だといえます。

Xperia 1シリーズやXperia 5シリーズ、Xperia PROシリーズなどのハイエンドモデルを使っている場合は、ビデオスピードクラス30が保障されていると安心かもしれません(必須ではない)。

SDスピードクラスについてチェック

「SDスピードクラス」は、SDカードにおけるデータ書き込み/読み出しの「最低速度」を保証するものです。

現在、「SDスピードクラス10」を満たすことはもはや当たり前になっているため、カードへの記載を省略する製品も多いです。

SDスピードクラスの保証速度
最低書き込み速度 スピードクラス
10MB/秒
スピード規格
6MB/秒
スピード規格
4MB/秒
スピード規格
2MB/秒
スピード規格

Cの中にある数字がそのまま1秒間あたりに転送できるデータの大きさを示しており、この数字が大きくなるほど転送速度が速くなります。

たとえば「C10」と書かれている場合、そのSDカードは最低でも1秒間に10MBのデータを転送できることが保証されています。

「UHSインターフェース/UHSスピードクラス」について詳しくチェック

ローマ数字で表されるのが、読み書きの最高速度を保証するUHSインターフェイス(バスインターフェーススピード)」、U字に数字をあしらっているのが読み書きの最低速度を保証する「UHSスピードクラス」です。

UHS規格
UHSインターフェイス UHSスピードクラス 転送速度(最低) 転送速度(最大)
UHS-I
UHSスピード規格
30MB/秒 104MB/秒
UHS
10MB/秒
UHS-II
UHSスピード規格
30MB/秒 312MB/秒
UHS
10MB/秒

前述した「SDスピードクラス」との違いは、いずれもデバイス側(スマホ)の適応を前提とした規格であることたとえば「UHS-I」「U3」の性能があるSDカードでも、スマホ側が「UHS-I」に適応していない限り、上表の速度は出ません。

現状、UHS-Ⅱに対応しているスマホはほとんどありませんが、UHS-Iへの対応を明記するスマホは増えています。UHS-Iに対応しているSDカードを選んでおけば間違いないでしょう。

「ビデオスピードクラス」について詳しくチェック

ビデオスピードクラスも、SDカードの読み書き速度を保障する規定のひとつ。

2016年から運用が開始された比較的新しい規格で、Videoを表すアルファベットVの横にある数字が、そのままSDカード読み書きの最低保証速度を示します。

ビデオスピードクラス
  SDスピードクラス UHSスピードクラス ビデオスピードクラス 対応動画フォーマット
90MB/秒    
ビデオスピード
8K/4K/フルHD/HD/スタンダード
60MB/秒    
ビデオスピード
4K/フルHD/HD/スタンダード
30MB/秒  
UHSスピード規格
ビデオスピード
フルHD/HD/スタンダード
10MB/秒
スピード規格
UHS
ビデオスピード
スタンダード
6MB/秒
スピード規格
 
ビデオスピード
 
4MB/秒
スピード規格
     
2MB/秒
スピード規格
     

8Kなら「V90」、4Kなら「V60」、フルHDなら「V30」といったように画質ごとに最適なクラスが規定されているのが特徴です。とはいえ、これはあくまでも目安。たとえばV10のSDカードでも4K動画の録画はできます。

高性能なカメラが内蔵されているスマホを持っている人は、少なくともV30以上を目安にするといいでしょう。

「アプリケーションパフォーマンスクラス」について詳しくチェックする

アプリケーションパフォーマンスクラスは、唯一スマートフォン向けのスピード規格です。Aの横に数字をあしらった記号で示されます。

ざっくり言えば、スマホアプリをSDカードに保存したときに快適に操作できる速度を規定したものです。

アプリケーションパフォーマンスクラス
  A1 A2
ランダムリード 1500 IOPS 4000 IOPS
ランダムライト 500 IOPS 2000 IOPS
シーケンシャル 10MB/秒 10MB/秒

