Appleは2024年10月28日、「iOS 18.1」アップデートの配信を開始しました。Appleの生成AI「Apple Intelligence」の初期機能が利用できるようになります。

言葉で写真を検索できる
iOS 18.1では、WWDC 2024で発表されたAppleの生成AI「Apple Intelligence」に対応し、作文ツールや写真の検索機能など、いくつかの初期機能が利用できるようになります。Appleは、12月以降にさらに多くの新しい機能をApple Intelligenceに追加するとしています。
ただし、Apple Intelligenceが利用できるのは、デバイスとSiriの言語を英語(米国)に設定している場合のみ。日本語設定のデバイス向けには、2025年以降に対応する予定です。
Apple Intelligenceへの対応のほか、iOS 18.1では通話録音機能や、AirPods Pro 2のヒアリング補助機能などが追加されます。通話録音機能では、電話やFaceTimeオーディオ通話がリアルタイムで録音可能になります。通話を録音する際には録音中であることがアナウンスされますが、外部機器を利用しなくてもiPhoneのみで通話を録音できます。
リリースノートは以下のとおり。
- 電話
- 通話録音により、通話が録音中であるということがアナウンスされ、リアルタイムで電話またはFaceTimeオーディオ通話を録音できます
- カメラ
- カメラコントロールで素早く前面のTrue Depthカメラに切り替えることができます(iPhone 16、iPhone 16 Plus、iPhone 16 Pro、iPhone 16 Pro Max)
- 新しい“空間”カメラモードで、空間写真を空間ビデオの撮影と共に撮影できます(iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Max)
- AirPods
- ヒアリングチェックを使用すると、科学的に検証されたヒアリングチェックの結果が自宅にいながら得ることができます(18歳以上のユーザが対象)
- ヒアリング補助機能では、周囲の音とミュージック、ムービー、および通話に自動的に適用される、パーソナライズされた臨床レベルの補助が提供されます(18歳以上の軽度から中等度難聴のユーザが対象)
- これらの機能には、ファームウェアバージョン7B19以降が適用されたAirPods Pro 2が必要です。一部の機能は国や地域によっては利用できないことがあります。詳しくは、以下のWebサイトをご覧ください: https://apple.com/jp/airpods-pro/feature-availability/
- このアップデートには、以下の機能改善とバグ修正も含まれます:
- コントロールセンターに、コネクティビティコントロールを個別に追加したり、構成をリセットしたりするための新しいオプションを追加しました
- RCSビジネスメッセージで、RCSで店舗や企業とチャットできます(通信事業者が対応している必要があります)
- ポッドキャストで未再生のエピソードが再生済みとしてマークされる問題を修正しました
- デバイスが発熱しているときに4K 60で収録されたビデオについて、“写真”でのビデオ再生のスクラブ中に動きがぎこちなくなることがある問題を修正しました
- バックアップから復元したり別のiPhoneから直接転送したりしたあとに、車のデジタルキーでパッシブエントリーを使用して車を解錠したりエンジンを始動したりできないことがある問題を修正しました
- iPhone 16またはiPhone 16 Proのモデルで予期せず再起動されることがある問題を修正しました
iOSのアップデート手順については下記記事で解説しています。
EDITED BY
TOKIWA