グーグル、気になる部分を囲って検索できる「Circle to Search」を発表

カメラとAIを活用した新たな検索方法も導入

Googleは2024年1月17日(米国時間)、画面上の気になる部分をジェスチャーで検索できる新機能「Circle to Search」と、GoogleレンズとAIを活用した新たな検索方法を発表しました。

動画や写真からジェスチャーで検索できる「Circle to Search」

Circle to Searchは、Androidスマホの画面から簡単なジェスチャーで検索ができる新機能。画像やテキスト、ビデオで気になる部分を、“丸で囲む”、“ハイライトする”、“走り書きする”、“タップする”といった方法を使って選択すると、該当の部分に関してGoogle検索ができます。

たとえば、動画内に映っている人が着ている服の詳細を知りたいときや、画像内のテキストの意味を調べたいときなどに、その部分をジェスチャーで選択するとGoogleでの検索結果が表示されます。Circle to Searchを使えば、Google検索をするためにアプリを切り替える必要がないため、動画の視聴を中断しなくても気になる点についてGoogleで調べられます。

Circle to Searchは、Pixel 8とPixel 8 Pro、Galaxy S24シリーズをはじめとして、一部のプレミアムAndroidスマホを対象に2024年1月31日からグローバルで展開されます。

被写体についてAIに質問できる新たな検索方法

また、Circle to SearchとあわせてGoogleレンズとAIによる新たな検索方法も発表されました。Googleアプリでカメラを向ける、または写真やスクリーンショットをアップロードした状態で、被写体について質問をするとAIによる回答が得られます。AIによる回答は視覚的な情報だけにとどまらないため、見たものに関して複雑でニュアンスの異なる質問に対応します。例として、見慣れないボードゲームに対して、ゲームの名称を聞いたり、ゲームの遊び方やルールを聞いたりといった活用法が考えられます。

AIによる回答は、Web全体から関連性の高い情報を集めた概要として表示され、回答に含まれているサポートリンクからさらに詳しい情報を調べることもできます。

GoogleレンズとAIによる新たな検索方法は、今週から米国において英語版を対象に提供されます。ただし、米国外のユーザーであっても、Googleのサーチ・ジェネレーティブ・エクスペリエンス(SGE)を有効化していれば、Googleアプリからこの機能をプレビューできます。

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EDITED BY
TOKIWA