「Xiaomi Mi Note 10」レビュー、超高精細カメラをiPhone 11 Pro Maxと比較

シャオミ「Mi Note 10」レビュー、話題のカメラをiPhone 11 Pro Maxと比較

世界第4位のスマホメーカーである小米(Xiaomi/シャオミ)がいよいよ日本に上陸しました。最初のスマホとして「Mi Note 10」をリリースしています。

この製品は、なんと1億800万画素という一眼レフ顔負けの高精細なカメラを搭載しています。価格は5万8080円(税込)です。今回はディスプレイや性能、カメラなどでiPhone 11 Pro Maxと比較してみます。

ディスプレイは6.47インチの大画面、5つのカメラも搭載

Mi Note 10は、6.47インチディスプレイを搭載する大画面モデルです。SoCの性能や価格的にはミドルレンジですが、5つのカメラを搭載するのが最大の特徴です。

外観も高級モデルに引けを取りません。カラーは全3色で、今回は「オーロラグリーン」をレビューします。パッケージには充電器と透明ケースが付属しています。最近の中国メーカーのスマホには透明ケースが付属するのが一般的です。

Mi Note 10レビュー ディスプレイ

大画面のMi Note 10が新登場

Mi Note 10レビュー ディスプレイ

背面カラーは3色をラインアップする

Mi Note 10レビュー ディスプレイ

付属品は充電器と透明なケース

質感は高級モデルに匹敵、重量はiPhone 11 Pro Maxとほぼ同じ

Mi Note 10は光を反射する美しい仕上げで、オーロラグリーンはかなり派手です。落ちついたカラーが好みなら「ミッドナイトブラック」を選ぶこともできます。

対するiPhone 11 Pro Maxは、ガラスボディでシックな外観。ガラスのモデルの多くがつややかな仕上げになっていますが、iPhone 11 Pro Maxはつや消しなので落ち着いて見えます。

5万円台と中級価格帯のMi Note 10ですが、本体の質感は上位モデルに引けを取りません。ディスプレイは、左右がアールを描いた曲面ガラスを採用しています。このガラスは、最近まで10万円近い上位モデルが主に採用していたものです。

カラーリングやデザインが派手なのは好みが分かれるところですが、質感は高級モデルに近いと言っても過言ではありません。ただし、細部の完成度や高級感はiPhone 11 Pro Maxに軍配が上がります。

「重すぎる」と言われることの多いiPhone 11 Pro Maxですが、実はMi Note 10もさほど変わらない重量です。最近の大画面スマホは、多くの機種が重いのです。

Mi Note 10レビュー デザイン

iPhone 11 Pro Maxはつや消しの背面だが、Mi Note 10はド派手

Mi Note 10レビュー デザイン

Mi Note 10は角(カド)が丸まったガラスを採用している

Mi Note 10レビュー デザイン

Mi Note 10はカタログ値で208グラムと重量級

Mi Note 10レビュー デザイン

iPhone 11 Pro Maxもやはり重い。カタログ値で226グラムだ

ディスプレイの美しさはiPhone 11 Pro Maxに劣る

ディスプレイの美しさはiPhone 11 Pro Maxの圧勝です。800nitという明るさでくっきりと美しく表示します。Mi Note 10も十分に明るいのですが、600nitとやや及びません。解像度も2340×1080ドットで、iPhone 11 Pro Maxの2688×1242ドットには負けています。

ただし、Mi Note 10は指紋センサーをディスプレイに内蔵している点が優位です。反応も早いタイプなので、とても快適に利用できます。

iPhone 11 Pro Maxは指紋センサーを搭載せず、顔認証のみとなっています。その反応や認識率は素晴らしいのですが、マスクをしていると使えないという欠点があります。

Mi Note 10レビュー デザイン

左のiPhone 11 Pro Maxのほうが明らかに輝度が高い

Mi Note 10レビュー 性能

Mi Note 10はディスプレイに指紋センサーを内蔵する

性能はiPhone 11 Pro Maxの圧勝、充電はMi Note 10が優れる

性能もiPhoneが圧勝です。そもそも、iPhone 11 Pro MaxのCPUは現時点でほぼ最速のA13 Bionicを採用しています。対して、Mi Note 10はミドルレンジのSnapdragon 730Gですが、普通に使うには特にストレスを感じることはありません。ただし、ヘビーなゲームにはやや力不足でしょう。特に1〜2年使い続けるとゲームには厳しくなりそうでです。

Mi Note 10には5260mAhの大容量バッテリーが搭載されているのも特徴です。さらに付属の充電器で30Wの急速充電が可能です。なんと65分で、この大容量バッテリーを充電できます。

iPhone 11 Pro Maxのバッテリー容量は非公表ですが、3969mAhと言われています。実用上でも十分に長持ちします。18Wの急速充電に対応しますが、この点はMi Note 10のほうが勝っています。

