Windows 10をアップデートする方法──自動更新の時間変更、手動のやり方なども解説

Windows10をアップデートする方法、自動アップデートの時間変更や手動でのやり方など

Windows 10搭載パソコンのアップデートは基本的に自動で実行されるため、普段あまり意識する必要はありません。ただし、アップデート後の再起動で作業がストップしたり、アップデートプログラムによって不具合が発生したりするケースも考えられます。

そこで本記事では、Windowsアップデートの基礎知識に加えて、自動アップデートのタイミング変更や更新プログラムのアンインストール方法など、ユーザーが覚えておきたいポイントを紹介します。

Windowsアップデートの種類

アップデートには次のような種類があり、新機能の追加やセキュリティの強化、操作性の向上など、それぞれ目的が異なります。

  • 機能更新プログラム:バージョン自体の更新
  • 品質更新プログラム:セキュリティ関連の問題や不具合の修正
  • ドライバー更新プログラム:インストールしているドライバーの更新
  • 定義更新プログラム:ウイルス対策関連の更新プログラム
  • その他の更新プログラム

なかでも毎年4月と10月に配布される「機能更新プログラム」は、新しい機能が追加される大型のアップデートで、バージョンの番号自体が変わります。更新の際には再起動が必須です。

その他のプログラムは不定期で提供され、機能が追加されることはありませんが、適宜アップデートが必要です。セキュリティの問題などが発生した場合に配布されるケースもあり、場合によって再起動が必要です。

アップデートされたプログラムの履歴を確認する方法

過去にアップデートされたプログラムの一覧は、次のような方法で確認できます。

windows 設定 更新とセキュリティ

スタートメニューの設定[]から、[更新とセキュリティ]をクリックします。

windows 更新の履歴を表示する

[Windows Update]→[更新の履歴を表示する]の順に選択します。アップデートに関連する機能は、この「Windows Update」の項目に集約されています。

windows 更新の履歴を表示する

確認したい更新プログラムを選択します。

windows 更新の履歴を表示する

各プログラムごとに、アップデートの日付やバージョンが表示されます。

アップデートは自動でおこなわれる

windows 自動アップデート

Windows 10のパソコンでは、アップデートが基本的に自動でおこなわれます。アップデート後に予期せぬタイミングで再起動がスタートして、長時間パソコンが使えなくなったり、今まで使えていたアプリがうまく動かなくなってしまったりした経験がある人も多いのではないでしょうか。

そこで以下では、再起動の時間を指定する方法や、一度インストールしたプログラムをアンインストールする方法を紹介していきます。

自動アップデートの時間を調整する方法

Windows 10の更新プログラムがインストールされると、そのプログラムを適用するために、パソコンが再起動されます。

初期状態では、パソコンの稼働時間(アクティブ時間)が8時〜17時に設定されており、その時間帯に再起動することはありません。しかし、パソコンを立ち上げた瞬間にアップデートが開始され、しばらく使えなくなってしまうケースもあります。アクティブ時間は手動で変更することができます。

アクティブ時間を変更する方法

windows アップデート アクティブ時間の変更

「Windows Update」の画面で[アクティブ時間の変更]をクリックします。

windows アップデート アクティブ時間の変更

「現在のアクティブ時間」の箇所で[変更]をクリックしましょう。

windows アップデート アクティブ時間の変更

開始時刻と終了時刻の数字をクリックしてそれぞれ任意の時間を選択し、チェックマークをクリックすると変更できます。

windows アップデート アクティブ時間の変更

最後に[保存]すれば完了です。

すぐに再起動する方法

アクティブ時間を変更しても、長時間使っていないタイミングでパソコンを立ち上げたりすると、自動的に再起動が始まるケースもあります。そのため、時間に余裕があるときに手動で再起動してしまうのも有効な手段です。

windows アップデート 今すぐ再起動する

「Windows Update」を開いてみましょう。Windowsの更新プログラムがインストールされた状態だと、[今すぐ再起動する]というボタンが表示されています。

これをクリックすれば再起動がスタートして、プログラムが適用されます。

アップデートを手動でおこなう方法

アップデートは自動でおこなわれますが、配布されたプログラムがパソコンにインストールされるまでにはタイムラグがあります。自分のタイミングでアップデートを完了させたい場合、「Windows Update」の画面から手動でインストールすることも可能です。

windows 更新プログラムのチェック

その場合、「Windows Update」の画面で[更新プログラムのチェック]をクリックしましょう。

windows 更新プログラムのチェック

利用可能な更新プログラムが表示されて、アップデートがスタートします。

自動アップデートを一時停止する方法

指定した期間、更新プログラムのインストールを一時的に停止することも可能です。

windows アップデート 詳細オプション

「Windows Update」から[詳細オプション]をクリックしてください。

windows アップデート 更新の一時停止期間

「更新の一時停止期間」から、最大35日間先までの日付を指定して自動インストールを停止することができます。どうしても使えなくなるアプリがあると困る場合などに設定しましょう。

更新されたプログラムをアンインストールする方法

更新プログラムをインストールすると、今まで使えていたアプリが作動しなくなったり、不具合が起きたりするケースもあります。その場合は、更新されたプログラムをアンインストールして、前のバージョンに戻すことも検討してみましょう。

windows 更新の履歴を表示する

「Windows Update」の画面で、[更新の履歴を表示する]をクリックします。

windows 更新プログラムをアンインストールする

「更新の履歴を表示する」の画面で[更新プログラムをアンインストールする]をクリックしましょう。

windows 更新プログラムをアンインストールする

エクスプローラが開いて、インストールしたプログラムが実行日順に表示されます。

アンインストールしたいプログラムをクリックし、「整理」の右側に表示される[アンインストール]をクリックします。

windows 更新プログラムをアンインストールする

ポップアップが表示されたら[はい]をクリックすれば、アンインストールが完了します。