Snapchatが日本限定ARレンズをリリース 災害時に役立つ体験型シミュレーション

スナチャを通して防災の大切さを啓蒙

Snapchat(スナップチャット)は2023年3月6日、日本限定のオリジナルARレンズをリリースしました。

Snap Japan 代表の長谷川倫也氏は、Snapchatの利用ユーザーの多くが13〜24歳(いわゆるZ世代)であるという点から、東日本大震災や関東大震災を知らないZ世代の若者たちを中心に防災の知識をインプットしてもらう目的のもと、高荷智也氏(備え・防災アドバイザー)との提携により3つの防災シミュレーションレンズの開発を実現させたと発表しています。

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左:「消化器の使い方」レンズ  中:「AEDの使い方」レンズ  右:「洪水シミュレーション」レンズ

開発された3つのレンズでは、「消化器の使い方」「AEDの使い方」「洪水シミュレーション」をスマホの画面越しでリアルに体験可能。それぞれ、スナップチャットのカメラから専用QRコードを読み取ると利用できるようになります。

Snapchat
Snapchatアプリでレンズを呼び出す方法
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アプリを開き、立ち上がった撮影画面にSnapコード(専用QRコード)を写します。すると画面下に[検出されたSnapコード]と表示されるので、そこをタップしてください。

該当のシミュレーションレンズが表示されます。

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左:Snap Japan 代表 長谷川氏  右:備え・防災アドバイザー 高荷氏

  • ​​​​​​「消化器の使い方」レンズ:実際に消化器を触ったことのない人にもわかるよう、手順を1つずつ確認・体験できる
  • 「AEDの使い方」レンズ:人が卒倒したときに、AEDを使う手順を確認・体験できる
  • 「洪水シミュレーション」レンズ:津波や洪水が起きた時にどのくらいの水位がくるのかを確認し、早期脱出の目安を認知できる

なぜこの3つの防災に着眼したレンズをリリースしたのか。その理由は「災害の初動で死なないための準備として、命を守ることに直結する行動だからだ」と高荷氏は言います。また、体力や行動力で乗り切れるレベルを超えた災害時の生死は防災知識の有無で決まるため、各防災機器や防災状況の認知がとても重要とも語りました。

今回発表されたSnapchatの防災シミュレーションARレンズは「死なない・死なせないための防災知識」の啓蒙に繋がるはず。3月11日(東日本大震災)や9月1日の防災の日(関東大震災)を前に、マスメディアなどを通して災害や防災への意識が高まる中、Snapchatの防災シミュレーションレンズがより多くのユーザーの利用に繋がることを願います。

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EDITED BY
BOTAN