充電はMi Note 10がUSB-C端子で、イヤホン端子も搭載します。iPhone 11 Pro Maxは、Lightning端子でイヤホン端子は搭載しません。

Mi Note 10レビュー 性能

Mi Note 10の性能は中級モデルらしいところ。6GBのRAMと128GBのストレージは十分です。ただし、microSDカードは利用できません。

カメラのバリエーションはMi Note 10が優れる

Mi Note 10は、なんと5つのカメラを搭載します。そのうち1つが1億800万画素です。他にも、1200万画素のポートレートカメラ、2000万画素の超広角カメラ、500万画素の10倍ハイブリッドズームカメラ(デジタルズーム50倍)、200万画素のマクロカメラとなります。

iPhone 11 Pro Maxは、1200万画素の超広角、広角、2倍ズームを搭載します。バリエーションとスペックはMi Note 10の圧勝です。ただし、撮影した写真を比較してみると、iPhone 11 Pro Maxのほうが美しく感じるものも少なくありませんでした。

通常撮影

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 通常撮影
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 通常撮影

どちらも標準カメラでの撮影は美しい

超広角撮影

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 超広角撮影
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 超広角撮影

超広角での撮影は、Mi Note 10がややあっさりしすぎているように感じる

ズーム撮影

ズームでは、Mi Note 10は最大50倍のデジタルズームが利用できます。動画撮影は、Mi Note 10は4K30fpsまでです。4K60fpsが美しいiPhone 11 Pro Maxにはかないません。

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ ズーム
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ ズーム

通常カメラ(1倍ズーム)での撮影

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ ズーム
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ ズーム

2倍ズームの撮影。色合いはiPhone 11 Pro Maxが美しい

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ ズーム
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ ズーム

10倍ズームを比較。iPhone 11 Pro Maxはかなり画像が荒れているが、Mi Note 10は十分に美しい

Mi Note 10レビュー カメラ ズーム

Mi Note 10は50倍まで利用可能だが、画質はご覧の通り

近接撮影

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 近接撮影
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 近接撮影

花を撮影。Mi Note 10は周囲が変にぼやけてる

Mi Note 10レビュー カメラ 近接撮影

こちらはMi Note 10によるマクロカメラでの撮影

夜景撮影

夜景モードでの撮影では、Mi Note 10がやや明るすぎて不自然でした。同じ場面でも、iPhone 11 Pro Maxは必要に応じて自動で夜景モードに切り替わりますが、Mi Note 10は手動で夜景モードを選択します。

慣れていないと、そもそも夜景モードを選ぶべきかどうか迷ってしまいます。

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 夜景撮影
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 夜景撮影

夜景モードで比較。Mi Note 10は少々明るすぎる

ポートレート撮影撮影

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ ポートレート
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ ポートレート

Mi Note 10は被写体がぼけてしまうことがあり、iPhone 11 Pro Maxのほうがくっきりとうまく撮れている

1億800万画素は拡大してこそ価値がある

Mi Note 10の最大の特徴でもある1億800万画素で撮影してみました。写真はとても美しいのですが、普通に見ている分には違いがわかりません。最大の違いは、拡大したときのぼやけ感の差です。つまり大きく拡大して使わないなら、1億800万画素の意味はあまりありません。

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 108億画素
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 108億画素

Mi Note 10の1億800万画素も美しく撮れる。拡大すると飛び抜けて美しい(iPhone 11 Pro Maxで通常撮影)

Mi Note 10Mi Note 10レビュー カメラ 108億画素
iPhone 11 Pro MaxMi Note 10レビュー カメラ 108億画素

夜景を通常モードで比較撮影(Mi Note 10は1億800万画素)。どちらもきれいだが、拡大するとずいぶん差がある

まとめ

Mi Note 10の1億800万画素は魅力的ですが、拡大して利用しなければあまり意味がありません。しかし、多彩なズームにも魅力があります。5つのカメラを使い慣れて、それぞれの癖や傾向をうまく掴んで撮影できるなら、写真に関しては、iPhone 11 Pro Maxより勝っていると言えるでしょう。ただし、適当に撮っても美しいのはiPhone 11 Pro Maxです。

性能やディスプレイの明るさなどはiPhone 11 Pro Maxが勝っていますが、これは価格差を考えれば当然とも言えるでしょう。総合力ではiPhone 11 Pro Maxの圧勝です。それでも、5万円台の予算で多彩な撮影ができるスマホを求めている人には、Mi Note 10は良い選択といえるでしょう。

Mi Note 10(Xiaomi Japan)

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部

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