Twitterは2022年6月23日、長文投稿機能「Notes」のテストを開始したと発表しました。少数のライターがテストに参加しており、投稿はTwitter内外で閲覧できるとのこと。ほとんどの国がテスト対象国とされています。
✨ Introducing: Notes ✨
We’re testing a way to write longer on Twitter. pic.twitter.com/SnrS4Q6toX
— Twitter Write (@TwitterWrite) June 22, 2022
「Notes」機能は、「Twitter Articles」機能として開発が進められてきたことが今年に入って明らかになっており、ここ1〜2カ月のあいだに名称が現在の「Notes」に変更されたことも確認されていました。

TwitterのNotes機能。書き手はWriteメニューから新規Noteを作成できる
新規Noteは「Write」メニューから作成を開始できます。Notes画面では、公開済みのNoteと下書きのNoteを一覧でき、Noteを書くフォームも表示されます。執筆に集中したい場合は、フォームを全画面表示すれば、通知などの雑音に邪魔されません。
フォームのエディターは、エディターとして一般的な機能が備わっているようです。太字・イタリック・打ち消し線・リストといったスタイル機能とリンク機能、メディア(画像・GIF・ツイート)機能などを利用できるほか、右上にはワードカウントも表示されています。記事の顔となるティザー画像の設定も、その場で切り抜きができて簡単そうです。

Twitterで作成したNoteは、そのままツイートできるほか、リンクで共有することも可能
Noteはツイートできるほか、リンクで共有することもできます。TwitterのフォロワーにNoteを共有でき、Twitterアプリ内でNoteを読めるので、Twitterユーザーがちょっとした長文を書くなら「Notes」機能は有力な選択肢になる可能性は高そうです。画面を確認するかぎり、Noteに限定公開機能は用意されていません。鍵アカウント(非公開アカウント)がNote機能を利用できるのか、できるとしてフォロワーのみに限定して公開できるのかは不明です。
なお日本では2022年現在、ブログプラットフォームの「note」(運営はnote株式会社)が幅広いユーザーを集めています。Twitter「Notes」機能は「note」と機能的に競合する面があり、仮に「Notes」ユーザー数が増えれば「note」にとってはちょっとした脅威になるかもしれません。また、それ以前の問題として名称が非常に似ているため、「Notes」機能が普及すればするほど、単に「ノート」と言えば「Notes(ノート)」と「note(ノート)」、はたまた紙のノートのどれを指すのか、会話の中で混乱を生みそうです。