マイクロソフト、Copilotの個人向けサブスクプラン「Copilot Pro」を発表

月額料金は1人あたり20ドル

Microsoftは2024年1月15日(米国時間)、Copilotの個人向けサブスクリプションプラン「Copilot Pro」を導入したと発表しました。

Copilotは、「Bing Chat」をリブランディングして2023年11月から提供しているAIサービス。CopilotのWebサイトやスマホアプリから、誰でもAIのサポートを得ることができます。

今回、文章作成やコーディング、設計などでAIによる高度な支援が必要な個人ユーザー向けに、新たなサブスクリプションプラン「Copilot Pro」が導入されました。Copilot Proでは、GPT-4 Turboへの優先アクセスが可能で、ピーク時でもより高速なパフォーマンスを実現します。近日中にAIのモデルを切り替えられる機能も提供される予定です。

Copilot Pro

「Copilot GPT Builder」では、独自のCopilot GPTを作成できる

また、AI画像生成機能「Image Creator(旧Bing Image Creator)」や、独自のCopilot GPTを作成できる「Copilot GPT Builder」も含まれます。Copilot GPT Builderでは、簡単なプロンプトを入力するだけで特定のトピックにあわせてカスタマイズされたCopilot GPTを作れるため、自身のニーズにだけ応じたAIを導入できます。オリジナルのAIを作成できるという点では、ChatGPTにおける「GPTs」と類似した機能と考えてよいでしょう。

さらにCopilot Proユーザーで、かつ、Microsoft 365 PersonalまたはFamilyを契約している場合は、PCやiPad上のWord、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteでCopilot Proを利用可能です。Copilot Proの料金は月額20ドルで、ChatGPTの個人向けサブスクプラン「ChatGPT Plus」と同額に設定されています。

Copilot Pro

Microsoftは、企業向けプランの「Copilot for Microsoft 365」についてもアップデートを発表しています。従来、Copilot for Microsoft 365は300人以上の大規模組織を対象として提供されていましたが、最小購入数を撤廃。Microsoft 365 Business PremiumおよびBusiness Standardを利用する中小企業向けにも一般提供を開始しました。1人から299人までの組織では、1人あたり月額30ドルでCopilot for Microsoft 365を利用できます。

無料のCopilotユーザーにも、フィットネスや旅行、料理などの特定の目的に応じたCopilot GPTの提供を開始します。また来月から順次、Microsoft 365アプリにもCopilotを追加する予定です。

アプリ「Microsoft Copilot」をダウンロード
EDITED BY
TOKIWA