USB Type-Cケーブルおすすめ13選、失敗しない選び方を徹底解説【2020年最新版】

USB Type-Cケーブルおすすめ13選、失敗しない選び方を徹底解説【2020年最新版】

最近のAndroidスマートフォンは、多くがUSB Type-Cポートを採用しています。パソコンにも搭載モデルが増え、ワイヤレスイヤホンなどにも採用されはじめています。

これまでに使ってきたmicroUSBケーブルとは違って、ケーブルの種類がとても多く、適当に買うと充電速度が遅かったり、バッテリーの性能が発揮できなかったりすることがあります。

そこで今回は、ややこしい状況にあるUSB Type-Cケーブル(以下、USB-Cケーブル)について整理。具体的なおすすめ製品を挙げながら、自分が持っているデバイスに合ったUSB Type-Cケーブルの選び方を解説します。

USB Type-Cケーブル選びの基本ポイント

まずは、ケーブルの選びで失敗しないための基本ポイントを紹介します。端子の規格については後ほど詳しく説明します。

急速充電を使うなら正規認証品を

急速充電を利用したいなら、バッテリーや充電器とケーブルも規格にあっているものを揃えましょう。最近は安価なケーブルも増えています。充電そのものはほぼ問題なくできますが、急速充電には対応が必要になります。

特に、USB-C×USB-Cケーブル、USB-C×Lightningケーブルは規格に合っていないと高速に充電できないケースが少なくありません。USB-Cケーブルを選ぶ際には、正規認証品とうたわれているものが安心です。

ケーブルは安ければよいわけでもありません。あまりにも安いケーブルは耐久時間が短かったり、断線するなどして発熱や火災などの原因にもなりかねません。耳にしたことのあるメーカーの製品を選んでおけば無難です。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

正規認証品の表示例

ケーブルの長さは用途を考えて選ぶ

ケーブルの長さも、押さえておきたいポイントです。たとえば、スマホとモバイルバッテリーをつないで充電しながら持ち歩きたい場合には、短いほうが便利です。また、コネクターの多い充電器に接続する際も、ケーブルが長いと絡まりやすくなります。

反対に、家で充電しながらスマホを使うなら、コンセントまで届く長さがあると便利です。パソコンへの接続も、ある程度の長さがないと充電しながら使えません。用途を考えて最適な長さのケーブルを選んでください。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

下のケーブルは0.3メートル、上は1.8メートル。さまざまな長さのケーブルが選べるので用途に合わせて選択したい

USB-Cケーブルの種類は大きく分けて3つ

USB-C端子を搭載するケーブルは、コネクターの種類で考えると大きく3つに分類できます。片方はUSB-C端子になり、逆側の端子が3種類あるわけです。

USBーC×USB-Aケーブル

これまで普通に使ってきたUSB端子は、USB Type-Aと呼ばれます。パソコンやモバイルバッテリーに付いている、おなじみのポートに対応しています。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

コンビニなどでもよく見かけるのが、USB-C×USB-Aケーブル

USB-C×USB-Cケーブル

最近増えてきたケーブルで、USB PowerDelivery(以下USB PD)による急速充電に対応します。パソコンに充電する場合には、このタイプのケーブルを使います。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

USB-C×USB-Cケーブルは、USB PDの急速充電に利用する

USB-C×Lightningケーブル

iPhoneやiPad(どちらも比較的新しい対応モデル)に急速充電するために使います。通常の速度での充電なら、今までどおりUSB-A×LightningでOKです。逆に言えば、iPhoneに標準で付いてくる充電器とケーブルでは急速充電はできないわけです。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

最新のiPhoneに急速充電するために使うUSB-C×Lightningケーブル

USB-C×USB-Aケーブルのおすすめ製品

最も一般的なケーブルで、片方がおなじみのUSB端子、もう片方がUSB-C端子になっています。昔から使っている充電器やバッテリーを最新のスマホにつなぐ場合には、このケーブルを選ぶことになります。ただし、最新の充電器はポートがUSB-Cのみというケースもあるので、気をつけてください。

スマホの急速充電がQuickChargeの場合、このケーブルを使うことにより最高速度で充電できます。ただし、QuickCharge 4は後述するUSB PDの規格を含んでいます。今後は、USB PDの普及によってQuickChargeを使うケースは減ってくるでしょう。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

最も汎用的なケーブルがUSB-C×USB-A。モバイルバッテリーも安価な製品はUSB-A端子しか搭載しないので、USB-C×USB-Aケーブルでスマホに充電する

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方
USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

