「Meta認証」が日本でも提供開始 InstagramとFacebookでアカウント認証バッジを取得可能に

月額料金は1600円

Metaは2023年7月13日、アカウント認証のサブスクリプションサービス「Meta認証」を、日本で提供を開始したと発表しました。

Meta認証は、InstagramとFacebookで利用できるアカウント認証サービス。サブスクリプションを購入の上、公的機関発行の本人確認書類の提出など、複数の条件を満たしたユーザーにアカウント認証バッジが付与されます。2023年2月から「Meta Verified」として、オーストラリアとニュージーランドでテストが実施されていました。

Meta認証

Meta認証を取得したアカウントには青い認証バッジが付与される

Meta認証の登録者への特典として、「認証バッジ」「なりすましに対するアカウント保護」「アカウントサポート」「登録者のみ利用できる限定機能」が提供されます。なりすましへの対策としてアカウントのモニタリングをおこなったり、アカウントに関する一般的な問題に対して日本語を含むサポートを提供したりと、アカウントの安全性や信頼性を保つことに重点が置かれたサービスと言えます。一方、Twitterで同様のアカウント認証サービスとして提供されている「Twitter Blue」では、登録者限定の機能へのアクセスが主なメリットとなっており、サービスの毛色は大きく異なります。

Meta認証のサブスクリプションは、InstagramまたはFacebookから直接購入できます。月額料金は、Web上で購入した場合は1600円(税込)、App StoreまたはGoogle Play Storeのアプリ内課金からだと2000円(税込)となっています。

現時点でMeta認証の対象ユーザーは、利用資格を満たした個人か、プロフェッショナルプロフィールを利用しているクリエイターのみ。ビジネスプロフィールは対象外です。ただMetaは、将来的にビジネスやその他のコミュニティも含めたすべての利用者に向けたサブスクリプションを構築するとしています。

Meta認証の申し込み資格は以下のとおり。

  • 18歳以上であること
  • 所有している公開または非公開のプロフィールで名前の基準に沿った氏名が設定されており、プロフィール写真に顔が写っていること
  • 二段階認証が有効になっていること(支払い後の設定も可能)
  • 以前の投稿履歴など、最低限のアクティビティ要件を満たしていること
  • プロフィールの名前とプロフィール写真に一致する公的機関発行の本人確認書類があること
  • 利用規約とコミュニティガイドラインに準拠していること

なお、Metaはすでに公人や著名人、ブランドなど、特定の要件を満たしたアカウントに対して無料で認証バッジを付与しています。Metaによると、Meta認証の提供後も無料の認証バッジは維持され、既存の方法での認証バッジリクエストも可能だとのことです。

EDITED BY
TOKIWA