Windowsパソコンで「コントロールパネル」がどこにあるのか分からないユーザーが少なくないようです。かつてはスタートメニューを右クリックすると表示できましたが、現在は廃止されているため、久しぶりに利用しようとして戸惑う人も多いかもしれません。
本記事では、Windows 10パソコンにおけるコントロールパネル(コンパネ)の出し方や、覚えておきたいショートカットの作成方法などを紹介します。
「コントロールパネル」とは?
コントロールパネルは、Windowsパソコンに標準搭載されているツールです。パソコンの設定変更やスペックの確認、アプリのアンインストール、ユーザーアカウント情報の変更などをおこなえるメニューが用意されています。
以前はスタートメニューの右クリックから表示できましたが、現在は廃止されました。一部の機能は「設定」メニューで利用できるようになっており、一見するとわかりにくい場所にあります。
コントロールパネルを表示する方法
コントロールパネルを表示するには、主に以下の3つの方法があります。
エクスプローラーから表示する
コントロールパネルは、エクスプローラーで表示できる「デスクトップ」に保存されています。
画面左上の[↑]ボタンをクリック
コントロールパネルのアイコンが表示されている
エクスプローラーを開いたら、画面左上の[↑]ボタンをクリックすると、コントロールパネルのアイコンが表示されます。
コントロールパネルを開いた
このままアイコンをダブルクリックすれば、コントロールパネルを開けます。
なお、エクスプローラー上の保存場所は「デスクトップ」になっていますが、デスクトップ画面には表示されていません。実際にアイコンを表示するには、ショートカットを作成する必要があります。
スタートメニューから表示する
スタートメニューからもコントロールパネルを開けます。
最初に、画面左下にあるスタートメニューのアイコンをクリック。アプリが一覧で表示されるので、[Windowsシステムツール]をクリックし、その中にある[コントロールパネル]をクリックすれば開けます。
タスクバーから検索する
コントロールパネルはタスクバーで検索して表示できます。画面左下の検索窓で「コントロールパネル」と入力すると、一番上に検索結果が表示されるので、そのまま「Enter」キーを押すか、アイコンをクリックすれば開きます。
コントロールパネルを素早く開く便利ワザ
コントロールパネルを開く基本的な方法は上記の通りですが、ショートカットなどを作成しておけば、よりスムーズに開けます。頻繁にコントロールパネルを利用する人はチェックしておきましょう。
デスクトップにショートカットを作成する
デスクトップにあらかじめショートカットを作成しておけば、アイコンをダブルクリックするだけでコントロールパネルを開けます。
エクスプローラーを開き、「コントロールパネル」を右クリック→[ショートカットの作成]
ショートカットを作成するには、先ほど紹介した通り、はじめにエクスプローラーでデスクトップにあるコントロールパネルを表示します。コントロールパネルのアイコンを右クリックして[ショートカットの作成]を選択してください。
これでショートカットのアイコンがデスクトップ画面に表示されます。
ドラッグ&ドロップでデスクトップにアイコンを置く
あるいは、コントロールパネルのアイコンをエクスプローラー上からデスクトップ画面にドラッグ&ドロップしてもOKです。
スタートメニューにピン留めする
スタートメニューにはアプリが一覧で表示されていますが、数が多いと探すのが面倒です。そこで「ピン留め」機能を使いましょう。
前述の方法で、スタートメニューからコントロールパネルを表示して右クリック。[スタートにピン留めする]をクリックします。
スタートメニューにコントロールパネルが追加された
ピン留めすることにより、スタートメニュー画面の右側にコントロールパネルのアイコンが追加されて見つけやすくなります。ドラッグ&ドロップで操作して、他のアイコンと位置を入れ替えることもできるので、使いやすい場所にセットしましょう。
タスクバーに追加する
パソコンで現在起動されているアプリが表示される「タスクバー」にも、コントロールパネルを追加できます。タスクバーに追加すれば、コントロールパネルのアイコンを常時表示させられます。
コントロールパネルを表示した状態で、タスクバーに表示されているアイコンを右クリック。[タスクバーにピン留めする]をクリックします。
コントロールパネルのアイコンがタスクバーに追加された
これでコントロールパネルの画面を閉じてもタスクバーからアイコンが消去されません。もう一度クリックすれば、すぐにコントロールパネルを表示できます。
ただし、パソコンを使っているとタスクバーに多くのアイコンが並ぶため、管理や切り替えが煩雑になる可能性があります。利用頻度が少ない場合は、スタートメニューにピン留めするなど、他の方法で登録しておくのがオススメです。