Twitter CEOに就任したイーロン・マスク氏は2022年11月5日(米国時間)、「Twitterはまもなく長文テキストをツイートに添付する機能を追加し、メモ帳スクリーンショットの不条理を解消します」として、Twitterへの長文投稿機能を正式に追加することを発表しました。あわせて「クリエイターのマネタイズが後に続く」と明言しています。
Followed by creator monetization for all forms of content
— Elon Musk (@elonmusk) November 5, 2022
Twitterの長文投稿機能は「Notes」という名称で今年6月から実装テストが一部で開始されています。10月28日のTwitter買収後、アカウント認証の有料化やTwitter Blueの価格変更、従業員の大量解雇などマスク氏は矢継ぎ早に動いているため、長文投稿機能も近日中に正式追加される可能性が高いものと思われます。
加えてマスク氏は「あらゆる形態のコンテンツを対象とするクリエイターのマネタイズが後に続く」と宣言しました。マスク氏は以前から、クリエイターがTwitterプラットフォーム上でコンテンツを収益化できるようにするべきだと主張しており、今回の発言もその趣旨でしょう。長文投稿だけでなく、動画や写真など、文字通りあらゆるコンテンツに対して課金機能を導入していくことが想定されます。具体的にどのような形での課金形態になるのかは不透明です。
お金を稼げる場には無法者が集まるのが世の定め。適切な対策を怠れば、コピーコンテンツが溢れることになるのは目に見えています。Twitter社にはクリエイターを守るプラットフォームを維持する運営が求められます。
一方、Twitterの拡散力をテコにしてクリエイターのコンテンツを収益化してきたウェブサービスは少なくありません。各サービスに何らかの影響が及ぶことは避けられないでしょう。
Twitterプラットフォームのエコシステムにどのような変化が起きるのかが注視されます。