Snapは2022年8月31日(米国時間)、収益の成長率の低下を理由として、Zenlyをはじめとした複数のプロジェクトの整理をおこなうと発表しました。
Snap社は、写真共有SNS「Snapchat」のほか、現在地共有が可能なコミュニケーションアプリ「Zenly」などの運営をおこなっています。今回、同社CEOのEvan Spiegel氏から従業員へのメモで、低い収益成長率を原因とするプロジェクトの縮小が実施されることが明らかになりました。
メモによると、Snap社の前年同期比の収益成長率は8%で、予想よりもかなり低い数字であったとのこと。今後の大きな損失を避けるために、戦略的優先事項である「コミュニティの成長」と「収益の成長」「拡張現実」の分野に貢献しないプロジェクトは投資の大幅削減または中止が決定されました。それに伴い、チーム規模の約20%削減も実施されています。
そのなかでZenlyは、ボーカルエフェクトアプリ「Voisey」とともに、終了に向けてすでに取り組みを始めているサービスとして挙げられています。ほかにも、Snap Originals、Snap Minis、Snap Games、ドローンカメラ「Pixy」への投資を中止すると表明しています。
ただZenlyに関しては、メモにおいて終了への取り組みを開始した段階であるとしているため、即座にサービスが終了するというわけではないようです。Zenlyのサービス提供予定に関する続報は、今後Snap社より発表されるものとみられます。
更新(20時59分):ZenlyのTwitter公式アカウントが数カ月後のサービス終了を告知しました。
zenlyをご利用くださっている皆さまへ
日本でも多くの方々にご利用いただいているzenlyですが、親会社の事業の再構築と再集中化にともない、数カ月後に提供を終了いたします。
現在のご利用には直ちに影響はありませんが、今後また追ってご案内させていただきます。#サービス終了突zenly— zenly japan (@ZenlyJP) September 1, 2022