急速充電に対応しないマウスや完全ワイヤレスイヤホンなどの充電はUSB-C×USB-Aで十分

基本的にはスマホ、バッテリー、充電器の規格がどうあれ、スマホ側がUSB-C端子ならこのケーブルで充電は可能です。ただし、規格がマッチしていないと急速充電ができないわけです。

USB-C×USB-Aケーブルを選ぶ際には、56Ωの抵抗が使われているものを選ぶと安心です。これは、充電器などの出力を判別して大きすぎる出力による事故を防ぐ役割があります。最近の製品は、ほとんどが56Ωの抵抗を採用しています。また、USB-AコネクターをUSB-Cに変換するアダプターも、56Ωの抵抗を採用しているものを選びたいところです。

パソコンにSSDなどを接続する際には、データ転送が高速なタイプを選ぶことをおすすめします。USB-C×USB-Aの場合、USB 3.2(Gen2)に対応しているケーブルなら最大10Gbpsの転送に対応します。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker PowerLine USB-C & USB-A 3.0 ケーブル(0.9m)の3本セット。USB-C×USB-Aは種類も多い。多本数がセットになっている製品が割安だ

Anker PowerLine USB-C & USB-A 3.0 ケーブル(0.9m)

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

サンワサプライのUSB2.0 TypeC - Aケーブル(L字コネクタ)は、L字タイプなのでケーブルの取り回しがよい製品

USB2.0 TypeC - Aケーブル(L字コネクタ)KU-CALL02

USB-C×USB-Cケーブルのおすすめ製品

両端がUSB-C端子になっているケーブルです。充電器やバッテリーにもUSB-Cポートを搭載した製品でなければ利用できません。ケーブルに方向はないので、どちら側を使っても問題ありません。

最近の急速充電として主流になってきたUSB PDに利用します。実はこのタイプが最も選択に悩みます。急速充電に対応していなくてもよいのであれば、両端がUSB-C端子のケーブルで充電は可能です。

USB PDによる急速充電をおこないたいなら、「USB PowerDelivery対応」と記載された製品を選びましょう。本来は、規格通りに作られていればUSB PDで充電ができるはずですが、メーカーが対応をうたっているほうが安心です。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

スマホだけでなく、タブレットなどもUSB PDで急速充電できる

USB-C×USB-Cケーブルは規格の種類が多く、わかりづらいのが実情です。Thunderbolt 3対応のケーブルを買えば、ほぼすべてのデバイスに満足して充電できます。とはいえ価格が高く、長さも選べなくなります。そこで、以下3つのポイントを押さえて選んでください。

  1. 充電が60W以上必要かどうか(3A、5A)
  2. 高速データ転送が必要かどうか
  3. 映像出力が必要かどうか

たとえば、データ通信も映像出力もしない充電用のケーブルなら、60Wまでの3Aか、100Wまでの5Aを選べばよいわけです。以降では「スマホに充電する場合」「パソコンに充電する場合」「モニターとパソコンを接続する場合」の大きく3パターンに分けて、より具体的な選び方やおすすめ製品を紹介します。

スマホに充電する場合

スマホの場合は、ほとんどの機種が18WのPD対応なので、USB PD対応ケーブルならほぼ問題なく急速充電できます。もちろん、充電器やバッテリーもUSB PDに対応している製品を選びます。スマホは、対応機種ならどれでも大丈夫です。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブルは、1.8メートルという長さが魅力

Anker PowerLine II USB-C & USB-C 2.0 ケーブル

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

ELECOMのMPA-CC01PNBKは、0.1メートルから2メートルまで選択可能

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブルは、0.3メートルの短いタイプがスマホ向き

Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 ケーブル

パソコンに充電する場合

パソコンにも充電したい場合には、USB PD対応ケーブルでも種類をチェックする必要があります。USB PD対応のケーブルにも3Aと5A対応の2種類があります。61W以上の急速充電が可能なMacBook Pro 15インチモデルなどは、3Aケーブルでは60Wでしか充電ができません。

最近は100Wの出力ができる充電器も登場してきました。パソコン以外を含め、60W以上の出力が必要なら、ちょっと高くなりますが5A対応ケーブルを選んでください。もちろん、5Aケーブルでスマホに充電しても問題はありません。

パソコンが45Wなら、45W以上の出力の充電器と3Aケーブルで急速充電できます。パソコンが87Wなら、87W以上の出力の充電器と5Aケーブルを使うと最大の急速充電が可能です。なお、スマホ用で紹介したUSB-C×USB-Cケーブルも、60Wまでの充電が可能なものを含んでいます。

