ChatGPTのブラウジング機能が一時停止 有料記事の不正表示に対応

Webページを参照して最新情報を含む回答を生成できる機能

OpenAIは2023年7月3日、ChatGPT Plusユーザー向けに提供しているブラウジング機能を一時停止すると発表しました。

ChatGPT ブラウジング一時停止

ブラウジング機能を使うと、Webページを参照して最新の情報を含む回答も生成できる

ChatGPTのブラウジング機能は、ChatGPT Plusユーザー向けのベータ版機能として2023年5月から提供されており、GPT-4で利用できます。本来、ChatGPTは2021年9月までの学習データに基づいた回答を生成しますが、ブラウジング機能を利用するとWebページを参照して最新の情報を含む回答を生成できるようになります。

OpenAIによると、ブラウジング機能によって「望まない方法でコンテンツが表示される可能性がある」とのこと。URLを貼って全文の表示を求めたときに、不注意にこの要求を満たしてしまう場合を例示しており、海外メディアなどの報道にあるような有料コンテンツの不正な閲覧に対応するものとみられます。

OpenAIは、できるだけ早くブラウジング機能を復活させるよう取り組んでいるとしていますが、明確な時期については明らかにされていません。

EDITED BY
TOKIWA