Googleは2022年8月22日(米国時間)、Google TVの読み込み速度やストレージ使用量に関する機能改善を発表しました。
Google TVは、Chromecast with Google TVやAndroidスマートTVに搭載されています。今回、Googleはユーザーからのフィードバックに応える形で、読み込み速度の高速化や端末ストレージの解放といった機能改善を実施しました。

Google TVのホーム画面の読み込み速度が高速化する
Google TVの読み込み速度については、CPUの最適化とキャッシュ管理の改善により、Google TVのホーム画面読み込み時間を短縮。すでにロールアウトを開始しており、今後Google TVを搭載するすべてのデバイスに適用されます。そのほか、タブ内でのスクロールやタブ間の切り替え、「ライブ」タブの読み込みも高速化しました。
キッズプロフィール向けにも読み込み時間の高速化を実施。キッズプロフィールに切り替えてからコンテンツを閲覧し始めるまでの時間を短縮したり、キッズプロフィール読み込みからアプリ起動までの待ち時間をなくしたりといったアップデートがおこなわれています。
また、Google TVを搭載するデバイスの容量不足問題にも機能改善が実施されました。

「空き容量を増やす」メニューは、Chromecast with Google TVに実装済
Google TVの設定に「空き容量を増やす」メニューを追加することで、キャッシュや使用していないアプリの削除が簡単にできるようになります。Chromecast with Google TVには2021年12月のアップデートですでに搭載されている機能で、Google TV搭載のスマートTVの次のシステムアップデートに組み込まれる予定です。
ストレージ管理機能による手動のストレージ解放に加えて、自動的に端末のストレージを解放するバックグラウンドプロセスも導入されました。Chromecast with Google TVは内蔵ストレージが8GBのみ、かつ、OSがその半分近くを占めるため、複数のアプリをインストールしているとすぐにストレージが埋まってしまいます。バックグラウンドプロセスの導入で端末ストレージを解放することによって、少ないストレージの効率的な使用への一助となるでしょう。