大画面スマホの魅力を解説、ゲームや動画を楽しむのにオススメ

スマートフォンは徐々に大画面化が進んでいましたが、最近は人気のあるサイズがだいたい決まってきました。今は、大きく分けて3つのサイズが人気を集めています。

1つ目は一番小さな「5インチ」前後で、持ちやすいコンパクトなモデルです。iPhone 7などの4.7インチからHUAWEI P9などが採用する5.2インチまでが該当します。このクラスはとにかく小さくて持ちやすく、ポケットにも楽に収まります。手の小さな女性の人気が高いのも特徴です。

2つ目は、最近人気を集めている一回り大きな「5.5インチ」のモデルです。iPhone 7 Plusをはじめ、Galaxy S7 Edgeも同様です。さらに、HUAWEI Meta 9のように5.9インチや5.7インチのモデルも数機種登場しています。

実はこの上の「超大画面モデル」にも一定の人気があります。これが3つ目になります。古くはXperia Z Ultraが6.4インチの画面を採用して一定の人気を集めました。その後に該当するモデルがなく、「ズルトラ難民」という言葉が生まれたほどです。

最近では、HUAWEI P8maxやZenFone 3 Ultraが6.8インチの大画面を採用して話題になりました。この「超大画面モデル」は、一時期「ファブレット」と呼ばれました。スマホとタブレットの中間的なサイズという意味です。今回はその魅力に迫ってみたいと思います。

スマホ 大画面 メリット 魅力

超大画面モデルとして、ZenFone 3 Ultraを例に説明する

超大画面でもギリギリ持ち歩ける

6.8インチというと、とても大きく感じます。実際のサイズは、ZenFone 3 Ultraの場合、186.4×93.9×6.8ミリとなります。

ところが、モデルが古い6.4インチのXperia Z Ultraは179×92×6.5ミリです。最近は狭額縁化が進んでいるために、大画面モデルでもずいぶん小さくなってきました。ZenFone 3 Ultraは、Xperia Z Ultraに比べると幅は約2ミリ大きいだけなのです。

このサイズでもポケットに入れて持ち歩くのは無理があります。とはいえ、5.5インチクラスのモデルも、シャツのポケットに入れるのはキビシイでしょう。コートなどのポケットには入るかもしれません。

超大画面モデルは大きいのですが、カバンに入れて運ぶ人にとってはさほど負担のないサイズなのです。手に持って操作する際も、片手持ちでフリック入力をする人には無理があります。サイズが大きすぎて指が届かないのです。ただしこちらも、5.5インチクラスでもあまりかわらないでしょう。

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左から6.8インチのZenPone 3 Ultra、5.5インチのGalaxy S7 Edge、5.2インチのHUAWEI P9。サイズは大人と子供ほど違う

8インチクラスのタブレットは大きすぎる

試しに、8.4インチのコンパクトなタブレット(MediaPad M3)と、6.8インチのZenFone 3 Ultraを比べてみましょう。

さすがに、8インチクラスになると手で握るのが厳しくなります。手の大きさによっても印象は変わるでしょう。しかし、8インチになると使い方も変わってきて、誰もスマホとは思わなくなるものです。

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8.4インチのタブレットMediaPad M3(左)と比べました。幅が広くもはや握るのは大変です

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右は5.5インチのiPhone 7 Plus。やはりZenFone 3 Ultraは一回り大きくなる

大画面は表示が見やすい

大画面モデルのメリットは、画面が見やすいことです。サイズが大きいので当たり前ですが、5インチクラスのスマホの文字が小さくて厳しいと感じている人には、とても楽に使えます。

ただし、文字サイズが大きいだけと考えるのは早計です。6.8インチクラスになると表示できる情報量が増えます。

今回の比較ではすべて拡大などをせずに初期設定で表示していますが、同じWebページでも表示できる量がずいぶん違っています。

皆さんが今読んでいる「アプリオ」のWebページも、ZenFone 3 Ultraでは見出しの下に冒頭の内容が表示されます。記事を開く前にある程度の内容を把握できるわけです。

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5.2インチのHUAWEI P9とZenFone 3 Ultraを比較。画面が大きなほうが読みやすい上に、アプリの場合は表示できる情報量が違う