IOPS(Input/Output Per Second)=1秒間に何回のデータ書き込み/読み出しが可能かを表す指標

通常、SDカードに保存したアプリは起動が遅くなったり、不具合が生じたりといったトラブルが発生しがちですが、A1/A2が記載されたSDカードはデータのやりとりがスムーズであることが保証されているので、アプリを快適に操作できるのです。

しかし2022年8月現在、SDカードへのアプリ移動を標準機能として搭載しているのはGalaxyシリーズなど一部機種に限られます。ほとんどのAndroidスマホはアプリをSDカードに保存できないので、そこまで重要視する必要はありません。

AndroidスマホでアプリをSDカードに移動する方法と注意点

ポイント5:信頼できるメーカー・ブランドの商品を選ぶこと

SDカードは見た目だけで製品の良し悪しを判断するのが難しく、実際に使ってみるまで本当の品質は分かりません。粗悪品を掴まされないためには、信頼できるメーカー・ブランドのSDカードを選ぶのが確実です

具体的には、冒頭で紹介した「Transcend(トランセンド)」、世界シェア/日本国内シェアともに1位を誇る「SanDisk(サンディスク)」、Galaxyでおなじみの「Samsung(サムスン)」、国内唯一のフラッシュメモリ製造・開発メーカー「キオクシア(旧東芝メモリ)」などを選んでおけば間違いないでしょう。

特にノーブランド品で異常な割安価格で大容量・高性能を謳っている商品には要注意。明らかに表記されている容量より少なかったり、転送速度が遅かったりすることが少なくありません。なかには、SDカードの形をしただけのプラスチックが届くケースもあるようです。

また、作りに難がある場合、保存エラーや接触不良などのトラブルを引き起こします。最悪、データが破損・消失するリスクも。大切なスマホデータを守るためにも、信頼できるSDカードを選ぶことが重要です。

Samsung microSDカード 128GB MB-MC128KA/EC
SanDisk microSDカード 128GB SDSQUA4-128G
Transcend microSDカード 128GB TS128GUSD300S

ポイント6:Amazonや楽天市場で買う際は必ず販売元(出品者)をチェック

SDカードは製造メーカーも大事ですが「どこで買うか」という点も重要。費用を抑えたいなら、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどのネット通販で買うのがおすすめです。

ヨドバシカメラやビックカメラといった家電量販店の店頭でも売っていますが、かなり割高となっています。

Amazonの場合、出荷元と販売元はカートボタンのすぐ下に表示される

ただ、これらの通販サイトでは、まれに有名メーカーの名前を表記しただけの偽造品や粗悪品が紛れ込んでいることがあると聞きます。必ず販売元(出品者)を確認し、実績や口コミ・評価などをしっかりとチェックした上で購入してください。

また、Amazonで購入する際は、Amazon.co.jpが販売・発送する商品を選ぶことをおすすめします。万が一、届いたSDカードがニセモノや粗悪品だったとしても、Amazon.co.jpが販売・発送する商品であればスムーズに返品できるからです。

Amazonに返品する方法──コンビニ持込/ヤマト集荷の流れや送料が無料になるケース、梱包のやり方まで全解説

ポイント7:並行輸入品/海外リテール品/バルク品などは保証を受けられない可能性がある

また、Amazonや楽天市場のサイトを閲覧していて気になるのが「並行輸入品」「海外リテール品(海外パッケージ品)」「バルク品」などと記載された商品。これらは正規ルートでの販売ではないため、同じ商品でも価格が安くなる傾向にあります。

  • 正規品:メーカーが認めた正規の流通経路で販売している商品
  • 並行輸入品:個人や業者が海外から商品を買い付けて販売する商品
  • 海外リテール品(海外パッケージ品):海外向けにパッケージされた製品。外箱や説明書、保証書の表記はすべて外国語
  • バルク品:業務用に大量に仕入れた商品をばらして販売した商品。外箱や説明書、保証書といった付属品がない

「並行輸入品」や「バルク品」「リテール品」として売られていても、SDカード自体には問題がないケースがほとんどです。

ただ、基本的に「正規品」以外は保証を受けられないと考えたほうがよいでしょう。購入したSDカードに初期不良があったり、すぐ壊れたりしても、メーカーに対応してもらえるかは定かではありません。

