Googleは2023年2月8日(米国時間)、Google翻訳において文脈に沿った翻訳機能を導入すると発表しました。

Google翻訳での文脈的な翻訳機能は、英語と日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語を対象に今後数週間で展開される予定です。Googleによると文脈的な翻訳では、意図に応じて適切な言い回しや、地元の慣用句も正確に翻訳するとのことです。

文脈によって異なる意味を持つ単語を含む文章の翻訳もできるようになるという。現在のGoogle翻訳では文脈的な翻訳はできていない
たとえば、「bass」という単語を含む文章では、魚のバスを意味する場合と楽器のベースを意味する場合があります。現在のGoogle翻訳では、どちらの文脈でも「bass」は「ベース」と訳されることもありますが、文脈的な翻訳では前後の文章の意図にあう意味が正確に訳出されるというわけです。

単語のもつ複数の意味を同時に翻訳してくれる
また、Google翻訳に単語を入力した際に、その単語が複数の意味を持っている場合、それぞれの意味に応じた訳語を提案してくれる機能も新たに追加されるようです。
そのほか、iOS版Google翻訳アプリへの新デザイン導入や、少ないタップで言語を選択できるジェスチャーなどの新機能の追加も発表されています。
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EDITED BY
TOKIWA