「さとふる」は2024年5月29日、スマホから全サイトのふるさと納税のワンストップ特例申請ができるサービス「ふるさとPASS」の提供を開始しました。

「ふるさとPASS」は、さとふるを含むあらゆるサイトのワンストップ特例申請の手続きを、スマホとマイナンバーカードで済ませられるサービスです。本サービスを使えば、申請書類の記入や郵送が不要となります。加えて、1つの寄付情報を登録すれば自動で他の寄付情報も追加されるため、「さとふる」以外のサイトで寄付した分も申請可能です。
さとふるは2022年9月に、ワンストップ特例申請の手続きがスマホで完結する「さとふるアプリdeワンストップ申請」の提供を開始しました。ユーザーを対象としたアンケート調査では、9割以上の利用者が「使いやすかった」と回答した一方で、さとふる以外のサイトも利用している人からは「複数のサイトで寄付をしているため面倒」という声もあったとしています。他サイトのワンストップ特例申請にも対応する「ふるさとPASS」の提供により、複数サイトの利用者でもスマホで手続きを完結できるようになるため、利便性の向上が期待できます。

「ふるさとPASS」はマイナンバーカードと、その読み取りのための「e-NINSHO公的個人認証アプリ」をインストールしたNFC対応スマホが必要です。
本サービスを利用するには、まず「ふるさとPASS」のWebサイトにあるQRコードを読み取り、アカウントを登録。次に、ワンストップ特例オンライン申請案内のメールをもとに、自治体や寄付番号などを入力します。1つの寄付情報を入力すれば、他の寄付情報も自動で追加されるため、「さとふる」以外のサイトで寄付した分も申請可能です。
寄付情報が反映されたら、自治体ごとに申請します。申請内容を確認したら、「e-NINSHO公的個人認証アプリ」に遷移するため、マイナンバーカードの券面事項入力補助用パスワードと署名用電子証明書パスワードの入力し、マイナンバーカードの読み取りをすれば完了です。
なお、寄付先の自治体がふるさとPASSに対応していない場合は、本サービスを利用できないため注意が必要です。現時点で対応している自治体はふるさとPASSのWebサイトから確認できます。
また、本サービスはスマホでマイナンバーカードを読み取る必要があるため、パソコンやタブレットでは利用できません。