パソコンの場合は、充電器とケーブルの両方が合っていないと、PDでの充電ができません。出力が不足していると充電そのものができなかったり、できたとしても遅く、使いながら充電器に挿していてもバッテリーが減ったりすることもあります。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

USB PDでパソコンに充電。充電器が90Wに対応していても、ケーブルが3Aだと60Wまでの充電しかできない。パソコンの画面に低速充電のアラートが表示される

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

ケーブルを100W対応の製品に変更すると、アラートが表示されなくなった

パソコンでは、USB-Cポートに外付けのドライブなどをつないでデータをやりとりすることがあります。この際にも、ケーブルが規格に合っていないと高速な転送ができません。

  • USB3.1 Gen2:最大10Gbps
  • USB3.1 Gen1:最大5Gbps
  • USB2.01:最大480Mbps

両端がUSB-Cのケーブルでも、そもそもUSB 2.0とUSB 3.1に対応している製品があります。簡単に規格を分けると上記のようになります。高速なデータ転送を望むなら、高価なケーブルを手に入れる必要があります。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

U2C-CC5P10NBK(ELECOM)は、5A対応で0.5メートルから4メートルまで選べる。データ転送は480Mbpsだ

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

KU31-CCP510(サンワサプライ)は5A対応で長さは1メートル。データ転送は10Gbps

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

KU31-CCP310(サンワサプライ)は3A対応で1メートルのケーブル。データ転送は10Gbps

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 100W ケーブル(1.8m)は、100Wで充電できるパソコン向きのケーブルでデータ転送は480Mbps

Anker PowerLine III USB-C & USB-C 2.0 100W ケーブル(1.8m)

PCとモニターを接続する場合

USB-C×USB-Cケーブルを利用して、パソコンとモニターをつなぐケースも増えています。この場合は、5A(100W充電)のケーブルでも利用できないことが少なくありません。必ず映像出力に対応しているケーブルを使います。あるいは、Thunderbolt 3対応のUSB-C×USB-Cケーブルなら映像出力ができるうえ、高速なデータ転送にも対応します。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 Cableは、0.5メートルのThunderbolt 3対応ケーブル。100W充電に加え、最大40Gbpsのデータ転送にも対応する

Anker USB-C & USB-C Thunderbolt 3 Cable

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

映像出力に対応していないUSB-C×USB-Cでは、外付けモニターが利用できない

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Thunderbolt 3等に対応しているケーブルなら、問題なく利用できる

USBーC×Lightningケーブルのおすすめ製品

iPhone 11 Pro、iPhone 11、iPhone XS、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8(すべてシリーズ)には新しい充電規格が採用されており、実質的にUSB PDの18Wと同様の急速充電が可能です。

PD対応の充電器やバッテリーに加え、対応するケーブルを揃える必要があります。このケーブルが難題です。Appleの純正ケーブルは問題なく使えます。他にも、多くのメーカーから対応ケーブルが発売されています。これらの製品は必ずAppleの正規ライセンスを取得したものを選んでください。

正規ライセンスを取得していないケーブルでも、通常速度の充電はできることがほとんどです。また、急速充電ができる可能性もありますが、iOSのアップデートなどで充電ができなくなるケースも。筆者も、安価なUSB-C×Lightningケーブルを使っていて、アップデートで急速充電ができなくなった経験をしています。

有名メーカーの正規ライセンス対応製品を買うのが安心です。

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

iPhone 11 Pro MaxにUSB PD対応の充電器を接続。ケーブルも対応品なら急速充電できる

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

MPA-CLY07WH(ELECOM)は、柔らかく使いやすいケーブル。0.3メートルから2メートルまでを用意

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

KB-IPLC10W(サンワサプライ)は長さ1メートル。対応するiPhoneに急速充電できる

USB Type-C ケーブル おすすめ 選び方

Anker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル(0.9m)は、手ごろな長さと価格のiPhone対応ケーブル

Anker PowerLine II USB-C & ライトニング ケーブル(0.9m)

まとめ

USB-Cケーブルは価格だけで選ぶと後悔しかねません。急速充電のつもりができていなかったり、また短期間で使えなくなったりすることもあります。ちょっと高めの価格でも、安心して使えるケーブルを選びたいところです。

USB-Cケーブルは非常に多くの種類があるものの、充電速度やパソコンのデータ転送速度を気にしなければ、どれでもほとんど問題なく使えます。こだわって選びたい人は、ややこしい規格を理解してベストな製品を見つける必要があります。

なお、本記事の内容に関連して、動画でもUSB-Cケーブルの選び方について紹介しています。是非ご覧ください。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部