Transcend microSDカード 128GB TS128GUSD300S
SanDisk microSDカード 128GB SDSQUA4-128G
Samsung microSDカード 128GB MB-MC128KA/EC

XperiaスマホにおけるSDカードの使い方

ここからは、XperiaスマホにおけるSDカードの基本的な扱い方を4ステップで紹介します。

SDカードをスマホ本体に挿し込む

SDカードを出し入れする前には、必ず端末の電源を切りましょう。起動したまま作業をおこなうと、端末の故障につながるおそれがあります。

続いて、端末の側面や上部にあるSDカードスロット(挿し込み口)を引き出しましょう。Xperiaスマホのほとんどは、そのままトレイを爪で引き出して取り出せる仕様になっています。

トレイを引き出せたら、SDカードをはめ込みます。

なお、SDカードスロットはSIMカードスロットと兼用です。上の画像のように、スロットが2つ並びのタイプは小さいスロットがSIMカード、大きいほうがmicroSDカードのスロットです。間違えないように注意しましょう。

トレイを戻し、Xperiaスマホの電源を入れましょう。「新しいSDカードが検出されました」といったメッセージが表示されたら[完了]をタップ。これでセッティングは完了です。

撮影した写真・動画の保存先をSDカードに変更する

まずは、カメラで撮影した写真や動画の保存先をSDカードに指定してみましょう。

カメラアプリを起動し、設定ボタン​をタップ。メニューから保存先に進んで「SDカード」を選択しましょう。これで、端末のカメラで撮影した写真や動画は自動的にSDカードに保存されるようになります。

ただし、ダウンロードした画像や動画の保存先はSDカードに変更できません。たとえば、LINEアルバムからダウンロードした写真やアプリで加工した画像などは強制的に内部ストレージに保存されてしまうので、手動でSDカードに移行させる必要があります(後述)。

内部ストレージのデータをSDカードに移行する

続いて、内部ストレージに保存されているメディアファイルを移動させてみましょう。SDカードにデータを移動させるには、プリインストールされている「Files by Google」アプリを使うのが便利です。

トップ画面を一番下までスクロールし、内部ストレージをタップします。

内部ストレージ内のフォルダが一覧で表示されます。移動したいデータが入ったフォルダを長押しして選択しましょう。なお、メディアファイルは主に以下の通り格納されています。

  • 撮影した写真/動画:「DCIM」
  • ダウンロードしたファイル:「Download」
  • 音声ファイル:「Music」
  • アプリで保存した画像/スクリーンショット:「Picture」
  • アプリで保存した動画:「Movies」

前述したように、メディアファイル以外はSDカードには移行できません。

「Android」フォルダや「.(ドット)」で始まるフォルダにはシステムやアプリに関するデータが保存されているので、むやみに触らず内部ストレージに置いておきましょう。

移動したいフォルダを選択したら、右上のメニューボタン​から移動をタップ。移動先にSDカードを選択します。

続いて、SDカード内のフォルダを指定します。[新しいフォルダを追加]から、わかりやすいように「内部ストレージ」といった名前のフォルダを作っておくと便利でしょう。

最後にフォルダに移動をタップすれば、移行が開始されます。

SDカードに保存してある写真や動画を見る

最後に、SDカードに移行した写真や動画、音楽などのデータを確認してみましょう。

普段使用しているファイルアプリを開き、SDカードをタップ。任意のフォルダを開けば、各データを閲覧できます。

画像・動画なら標準搭載の「写真」アプリや「Googleフォト」アプリで確認できるほか、音楽なら「YouTube Music」アプリなどでも再生可能です。

スマホの内部ストレージからSDカードにデータを移動する方法

Transcend microSDカード 128GB TS128GUSD300S
SanDisk microSDカード 128GB SDSQUA4-128G
Samsung microSDカード 128GB MB-MC128KA/EC
EDITED BY
MOEGI