Twitterは2023年7月13日(米国時間)、返信スレッドに表示されている広告からの収益を、Twitter Blueに登録しているクリエイターと共有するプログラムを開始したと発表しました。
クリエイターとの収益分配プログラムは、2023年2月にイーロン・マスク氏によって導入する方針であることが明らかにされていました。マスク氏の発言から約5カ月でプログラムが実際に始動した形です。
Surprise! Today we launched our Creator Ads Revenue Sharing program.
We’re expanding our creator monetization offering to include ads revenue sharing for creators. This means that creators can get a share in ad revenue, starting in the replies to their posts. This is part of our…
— Twitter (@Twitter) July 13, 2023
広告収益の分配プログムは、すべての国で利用できます。まずは招待されたユーザーに対してのみ展開し、今月末からさらに多くのクリエイターに対象を拡大する予定です。
プログラムの対象となるのは、以下の条件を満たしたユーザーです。
- Twitter BlueまたはVerified Organization(Twitter認証済み組織)に登録している
- 過去3カ月の各投稿のインプレッション数が500万以上であること
- クリエイター収益化基準の審査に合格していること
条件を満たしたユーザーには、返信スレッドの広告収益から報酬が支払われます。報酬は、決済プラットフォーム「Stripe」を通じて支払われるため、クリエイターはStripeのアカウントを事前に用意しておく必要があります。ただし、報酬額の決定条件や目安などの詳細は明らかにされていません。
現時点では、招待されたユーザーのみに提供されているプログラムですが、Twitterによるとプログラムへの申請受付を近日中に開始するとのことです。
本プログラムの本格的な展開により、クリエイターにとってはユーザーにスレッドを閲覧してもらうような投稿が収益に直結することになります。今後はタイムライン上に表示されるツイートでいかにユーザーの興味を惹くかが、投稿作成のテクニックとして求められていくでしょう。