「Yahoo!」を表示しても、ZenFone 3 Ultraのほうが情報量が増えます。ただし、こちらはやや空白スペースが目立ちます。

すべてのWebページで大画面のほうが情報量が多いわけではありませんが、見やすく感じることは間違いありません。

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Yahoo!では、左のZenFone 3 Ultraにやや無駄なスペースが表示されてしまった

パソコン用のページも見やすい

最近は、スマホ向けのWebページが増えています。しかし、パソコン向けのページを見慣れている人も少なくないでしょう。また、情報量は間違いなくパソコン向けページのほうが多くなります。

6インチを超えるサイズになると、パソコン向けのページもそれなりに快適に見られるようになります。特に、画面を横にすればストレスなく読めるでしょう。そもそもパソコン向けのページしか用意されていないケースでは、画面の大きなスマホのほうが快適です。

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「Yahoo!」のパソコン向けページもZenFone 3 Ultraを横にすれば快適に見られる。5インチクラスでは文字が小さすぎる

アプリの使い勝手はケースバイケースです。ゲームは、大画面のほうが迫力があることは言うまでもないでしょう。しかし、手に持ち続けてプレイすると、200グラムを超える6インチ以上のモデルは負担になります。

一方で、Excelのようなパソコンと同じファイルを開くアプリは、画面が大きいほど使い勝手が良くなります。

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Excelで文字サイズを同じにすると、6.8インチと5.2インチでこれだけ表示に違いが出る

Androidタブレットは、画面のデザインがスマホとは異なります。一般には通話ができないので、そもそもが別物だと考えたほうが良いでしょう。

タブレットにはタブレット向けに最適化されているアプリが使いやすいものです。しかし、Androidタブレットの人気がイマイチなので、対応していないアプリも少なくありません。

例えば、電卓アプリ「万能電卓」は、画面サイズが大きくても拡大されていくだけです。5.5インチくらいまでは適正なデザインですが、6.8インチになるとギリギリ限界です。8.4インチのタブレットでは、画面のデザインが大雑把に感じる上に、指を動かす距離が長すぎて使いづらくなります。

スマホ 大画面 メリット 魅力

「万能電卓」は画面サイズが変わってもアプリのデザインは同じ。8.4インチのタブレットだと指を動かすのが大変になる

映画や動画にも大画面は最適

映画や動画を楽しみたいときにも、6インチ以上のモデルがバランスよく感じます。迫力のある画面サイズに加えて、手に持っての視聴とテーブルに置いての視聴どちらも違和感がありません。一度ZenFone 3 Ultraで映画を観てしまうと、5.5インチのiPhone 7 Plusの画面が狭く感じます。もちろん、電子ブックも読みやすく、マンガをよく読む人にもおすすめします。

また、カーナビとして使うときにも、非常に勝手が良いでしょう。車載ナビに近いサイズか少し大きめなので、地図も見やすくなります。

5インチクラスのスマホでナビゲーションをするのは、画面が小さすぎて見づらく、やや危険だと思います。

スマホ 大画面 メリット 魅力

カーナビとして使う際にも、車載ナビに近い大きさで見やすいのが嬉しいポイント

大画面スマホのメリットは画面が大きなことだけではありません。本体サイズが大きなためにバッテリー容量が多くなります。

例えば、ZenFone 3 Ultraは4600mAhの大容量でHUAWEI P8maxも4360mAhです。一般的なスマホは、3000〜3500mAhでも大容量と言われるので、ずいぶんと差があります。実際にZenFone 3 Ultra使っていますが、バッテリーはとても長持ちです。画面サイズが大きいだけに消費電力も多いのですが、それを上回るバッテリー容量が効いています。

海外旅行に行く際に飛行機の中でしっかり映画を観ようと思っても、電池を心配することはまずないでしょう。

まとめ

6インチを超える大画面モデルは、誰にでもお勧めできるわけではありません。基本的には、2台目のスマホとして活用したい人に推奨します。

ただし、サイズだけを見て「大きすぎて使う気がしない」と思っている人が多いのは残念です。一度手に入れてその魅力を知ると、とても楽しめます。特にゲームや映画にはおすすめです。逆に、音楽やメール、SNSを中心に利用する人にはオーバーサイズです。

構成・文:戸田覚

編集:アプリオ編集部