au・UQモバイル、通常利用でない回線の解約に契約解除料を新設 6月1日以降の新規契約が対象

契約解除料は990円

KDDIは2024年5月24日、auとUQモバイルにおいて、通常利用を目的としていない回線の解約に契約解除料を新設すると発表しました。契約解除料は、2024年6月1日以降の新規契約が対象です。

au UQモバイル 契約解除料

auとUQモバイルは、2023年3月に契約解除料を廃止し、契約期間にかかわらず回線の解約時には料金が発生しないシステムとなっていました。2024年6月1日以降の新規契約を対象として、通常利用を目的としていないと判断された回線に、解約時に990円の契約解除料が請求されるようになります。

契約解除料は、「au・UQモバイルの契約から1年以内に解約」と「通常の利用を目的とした契約ではないとKDDIが判断」の両方の条件を満たした場合に発生します。1年以内の解約であっても、通常の利用であると判断されれば契約解除料は発生しません。

また、au・UQモバイル・povo間の番号移行や、8日間キャンセルによる解約、スマイルハート割引が適用されていた回線の解約も、契約解除料の対象外となります。

契約解除料の請求についてKDDIは、当面の間、解約の翌々月以降となる場合があるとしています。

通常利用ではない回線の契約解除料は、2024年2月から楽天モバイルも導入しています。格安プランなどの台頭でキャリア間の乗り換えがしやすくなった一方で、乗り換え特典の獲得を目的に契約と解約を繰り返すケースもあるようです。契約解除料の導入は、こういった利用に対する牽制にもなるでしょう。

EDITED BY
TOKIWA