Metaは2023年1月27〜29日の3日間限定で、ポップアップイベント「Meta Bookstore」を代官山 T-SITE GARDEN GALLERY(代官山 蔦屋書店の近く)でオープン。イベント会場では蔦屋書店の協力のもと、Metaによるパーソナライズ広告の疑似体験ができます。
本記事では、「Meta Bookstore」のイベント詳細や、オープンに先立ち実施されたパーソナライズ広告についてのトークセッションの様子をまとめました。期間中に「Meta Bookstore」で体験をした人に、オリジナル図書カードがもらえるキャンペーンも同時開催しています。
- 開催日時:2023年1月27日13〜20時、1月28日10〜20時、1月29日10〜20時
- 開催場所:代官山 T-SITE GARDEN GALLERY(東京都渋谷区猿楽町16-15)
- 料金:無料
「Meta Bookstore」とは?

Meta Bookstore(1月27〜29日期間限定オープン)
「Meta Bookstore」は、蔦屋書店コンシェルジュが厳選した本の中から、自分の興味・関心に基づいたおすすめの一冊を見つけられるポップアップイベント。1月28日の「データプライバシーデー」に合わせて開催され、来場者はFacebookやInstagramにおける「パーソナライズ広告」の仕組みや、プライバシーを管理しながら賢くSNSを活用する方法について、体験を通じて楽しみながら学べます。来場は誰でも無料です。
パーソナライズ広告とは?
利用者の興味・関心に沿った広告のこと。広告を見たユーザーは、自分の興味・関心のある新しい商品やサービスなどが発見できるようになる。

会場内のQRコードを読み取って特設サイトにアクセス
会場内のQRコードを自身のスマホで読み取って、特設サイトにアクセスすると、自分の関心度の高いカテゴリーが選べるようになります。ジャンルは「アート」「クルマ」「音楽」「スポーツ」「料理」「ファッション」「建築・デザイン」「旅行」の8種類。
続いて画面に従って「今読んでみたいと思う本はどんな本ですか?」という問いに回答すると、結果に合わせてコンシェルジュおすすめの本が画面に提示されます。

会場ではコンシェルジュおすすめの本が試し読みできる
会場ではその本を実際に手に取って試し読みでき、気に入った本があれば、近くの代官山蔦屋書店で購入可能です(会場内では購入不可)。
また、会場にいるスタッフからインスタやFacebookの管理機能のレクチャーを受け、その場で機能を試した人にはMetaオリジナルデザインの図書カード500円分がもらえます。ただし、上限枚数に達し次第、配布は終了となります。
なお、コンシェルジュがおすすめの本を提案してくれる特設サイトは、どこからでも閲覧できます。イベント終了後も2023年中は利用可能です。
パーソナライズ広告とプライバシーに関するトークセッションも
Meta Bookstoreの一般公開前に開催されたメディア向けイベントでは、Metaにおけるパーソナライズ広告や、プライバシー管理についてのトークセッションも実施されました。
前半は、InstagramやFacebookに流れてくる広告がどうやって選定されているのかや、広告選定時(パーソナライズ)のプライバシー保護はきちんとできているのかといった、利用者の漠然とした不安・疑問について答えていくというセッション。

プレゼンをおこなうFacebook Japanの小俣氏
Facebook Japan小俣栄一郎氏は、「プライバシーの保護とパーソナライズ広告は両立できる」と話した上で、プライバシー保護への取り組みについてユーザーに対し透明性を保つとともに、プライバシーのコントロール権限(設定など)を利用者に委ねることで両立を実現させると述べました。
また、プライバシー保護テクノロジーの積極的な導入を進め、より安心してユーザーがSNS体験をできるよう取り組んでいるとのこと。特に10代の若年層がInstagramやFacebookを快適に楽しめるように、"誰にでも伝わるような"言葉を使ってプライバシーポリシーや設定方法などを改訂・リリースするよう努めていると、情報伝達の重要性についても強く語っていました。

左:Facebook Japan 小俣氏、中央:成蹊大学客員教授 高橋氏、右:株式会社FinT CEO 大槻氏
後半では、高橋暁子氏(成蹊大学 客員教授)、大槻祐依氏(株式会社FinT 代表取締役)が登壇。「プライバシーを管理しながら賢くSNSを使う方法」というテーマでトークセッションがありました。
SNS広告への専門知識がある2人だからこその視点で、「広告への不信感をなくしていくことが日本の企業に求められていることだ」と話し、利用者側がパーソナライズ広告を駆使して、自分の求めている商品やサービスに出合う楽しさを体感してほしいと強調。
大槻氏による「Z世代は広告に対して好意的で、インフルエンサーのPR投稿などから購入に行き着く機会が多い」という発言は印象的で、広告は警戒するものではなく、情報収集の手段の一つになっていることを改めて認識させられました。
実際にインスタのフィードやストーリーにも自分の興味関心に沿った広告が日々流れてきますが、それらのパーソナライズ広告によって、タイパ(タイムパフォーマンス)良く商品やサービスとマッチングできることは確かです。「自分に興味ないな」と思った広告は非表示にできる機能も追加されているので、そういった情報の取捨選択をしていけば、インスタ・FacebookでのSNS体験はより快適になるでしょう。