X(旧Twitter)のブロック仕様が変更 ブロック中でも投稿が見られる「ブロック貫通」状態に

いいねや返信などはできない

X(旧Twitter)におけるブロックの仕様が変更となりました。公開アカウントの場合、相手をブロックしても相手から自身の投稿が閲覧できるようになっています。

X ブロック仕様変更

ブロックされているユーザーの投稿が閲覧できるようになった

従来のXにおけるブロックは、自身とブロック相手の関係を完全に断つ機能で、ブロック中は相手から自身の投稿が閲覧できないようになっていました。今回の仕様変更によって、ブロックしたアカウントが公開アカウントの場合、ブロック中であってもブロックされた人から投稿が閲覧できるようになっています。

しかし、被ブロックのアカウントができるのは、ブロックしたアカウントの投稿を閲覧することのみ。いいねや返信、リポストなど、相手の投稿に関与する行動はできません。また被ブロックアカウントは、ブロックした相手からフォローが解除され、ブロック中はフォローをし直すことはできません。

アカウントが非公開に設定されている場合は、フォローが外れた時点で投稿の閲覧ができなくなるため、ブロックした相手からの投稿閲覧を防ぐにはアカウントを非公開に設定するしかない状況となっています。

なおXは、ブロックしたアカウントからの投稿はタイムライン上に表示されなくなるものの、フォロー中のアカウントがブロックしたアカウントをメンションした投稿や、自身とブロックしたアカウントが同時にメンションした投稿はタイムラインに表示される可能性があるとしています。

Xのブロックの仕様変更については、2024年10月に発表されていました。Xはブロックの仕様変更によって、ブロックした人に関する有害な情報や個人情報を共有したり隠したりといった行為をブロックされた人が確認できるようになり、透明性が向上すると説明しています。しかし、従来のブロック機能にはオンラインでのストーキング行為などを防止する効果もあったとされ、今回の仕様変更は危険なものであるとの指摘もあるようです。

EDITED BY
TOKIWA